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摂食障害について

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旧サイトからの転載で、治った人は何をしたの?きっかけは?みたいな記事を残してあります。 最近の記事からのおすすめも、たまに入れます。
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記事一覧

カウンセリングはたまねぎ理論

カウンセリングはたまねぎ理論

最初にどこで聞いたのか忘れたけど、

「カウンセリングは、
たまねぎの薄皮をむくように
まずは外側からやさしくやっていく」

と聞いて、なるほどなーと
思ったことがあります。

今日は「カウンセリングなんて意味ない!」
と絶望してたわたしの失敗談とか、

これから受ける人への心がまえとか、
そういうしくじり先生的なお話です。

◆わたしがカウンセリングを受けた理由
うつ&摂食障害だった20代のころ

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支えになった言葉【摂食障害を治す編】

支えになった言葉【摂食障害を治す編】

今日は、わたしが摂食障害から抜けだすうえで何度も思い返した言葉を3つ、紹介します。

人によっては、けっこうキツいかもしれません。でも、暖かい言葉だけじゃ変わらないのも事実でした。

↑上の記事を読んでみて、
「あっ似たとこあるかも」って思った人や、「今の現状を変えたいなー」って思ってる人はぜひどうぞ。

ちなみに3個のうち2つは、マンガのセリフです。

◆第3位「諦めたらそこで試合終了だよ」「諦

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めちゃくちゃ個人的な、摂食障害の線引き

めちゃくちゃ個人的な、摂食障害の線引き

線引きというか、症状による分類というか。

いちおう一通り経験した、あくまでわたしの内側にあったものからの印象です。

過食は、渇望。

過食嘔吐は、渇望と、焦り。

拒食は、消えてなくなりたい。

下剤は、一掃。

チューイングは、拒絶。

胃痛は、叫び。

自傷は、安心。

どれもね、自分の欲求が
爆発してる状態だったと思うよ。

かつぼう
【渇望】
のどのかわいた人が水をほしがるように、心か

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「障害はなくせる」という考え方

「障害はなくせる」という考えかた、あなたは信じますか?

わたしは、わりと信じてるひとです。

ちなみに、わたしは専門家ではないので、「こういう意見もあるんだなぁ」くらいの受け止めかたをしていただけるとうれしいです。

ただのASD男子(10歳)のオカンで、自分はおそらくグレー。摂食障害とうつは経験者です。

◆障害とは、「状態」をさす言葉。

もう5年くらい前かな、
発達障害のある子の保護者向け

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「自己管理できない」とかうっせえわ

「自己管理できない」とかうっせえわ

いきなり刺したタイトルですみません。

でも、太っている=自己管理できてない、って思われるのがイヤで、自由に食べられない人が、わたしの体感としてかなり多いもので。

でもね、こういうのもOKなメディアがnoteだと思うので、あえて書かせてください。

◆自己管理できてないって、そもそもなに?
いまの日本でね、「自己管理できてない!」って問題になるのって、だいたいこの3つだと思うんですよ。

① 時

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一日中食べ物のことばかり考えてしまう…その理由、知ってますか?

一日中食べ物のことばかり考えてしまう…その理由、知ってますか?

「一日中、食べ物のことで頭がいっぱい」

「食べたら、すぐ次の食事のことを考える」

「何を食べようか、いつも悩んでしまう…」

こんにちは、元管理栄養士の笹喜まきです。

「一日中、ほんとに食べ物で頭がいっぱい」は、相談をうけるなかでも、とくに多いお悩みです。

いいかげんやめたいのに、やめられないんですよね。

この記事では、約10年摂食障害だった私が、その理由と対策をわかりやすく解説します!

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摂食障害だった10年間をざっくりまとめました

摂食障害だった10年間をざっくりまとめました

わたしは17歳のころから約10年間、摂食障害でした。

症状としては、拒食症→過食嘔吐です。

途中から適応障害・うつ病もプラスされて、ほんとにギリギリ動いてるみたいな生活をしていました。

そして27歳くらいに自力で治って、そこからは好きなものを食べても太らない人生をおくっています。

ここでは、その頃の状態や、当時考えていたこと、参考にした本などを、リアルな記録として残しておきます。

そもそ

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