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子育て、児童虐待

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記事一覧

「大丈夫」の裏側 ~幼児期の子どもが内緒にしている悩み~

「大丈夫」の裏側 ~幼児期の子どもが内緒にしている悩み~

「ママ、大丈夫だよ!」「大丈夫、心配しないで!」
子どものこの言葉で、多くのお母さんはひと安心することでしょう。
でも、本当に大丈夫なのでしょうか。
今回は幼児期の子どもの心に焦点を当て、「大丈夫」という言葉の裏側に隠されている不安や悩みを探ります。

なぜ「大丈夫」というのか幼児期の子が「大丈夫」という裏には、こんなSOSが隠れている可能性があります。

①分離不安

保育園や幼稚園に行くと、親

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子育て罰ってなぁに?~時代の変遷とこれまでたどってきた自分の経験から~

子育て罰ってなぁに?~時代の変遷とこれまでたどってきた自分の経験から~

2月18日付のPRESIDENT Onlineで浜田敬子さんが投稿された「子育て罰」に関する記事がとても印象に残りました。
「子育て罰」とは、子育てをする親が、社会や政府から見放されてまるで罰を受けているかのようにママ・パパが感じることをいいます。
わたし自身、子育てを「孤育て」と感じていた時期も経験し、社会に関われない怖さを感じていた時期もあったので人ごとではありません。
具体的にどのような部分

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原点は「わが子の事実」

原点は「わが子の事実」

私が長らく離れていた教育の世界に戻ろうと思ったのは、子を育てる親として学校に通わせるようになってから。自分が学生として過ごしていた小中学生の時代と今とではだいぶ学校のなかの様子が変わってしまったと感じたからです。

私自身、特に中学時代は今でいうところの「いじめ」にあっていたこともあり、あまりいい思い出はなかったのですが、その中でも多少の居場所、自分だけの空間を見つけて、なんとか毎日学校に通えたの

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「自由」の解放感と辛さ

「自由」の解放感と辛さ

あなたは「自由」という言葉を聞いたとき、頭にどのような光景を思い浮かべますか?
私は、かごの中にいた「私」という鳥が大空に羽ばたく姿が思い浮かびました。
多分、皆さんも、第一印象では似たような光景を思い浮かべたのではないかと思います。

無意識のうちに解放感に満ち満ちた状況=解放、を思い浮かべがちですが、先日、知人と話をしていく中で「自由ってこわいよね」という話がでてきました。

・真っ白い画用紙

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幼児教育ラボ 第57弾 もりのようちえん ~セミナーレポート~

幼児教育ラボ 第57弾 もりのようちえん ~セミナーレポート~

主催者の一人でもあり、最近参加させていただいている「Believers」の代表でもある熊野英一さんがFBでアナウンスしていたのを偶然見つけたので、今回57回目にして「幼児教育ラボ」に初参戦しました。
インクルーシブ教育を公教育で、と思いつつなかなか浸透しない理由として、管理教育との相関があるのでは、と最近感じています。その反動からか、義務教育以前の幼児教育に興味を抱くようになりました。
「もりのよ

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あしたの寺子屋 キックオフイベント

あしたの寺子屋 キックオフイベント

トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターの船橋氏をはじめ、様々な大物メンバーがボードメンバーとして名を連ねている「あしたの寺子屋」。
地域格差の解消、グローバル視点をもつ次世代の育成、落ちこぼれ・ふきこぼれのすくいあげ、人脈ネットワークの構築などを実践し、地方を中心とした1,000教室展開を目指し、一大ムーブメントを起こすべく、キックオフイベントが11/4に開催されました。
バラエティに富

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「寄り添う」と「認める」

「寄り添う」と「認める」

先日、所属しているTeacher’s Flagの1on1の様子をライブで見る機会がありました。

メンターとメンティーとの間で、「寄り添う」と「認める」というのは違うのでは、というやり取りをみていて、確かにそうだなと思いました。

では、「寄り添う」と「認める」、両者のどこが違うのでしょうか。
そして、人と向き合う上でどういうスタンスで対応していけばいいのでしょうか。
自分なりの考えをまとめておき

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「ティーチング」から「コーチング」の時代へ。その背景とは

「ティーチング」から「コーチング」の時代へ。その背景とは

ここ数年、再び真剣に「きょういく」と向き合うようになって改めて感じることがあります。

それは、これからの時代は「ティーチング」ではなく、「コーチング」を欲する時代になるであろう、ということです。

思いに至った背景を記しておきたいと思います。

戦後の人材不足。そしてもてはやされた「金の卵」遡ること、70年あまり。
敗戦国・ニッポンは、壊滅的な状況でした。
一番の働き手であり、これからの日本を背

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ヘッドファーストとフットファースト

ヘッドファーストとフットファースト

先日オンラインで参加していた、「21世紀を生きるこどもたちをどう育てるか」。
この中で、「いまの人たちはヘッドファーストの方が多い、ただしこれから未来を見据えていくにはフットファーストでいかないとたちゆかなくなる」というお話をうかがい、はっとしました。

実はGoogleで「ヘッドファースト」「フットファースト」を検索しても、ダイビングの動画ばかり出てくるので、専門用語としてこのような言葉は存在し

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大谷育美のモンテッソーリトーク!

大谷育美のモンテッソーリトーク!

「じぶん革命塾2020」でともに起業に関するエッセンスを学んでいる大谷育美さん。モンテッソーリ教育の英語幼稚園を福岡県北九州市で展開しています。
実は、私も2014年に再び東京に転居するまで14年ほど北九州市に住んでいました。その時は彼女とは知り合いではなかったのですが、今年はじめに訪れた萩合宿時に知り合いました。今回のセミナーで、以前私が毎日のように買い物に行っていたショッピングモール内でモンテ

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いま、小中学校での通知表評価は「絶対評価」だってこと、あなたは知っていましたか?

いま、小中学校での通知表評価は「絶対評価」だってこと、あなたは知っていましたか?

母親となり、子どもたちが小学校に通うようになったころ抱いた違和感。
「私が受けてきた時よりも、全体的に評価甘め?」
それは、彼らが中学に通うようになってからも同じ。

そして「1」という評価が下されたら大抵の高校には入れない、という衝撃の情報をキャッチし、ますます違うと感じるようになりました。

いや、クラスに数人いるはずでは…
その子達は専門学校とか通信にみんな流れていくとか?
これはもしかして

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21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたVol.4--イベントレポート

21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたVol.4--イベントレポート

7/13(日)、Skyrocket Projectさん主催の教育トークショー「21世紀を生きる子供への大人のかかわりかた Vol.4」が開催されました。ゲストに武内隆明さん、谷口貴彦さん、若新雄純さんのお三方を招いてトークイベントが開催されました。
①正解のない時代の新しい生き方・学び方・働き方、②子供の可能性を引き出す大人のかかわり方、の2点を中心に話が展開していきました。

武内隆明
1984

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東京から地方へ移動するときにあらかじめ知っておきたいこと--お金と生活の話

東京から地方へ移動するときにあらかじめ知っておきたいこと--お金と生活の話

先日、オンラインイベントに参加したときに「地方格差を感じる」という意見があり、自分のことを少し思い出していました。

私自身の半生をひもとくと、1970-80台をほぼ千葉で過ごし(生まれは大阪)、大学卒業と同時に東京へ転居。
ほどなく独り暮らしを始め、1999年に転居とともに結婚。
2000年に夫の転職を機に北九州市に転居して2014年の春まで過ごし、夫の退職・フリー転身を機に東京に戻ってきて7年

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21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたvol.2--イベントレポート

21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたvol.2--イベントレポート

7/5(日)、Skyrocket Projectさん主催の教育トークショー「21世紀を生きる子供への大人のかかわりかた」が開催されました。
ゲストにインフィニティ国際学院の大谷真樹先生、トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターの船橋力先生、ドルトン東京学園副校長の安居長敏先生をお招きし、日本の学校教育の現状と選択肢をもう少し広くしたこれからの教育の展望を考察しました。
今後の教育に大人はど

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