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トロント、みっつめの仕事。そして帰国後。【後編】
工房では額縁をつくり、地下ではボスの話を聞く。私はなんとか額縁づくりに長く時間を割けるよう、話を切りあげるスキルを磨いていきました(何やってんだか)。
働き始めて数日が経った頃、若い夫婦がリトグラフ作品を持ってお店にやってきました。接客英語を学ぶべく先輩の隣で対応を見せてもらうことにしました。その後お客さんがお店を跡にしてすぐ、先輩からそのまま「これ、やってみる?」と仕事をいただきました。ガラス
トロント、みっつめの仕事。そして帰国後。【前編】
1年過ごしたカナダから、帰国して程なく、私は東京都内の額縁屋でアルバイトを始めました。お客様から絵画や写真などの作品をお預かりして、額縁メーカーにサイズぴったりの額を発注、額装した状態でお客様にお返しする仕事です。
自分の人生に突如として現れた「額縁」という存在。これには理由があります。トロントでのワーキングホリデーの折り返し地点、最後にたどりついた仕事こそ、額縁屋でのバイトだったからです。
Interview18-②/なんで仲良くなれたかな
ナサさん【左】(語学学校のクラスメイト・日本人・3か月間留学中)
ナオコ【右】(語学学校のクラスメイト・日本人・1年間ワーホリ中)
語学学校で知り合った3人で、
10日間のニューヨーク旅行へ行きました。
その道中、セントラルパークで体を休めながら
お話を聞かせていただきました。
前回は、2人がトロントにたどり着くまでのお話。
今回は、滞在3か月間での経験やこれからについてのお話です。
旅の中
Interview 17/"小さな地球"に暮らす
リナ(ホストマザー・アフガニスタン出身)
ルイス(ホストファザー・メキシコ出身)
バッキ―(2人の愛犬・ポメラニアンとハスキーの雑種)
「人種のサラダボウル」「モザイクシティ」
「マルチカルチャー」など
さまざまな国籍の人が集うトロントは、
いろんな言葉で例えられます。
私のお気に入りのたとえは「小さな地球」です。
大袈裟に聞こえますが、これが結構本当で、
カナディアンに会うのがちょっと難しいく
トロント、ふたつめの仕事で。
帰国して早くも1か月が経ちました。日本で久しぶりに会う友達からはよく、「カナダに住んで驚いたことは?」とおみやげ話を求められます。これが未だにうまく話せず、忘れていくことも多く、どうにも消化不良です。そこで今時間をたっぷり使って、エピソードトークの用意をしておこうと思います。
カナダに滞在して「自分史上初」という経験がたくさんできました。1人で国際線に乗ったこと、マリファナの匂いを嗅いだこと(街
トロント、ひとつめの仕事。
少し前の話になりますが、約3か月間働いていた仕事を辞めました。トロント生活で初めて勤めた会社でした。かっこよく言えばサプライヤー、リアルに言えば鮮魚を扱う倉庫スタッフです。カナダ産サーモンやオイスター、タコイカシイラムールガイタイハドックコッドマックレル……。朝10時から夜7時まで、トロント中のスーパーやレストランから寄せられたオーダーをもとに、魚を箱に詰めたり、製品が入った箱を積んでいく業務です
もっとみるいろんな人が生きやすい場所って
トロントは法的に同性婚が許されているそうで、女性同士、男性同士のカップルをよく見かけます。当初は少しだけ驚きましたが、今やもう見慣れた景色の一部です。6月からはプライド月間(性の多様化を啓発するキャンペーン期間)で、その風潮はより強くなっていて、性的マイノリティのシンボルである虹色の旗が、街のいたるところで掲げられています。
ここに来て意識的に知るようになったのですが、性的マイノリティにはLGB
お呼びでないのかこの街に
トロントに来ておよそ3か月。語学学校卒業日&ホームステイ先退去日まで10日を切ったところで、ようやく次に身を置く部屋が見つかりました。
部屋探しは困難を極めました。かかった時間はおよそ2か月。メールは50通以上、内見は8軒。
つい最近まで頭の中は「部屋探し」でいっぱいで、静かに迫る退去日に毎日毎秒震えていました。街を歩けば「なんでこんな家があるのに見つかんないんだ」と思っていたし、電車に乗れば「