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新緑が沁みる無人駅と、美味しいものたち〜岡山県津山市。
この春、かつての仕事仲間が岡山県北部、津山に近い町に引っ越した。
東京で暮らしている姿以外は想像できないくらいの、80年代シティポップを思わせる元祖シティボーイであり、今年中に本を二冊出版する予定の売れっ子のライターさんなのだけど、東京での拠点をすべて引き払っての引っ越しらしい。
そして、古民家の整理が思いのほか大変なので、手伝ってほしい、と。
何があったのかは知らないけれど、これはちょっとよう
いつものコースで桜を巡る。郡上八幡〜関ヶ原〜琵琶湖の周り。京都の手前で寸止めの旅。
去年からたびたび訪れているあのあたり。なぜか気になる岐阜県と滋賀県の県境あたり。そして、あの大きな琵琶湖。このトシになるまで関東で育ち、これまで縁もゆかりもなかった、世界で三番目に古い湖、琵琶湖。
あのコースには、まだ桜のシーズンに行ったことがない。ゆえに突然思い立ち、宿に連絡してみるといずれも空室。しかもいつものお値段です。だったらもう行くしかないでしょう。ということで、満開の知らせと共に桜前線
サムライロード、にぎやかなり〜旧中山道中津川宿、馬籠宿、妻籠宿
前回は中津川市加子母の芝居小屋を見学させてもらい、大いに感動し、この旅もこれで充分かな、と思った話でした。
であればあとは帰るのみ。退屈な高速道路は避けて、紅葉を見ながら旧中山道沿いに、馬籠宿、妻籠宿など、かつての姿を今に止める宿場町を見ながら帰ろう、という計画。
で、宿泊していた中津川も旧中山道の宿場町であり、その面影を少し残していた通りもあったので、まずはそこの話から始めます。
旅先で酒蔵を
こんな山の中に、明治時代から続く芝居小屋が! 岐阜県中津川市の豊かさに驚く。
郡上八幡で2泊3日を過ごし、美濃市の古い街並みや酒蔵を見学した後は、岐阜県南東部の中津川市へ。
ここで以前から行ってみたかった山城、苗木城址に行き、その後は高速道路に乗らず、できるだけ中山道を走ろうという漠然とした計画。あの国道沿いには、たまに旧中山道の街並みが残っていたりして、とても楽しいルートだからです。
ところがですね、苗木城のようすをネットにあげたところ、「中津川にいるんだったら、ぜひここ
この秋も、郡上八幡から始めました、紅葉の旅。
昨年の秋、郡上八幡からスタートして、中央高速道沿いに、飯田市、奈良井宿、松本市と眺めて回った紅葉が素晴らしかった。僕はそれまで、わざわざ紅葉を見に行くことはなかったけれど、これほど美しいのであれば毎年見ておかねば、と思うようになり、今年も再び。
郡上八幡から始まり、旧中山道沿いに岐阜県の中津川、馬籠宿、妻籠宿、と回ってきました。昨年よりも一週間遅いスタートだったので、紅葉もかなり終盤に入っていまし
”おやき”を食べに信州へ①〜長野県千曲市姨捨駅〜姨捨棚田。
秋の日射しの中、キンモクセイの香りを嗅いでいたら、突然”おやき”が食べたくなりました。あの香りには、稲刈りの終わった田んぼの風景と密接に繋がるような、何かを感じます。そして、関東から近い広大な田園風景と言えば信州。信州と言えば“おやき”へとイメージはふくらむわけで。
この時期、日向ぼっこをしながら“おやき”を食べるほどシアワセなことは無いかもしれない。そうだ、信州へ行こう。ちょうど予定の空いた数日
弁天さまが琵琶を奏でる湖の恵み〜滋賀県長浜市。
一般道を使って岐阜から関ヶ原を通り、そのまま滋賀県に入ると、右手には伊吹山が大きく、のどかな田園風景を抜けると、間もなく琵琶湖。そのまま北へ向かい、山をひとつ越えると日本海。
滋賀県に住んでいる人にとっては当たり前のことなのかもしれない。しかし、関東地方に住んで、新幹線に乗れば名古屋の次は京都、という常識の中で暮らしてきた僕は、この、岐阜〜滋賀〜福井の位置関係に、今でもたまに混乱します。
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