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春の不調を整えるシロップ -ここ最近の不調は春のせいさね-

春の不調を整えるシロップ -ここ最近の不調は春のせいさね-

「ここ最近のプンスカや露出狂たちも春のせいだわね」の一席。

前回の記事でご紹介いたしましたシロップから、ホップステップ。

「春の不調を整える」そんな視点で、東洋医学やらアーユルヴェーダやらのあれこれを、まとめてあります。

思いの外、密度がすごくて自分でも驚いている。

これも春のせいかしら、ね?

( ◠‿◠ ) バレンタインもお世話になりましたeimekuさんの店頭に並びますシロップの裏話

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春の不調を整えるシロップ -シロップのこと-

春の不調を整えるシロップ -シロップのこと-

「天日で干してショウガオール」の一席。

さて、本日はバレンタインもお世話になりました「eimekuさん」の店頭に並びますシロップのご紹介。

春は冬に溜め込んでいた悪しきものや習慣が、一気に溶けだす季節。
(とかのんびりまとめめいたら、もう立夏だっ!)

植物たちが冬の眠りから目覚めて、蓄えていたパワーをつかって、にょきにょきっと上へ上へと新芽をのばそうとするのと似ております。

ゆえに花粉症や

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白ワインをくれ

白ワインをくれ

今すぐに白ワインをくれ、いやくださいの一席。

この時期の新玉ねぎは辛みがすくなく、うまい。

うす~くスライスしてみる。

そこに鮮やかなズッキーニをうすく切って。

昨晩浸しておいた紫大根のピクルスとホタテも散りばめちゃったりなんかして。

美味しいオリーブオイルと塩、こしょうを少々。

最後にギュッとレモンをしぼったら。ねぇ。

白ワインクレ!ってなっちゃうと思います。

立夏も近づいている

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謎の言葉をあやつる女

謎の言葉をあやつる女

ばーやッなナムルとばーやッな言葉をご紹介の一席。

現在、我が家に一時滞在している古くからの友UK。

海外を飛び回り教育に関する仕事をしていたのだが、なぜだか数年前からアメリカのラーメン屋で働くことになったらしい。

今は帰国し、新しい職を探している彼女。

謎の言葉をよくつかうのと、髪がサラサラなのがチャームポイントだ。

\以後お見知り置きを!/

ここ最近は「ばーやッ」がブームのよう。

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女は潔のよさが肝心だ

女は潔のよさが肝心だ

腹をくくると意外とうまくいくの一席。

やれSNSだ、やれヤホーニュースだ、やれyouチューブだと、情報の洪水がおきております現代社会。

わたしは浮き輪がないと溺れそうです。

えんどゆー?

レシピなんて山ほどあるしさ、やっとの思いで見つけてつくってみたら全然おいしくなくて絶句。

なんて話もあったり、なかったり。

だからこそ、潔さが必要なのではと思っております。

よい訓練になるのが「浅漬

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卯月の瓶詰めー立夏前の小噺を添えてー

卯月の瓶詰めー立夏前の小噺を添えてー

まもなく立夏だね、の一席。

ただいま立夏(5/2)に向けた、土用まっただ中でございます。

この季節は、自然がゆっくりと衣替えしようともがいている期間。
「土用の日には土いじりはするな」なんぞという、古くからの言い伝えもあるほど。

この時期には、胃腸がやられやすくホルモンバランスも乱れやすい(土用は脾臓に負担がかかるので)のだそうな。

そればかりか、心のバランスも崩れやすいので胃腸をいたわっ

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20時だよ、全員集合。

20時だよ、全員集合。

実家の隣に住んでいる仲良しのおばちゃんは、この番組が嫌いという。の一席。

先日、おばちゃんとキムチを仕込みながら世間話をしていたら、ひょんなことからこの番組の話になった。

わたしが話し始めた瞬間、ものすごい形相で「あたしは、好きじゃない!」と人蹴りされて、こりゃ仕込んでるキムチもだいぶ辛めになるぞと面食らった。

そんな思い出がアップデートされた30代の春。

この話がしたいがための余談からは

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改めまして、拝啓皆々様。

改めまして、拝啓皆々様。

たまにゃぁ熱く語ってみりゃぁ!の一席。

よくも悪くも未知のウイルスのお陰で、仕事が強制シャットダウンになりました。(よって、今日は昼からビールだ。)

自宅待機の日々は、良くも悪くもいろんな発見があるものですね。

改めて思い知ったのが、え、飲食店ってこんなにあるの?ってことと、料理家と呼ばれる方達はこんなにもいるんだなってこと。

そしてみんな、なんともハイレベで美味そうな料理をこさえ

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油抜きのやり方

油抜きのやり方

これをやるだけで「あれ?今日の煮物は味染みよくない?」そんなさりげない一席。

やり方

1、油揚げや厚揚げ、ガンモなど(一度揚げてあるもの)をご用意

2、お湯をボッコボコに沸かす
熱湯風呂ばりがポイント。

3、お湯に具材をIN

「押すなよ押すなよ」のくだりはフルカットでIN。しばらくグツグツしてOK。

4、よーく見て

油が結構出てきているでしょう。古い油をつかって揚げてあるもの

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これができたら、しめたもんだ!

これができたら、しめたもんだ!

嘘だと思ってやってくんちぇ〜な一席。

うちの地元のじじ様ばば様は「〇〇してくんちぇ〜(してくれーの意)」とよく言う(可愛くて好き)。

さて、今回は「なんかもう料理やっちくねぇ(やりたくない)」ってなあなたへ捧げたい。

重い腰を少し上げて。ほら聞こえてくるよあの歌が。

「ZARD 負けないで」

いたってシンプルなんだけど、食感、味、色味のバランスが絶の妙な一品。

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いりこ出汁の引き方

いりこ出汁の引き方

よっしゃ!昆布と鰹の次は、いりこ出汁が引けちゃうなの一席。

前回の話を復習しつつ、私が"やまくにいりこさん"から教えてもらった出汁の引き方をお伝えしてまいります。

と、その前に。

旨いいりこの見分け方をさらりとお話。

さて、このいりこちゃん。

旨味や栄養素もたっぷりなのですが、ちょっぴり脂肪が多め。(ガリガリよりは、少しふくよかな子の方が愛着があって好き)

脂肪が多いという

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いりこのあれこれ

いりこのあれこれ

さてはて、今日はいりこについてのうんちくを一席。

「いりこと煮干しって違うの?」なんて質問を受けることが、たまにある。

答え…

「呼び方が違うだけで同じもの」。

なんだぁーいっ!って、初めて聞いたときになりました。

東日本では「煮干し」、西日本の方では「いりこ」と呼ばれることが多いそう。

東北出身の私はあまり馴染みのない出汁文化(そもそも実家に出汁の概念が存在しなかった

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私のもうひとつのスタンド(=塩麹)

私のもうひとつのスタンド(=塩麹)

もういっちょ大活躍なスタンド(=塩麹)についての一席。

さんざん、醤油麦麹について話してまいりましたが。忘れちゃいけないもう一つの万能調味料っ!

ここ最近のブームは、新玉ねぎとニンニクを鍋にドカンと入れてじっくりコトコト。

気分でベーコンなんかを入れちゃって、この万能調味料で味を整えるだけ。(サイコー)。

さらには、肉との相性が抜群にいい。

そう、この子の名前は「塩麹」以後お見知

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私のスタンド(=醤油麦麹)のつくり方

私のスタンド(=醤油麦麹)のつくり方

これであなたも、気持ちはお料理上手な一席。

さて、前回、前々回とだいぶヘビーな「麹愛」を綴りまくってきた訳ですが(麹について、醤油麦麹についての記事をご参照)、今日はつくり方をば。

まずは、「麦麹」「醤油」「ぬるま湯」をご用意ください。

麦麹は、おそらくスーパーでは手に入りにくいと思うのでよかったら私も愛用しております、「五味醤油さんの麦麹」をご用意くださいね。
※米麹、麦麹、ひしお麹が

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