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アジアビジネス情報

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インド、ベトナムなどを中心にアジアのビジネスに関する情報を集めてみました。
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記事一覧

海外進出のタイミングはいつ始めても遅いということはないこと

海外進出のタイミングはいつ始めても遅いということはないこと

2023年2月に3年ぶりのインド訪問をしました。

3年前はコロナ禍がちょうど始まる前で、インドから帰国したらもう海外になんていける雰囲気ではなくなっていたのを覚えています。

そのときは僕はベトナムにも3ヶ月に一度ほど行っており、インドもこれからこれから頻繁に行こうとしているタイミングでした。正直3年もブランクがあって、3年後の2023年にインドに行く前は「インド市場なんて成熟してしまって今から

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25年前の中国を見て、今後の世の中を想像してみる

25年前の中国を見て、今後の世の中を想像してみる

僕は1995年〜1997年で中国の天津と昆明に語学留学をしていたのですが、今がちょうど約25年後にあたり、その当時の中国がどのような感じだったか思い出してみたいと思います。

そして今後の世の中がどうなるか少し考察してみます。

まずは僕が留学していた当時の中国を紹介します。
(ちなみに中国でも上海と地方では大きく変わるので、そのあたりはご了承ください。)

1. ビールは大瓶で30円ほどでした昔

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インド映画「きっとうまくいく」から見たインドのエンジニア社会の特徴

インド映画「きっとうまくいく」から見たインドのエンジニア社会の特徴

もう半年も前になりますが、コロナ禍の直前の2月にインドへ出張へいきました。
インドのムンバイへのフライトは10時間もかかるので、せっかくなので長いと言われているインド映画を見てみようと思い、アマゾンでも評判のよかった「きっとうまくいく」を見てみました。

何気なく見た映画でしたが、これがなんとインド人エンジニアを知るのにとても役立つ内容だという事がわかりました。
いくつか特徴をピックアップして紹介

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小学生がプログラミングを学ぶ際の親の心得8つ

小学生がプログラミングを学ぶ際の親の心得8つ

コロナウィルスで小学校が休校になってからオンラインで学んだり、遊んだりするコンテンツの需要が多くなってきています。
僕のまわりでもプログラミングを学びたいのだが何かいい教材がないか?という声をよく聞きます。

これを機にオンラインでスクラッチ講座を定期的にするようになったのですが、その講座を通じて小学生がプログラミングを学ぶということが少しだけわかってきたのでまとめてみたいと思います。

僕も今年

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足立裕志が世界の産油国ベスト5を考察

足立裕志が「世界の産油国ベスト5」を紹介します。
世界には、有数の産油国が存在します。その中から有名な国をいくつか紹介します。

足立裕志が紹介する産油国は・・・サウジアラビア
世界最大の石油輸出国です。石油価格は米中の貿易戦争などを背景に価格が変動する可能性が高い。

足立裕志が紹介する産油国は・・・米国
アメリカの原油生産量は増加し続けています。なぜなら、シェールオイルの開発が進み、生産コスト

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イニスフリーなど韓国ブランドが続々ロシアへ進出、ポストチャイナ市場の魅力

イニスフリーなど韓国ブランドが続々ロシアへ進出、ポストチャイナ市場の魅力

◆ English version: Innisfree and other Korean brands expand into Russia in search of new markets post-China
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(D65) 中国は本当に特殊なのか?揺らぐ「民主主義と市場経済」の優位性-1 (2020.1.12) by 野口悠紀雄 より抜粋加筆しました。

(D65) 中国は本当に特殊なのか?揺らぐ「民主主義と市場経済」の優位性-1 (2020.1.12) by 野口悠紀雄 より抜粋加筆しました。

⑴ ITによる市場の透明化が持つ重要な意味

インターネットの世界においては、
対面取引の場合よりも、取引相手の信用が難しい。
なりすましなどが簡単にできるからです。

これは、2つ方法で解決されました。
①アマゾンやアリババのように巨大化した主体であれば、信頼を獲得できます。

中国でこれまでeコマースが発展したのは、
アリババが巨大化したからだと考えられます。

②AIによるプロファイリング

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中国EC事情:新興ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」

中国EC事情:新興ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」

ニイハオ、ゴローです!@上海

先日、中国に進出して10年ぐらい経つ日系企業の総経理(代表)の方とお話しさせて頂いたのですが、進出してきた当時の「強み」が活かされなくなってきており、リブランディングが必要になってきたのでは?上海で戦っていくのは、今後は更に厳しくなってくるのでは?といったような課題が浮かび上がってきました。

そこで、最近、急成長中の新興ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」が話

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東南アジアで活躍し始める日本人エンジニア - その1

東南アジアで活躍し始める日本人エンジニア - その1

昨年2018年にエンジニア事務所の運営を進めていく過程で、東南アジア現地で事業をされている経営者の方々や、現地に移住されたエンジニアの方々とお会いする機会が多かったです。

この記事では企業側・エンジニア側、色々な方とお話しして感じた「海外拠点の企業の変化」と、「エンジニアの変化」について2部構成でまとめます。(なお、以下の内容は11月に日経新聞社様の社内イベントで登壇した内容とほぼ同じです。)

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インドのビジネスモデル図解まとめ6個

インドのビジネスモデル図解まとめ6個

こんにちは。ビジネス図解研究所のぐら(ジマタロ)です。

この記事は元々有料記事でしたが、以下の記事に関連して無料公開することになりました。ぜひみてみてください!

先日の記事でお知らせ下通り、今回で月刊ビジネスモデル図解の更新は最後の更新になります。最後の特集はインドです。みなさんはインドにどんなイメージを持っていますか?

代表的なものではカレーやタージ・マハールなど、最近ではインド映画のボリ

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カースト制度のその外側と内側

カースト制度のその外側と内側

インドの日記でも書こうかと思って始めた文章だが、色々なぶっ飛んだ出来事がありすぎて切りがないので、だから今回はインドに滞在すると必ず直面するカースト制度について感じた事を書きたいなと思う。少し長いですがお付き合い頂ければ幸いです。

カーストという言葉を耳にした事がある人は多いと思う。僕も「その人の身分や階級みたいなものでしょ?」くらに思っていた。僕もちょっとの間イギリスに住んだ事があり、そこにも

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「世界の火薬庫」インドとパキスタンの国境がいま最高にアツい

「世界の火薬庫」インドとパキスタンの国境がいま最高にアツい

「Oh 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
マイクを持った兵士が煽る。

「Oh 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
大観衆は両手をあげてそれに呼応する。

長い長い溜めがあったのち、

「インディアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
地響きのような歓声とともに、会場のボルテージがブチ上がった。
僕は呆気にとられてそれを眺める。
一体、ここはどこだっけ ── ここは、インドとパキスタンの国境だ。



イン

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ベトナム越境ECの可能性はいかに❕❓

ベトナム越境ECの可能性はいかに❕❓

現在では❝越境EC❞というワードはよく聞くと思います。

日本でも各メーカーが海外で自社製品の販路を広げるべく、国境をまたいだ通販を行っていますが、そう簡単には売れませんし、参入障壁もまだまだ多いのです。

そもそも越境ECとは? 下記の絵を参考に説明します。

① 日本の商品が買いたいホーチミン在住の*ベト子が日本所在の*侍カンパニーから商品を購入。

② 侍カンパニーが日本から、ホーチミンのベ

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