ウォーキング療法士

歩行を科学、実践し、社会で活躍できる療法士です。 人間が生きるための基礎となる「歩行」…

ウォーキング療法士

歩行を科学、実践し、社会で活躍できる療法士です。 人間が生きるための基礎となる「歩行」をベースに、リハビリの現場だけでなく、一般の方々のニーズを意識した健康プログラムを提供します。

記事一覧

固定された記事

【認定セミナー情報】
7/10(水)にウォーキング療法士19期認定セミナーが開催。

会場は原宿。 実技は代々木公園!
ウォーキングを通して社会貢献をするため、ウォーキングの基礎から指導のポイントが学べます。

詳細はこちら
https://seminar.rehacollege.com/p/WT

定期的にウォーキング講習会に参加するべき理由

ウォーキング療法士は毎月にウォーキング講習会を開催しています。また、毎月1回、ウォーキング講師としても朝日新聞のガイドウォークに登壇してます。 その講習会で最後…

国はどのくらい歩けといっているのか?

2023年に厚生労働省は『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』として新たに運動基準を発表しました。 その中で大切なのが、歩行は歩数だけでなく強度も必要と明記…

ウォーキング時に注目したい筋がこれ!

講習会でいつもお話ししていますが、ウォーキングの時に意識したいのが前足ではなく後ろ足です。 しっかりと後ろ足で身体を押し出してあげることで歩幅が広がり歩行速度も…

介護予防で意識したい数字と項目

健康長寿を達成するためには、要介護状態を未然に防止することが課題となっています。特に75歳以上では、主な要介護の要因はフレイル関連であり、フレイルの予防と悪化防止…

座りすぎに注意!根拠を持って伝えましょう

高齢者が要介護状態に至る主な原因として、運動器の機能低下や認知機能低下等が挙げられ、それら生活機能の低下をもたらす問題の1つとして「長時間の座位行動(座り過ぎ)…

慢性炎症に対する運動効果

慢性炎症とは、本来一過性で治まるはずの炎症反応が低レベルではあるものの、長期間持続して慢性化した状態を指します。炎症が収束せずに慢性化すると、炎症性物質が必要以…

ウォーキング初心者にはこれを伝えよう

ウォーキングは気軽に始められる運動であり、多くの人が取り組んでいます。しかし、ウォーキング療法士が対象としている人の中には運動習慣が少ないため心肺機能が低い人も…

ウォーキング指導時のポイント

ウォーキングは気軽に始められる運動であり、効果としてメンタルヘルス、高血圧予防、血糖値コントロール、コレステロール値の改善など様々あります。この効果を感じるため…

運動強度の根拠

ウォーキングで血圧や血糖値、コレステロール値などに効果を出すためには歩数だけなく、”少しきつい”くらいの早歩きがポイントです。 実際、ある研究ではいつもの歩行速…

大股歩きはウォーキングのポイント!

ウォーキングは歩数だけを気にしても効果は感じにくくなります。重要なのはウォーキングをした時にどのように歩いたか?です。ポイントとなるが、歩行速度と歩幅です。この…

簡単にできる認知症予防

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症…

歩いて体幹を鍛えよう!

体幹の役割は姿勢の維持、内臓や神経の保護などがあります。加齢に伴い、体幹は筋量の減少や脊椎の後彎変形するなどの報告があります。つまり、加齢に伴い、立つ、座るとい…

水中歩行の効果

ウォーキング教室で登壇していると、時折質問されるのがプールなどでのウォーキングの是非についてです。ウォーキング療法士として、しっかりと根拠をお伝えするためにも水…

夜間頻尿の悩みは歩いて解決!?

夜間頻尿は若者では10~30%に、高齢者では40~80%に認められ、加齢とともに排尿回数が増えることが報告されています。 夜間頻尿は睡眠の量・質の低下につながり最終的に…

腰痛ならこれをしろ!

日本の腰痛人口は2800万人で、40代から60代に特に多く、2人に1人は腰痛もちです。さらに、日本人の8割以上が生涯において腰痛を経験すると言われています。 腰痛になると、…

【認定セミナー情報】
7/10(水)にウォーキング療法士19期認定セミナーが開催。

会場は原宿。 実技は代々木公園!
ウォーキングを通して社会貢献をするため、ウォーキングの基礎から指導のポイントが学べます。

詳細はこちら
https://seminar.rehacollege.com/p/WT

定期的にウォーキング講習会に参加するべき理由

定期的にウォーキング講習会に参加するべき理由

ウォーキング療法士は毎月にウォーキング講習会を開催しています。また、毎月1回、ウォーキング講師としても朝日新聞のガイドウォークに登壇してます。
その講習会で最後にお伝えしていることが、定期的にリピートしてもらうことです。ウォーキングを定着するためには、定期的な機会と的確なフィードバックを受ける必要があると考えているためです。
では、実際に長期的に見るとリピートする意味はあるのでしょうか?
本日は運

もっとみる
国はどのくらい歩けといっているのか?

国はどのくらい歩けといっているのか?

2023年に厚生労働省は『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』として新たに運動基準を発表しました。
その中で大切なのが、歩行は歩数だけでなく強度も必要と明記されたことです。
では、国はどのくらいの強度で歩くことを推奨しているのでしょうか?
本日はウォーキング療法士として知っておきたい国の基準について整理していきましょう。

どのくらいの歩行強度を推奨しているのか?

今回紹介する
健康

もっとみる
ウォーキング時に注目したい筋がこれ!

ウォーキング時に注目したい筋がこれ!

講習会でいつもお話ししていますが、ウォーキングの時に意識したいのが前足ではなく後ろ足です。
しっかりと後ろ足で身体を押し出してあげることで歩幅が広がり歩行速度も向上します。
ではその歩幅を広げるために必要な筋はなんでしょうか?
本日は加齢ととも注意したい歩幅を広げるための筋について整理します。

加齢に伴い歩行はどう変化するのか?

今回紹介する
歩行に重要な“足首を素早く動かす能力” 加齢と性別

もっとみる
介護予防で意識したい数字と項目

介護予防で意識したい数字と項目

健康長寿を達成するためには、要介護状態を未然に防止することが課題となっています。特に75歳以上では、主な要介護の要因はフレイル関連であり、フレイルの予防と悪化防止が最重要でとされてます。
では、事前にフレイルを予防するためにはどのような特徴を知っておきべきでしょうか?
本日は年代別にみた特徴について整理しました。

65歳未満の特徴と予防のポイント

今回紹介する
年齢階層別の要介護状態予防–主に

もっとみる
座りすぎに注意!根拠を持って伝えましょう

座りすぎに注意!根拠を持って伝えましょう

高齢者が要介護状態に至る主な原因として、運動器の機能低下や認知機能低下等が挙げられ、それら生活機能の低下をもたらす問題の1つとして「長時間の座位行動(座り過ぎ)」が注目されています。
これからウォーキングを始める高齢者に生活で『座り過ぎに注意しましょう』とお伝えします。では、具体的に座り過ぎにより健康にどのような影響があるのでしょうか?
本日は座り過ぎによる健康被害について調べてみました。

高齢

もっとみる
慢性炎症に対する運動効果

慢性炎症に対する運動効果

慢性炎症とは、本来一過性で治まるはずの炎症反応が低レベルではあるものの、長期間持続して慢性化した状態を指します。炎症が収束せずに慢性化すると、炎症性物質が必要以上に作られ、免疫システムが過度に活性化してしまい、正常な細胞まで傷つけるようになり、やがて重篤な病気を引き起こすとされています。現在慢性炎症により 動脈硬化、糖尿病、高血圧、がん、認知症などが発症率をあげていることが確認されています。
では

もっとみる
ウォーキング初心者にはこれを伝えよう

ウォーキング初心者にはこれを伝えよう

ウォーキングは気軽に始められる運動であり、多くの人が取り組んでいます。しかし、ウォーキング療法士が対象としている人の中には運動習慣が少ないため心肺機能が低い人もいます。その様な人たちの場合、ウォーキングを始めても、『少し歩くだけできつい』と話される方もいます。
この場合『短い時間でも良いので運動を続けましょう』とアドバイスをすることがあります。では、その短い時間というのはどのような根拠があるのでし

もっとみる
ウォーキング指導時のポイント

ウォーキング指導時のポイント

ウォーキングは気軽に始められる運動であり、効果としてメンタルヘルス、高血圧予防、血糖値コントロール、コレステロール値の改善など様々あります。この効果を感じるためには、早歩きをすることがポイントとなります。その早歩きはポイントを知ることで習得ができ、ウォーキング療法士はそのポイントをお伝えします。
ポイントをより早く習得してもらうためにはどのような配慮が必要でしょうか?本日はウォーキング指導時に知っ

もっとみる
運動強度の根拠

運動強度の根拠

ウォーキングで血圧や血糖値、コレステロール値などに効果を出すためには歩数だけなく、”少しきつい”くらいの早歩きがポイントです。
実際、ある研究ではいつもの歩行速度で1日10,000歩歩いた人と、歩いていない人では違いがなかったというデータもあります。
では、その早歩きの基準である、”少しきつい”くらいはどのような根拠があるのでしょう?
本日は早歩きをする際、負荷量の根拠を調べてみました。

歩行速

もっとみる
大股歩きはウォーキングのポイント!

大股歩きはウォーキングのポイント!

ウォーキングは歩数だけを気にしても効果は感じにくくなります。重要なのはウォーキングをした時にどのように歩いたか?です。ポイントとなるが、歩行速度と歩幅です。この速度と歩幅は相関関係にあり、歩行速度をあげるためには歩幅を広げる必要があり、歩幅を広げれば歩行速度が向上します。
では、実際に歩幅を広げたことによる効果はどうなっているのでしょうか?

ウォーキングは大股で歩くことがポイント

今回紹介する

もっとみる
簡単にできる認知症予防

簡単にできる認知症予防

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。
認知症を予防するためにはウォーキングが効果的であることを講習会ではお話ししています。
では、そのほかに注目するべきことはあるのでしょうか?
本日は簡単にできる認知症予防について調べてみました。

認知症予防

もっとみる
歩いて体幹を鍛えよう!

歩いて体幹を鍛えよう!

体幹の役割は姿勢の維持、内臓や神経の保護などがあります。加齢に伴い、体幹は筋量の減少や脊椎の後彎変形するなどの報告があります。つまり、加齢に伴い、立つ、座るといった姿勢をつくる大黒柱としての役割が担えなくなってきてしまうことが考えられます。
では、歩くことでその体幹の筋力低下は予防できるのでしょうか?
本日は体幹と歩行について整理してみました。

ポイントは歩行速度

今回紹介する
地域在住中高年

もっとみる
水中歩行の効果

水中歩行の効果

ウォーキング教室で登壇していると、時折質問されるのがプールなどでのウォーキングの是非についてです。ウォーキング療法士として、しっかりと根拠をお伝えするためにも水中ウォークの効果を知って必要があります。
本日は水中ウォークの効果について整理してみました。

水中ウォークは呼吸筋を鍛えるのに有効!?

今回紹介する
高齢者の呼吸筋力に対する水中歩行の持続効果
では

プールなどで歩くことで、呼吸筋は向

もっとみる
夜間頻尿の悩みは歩いて解決!?

夜間頻尿の悩みは歩いて解決!?

夜間頻尿は若者では10~30%に、高齢者では40~80%に認められ、加齢とともに排尿回数が増えることが報告されています。
夜間頻尿は睡眠の量・質の低下につながり最終的に”生活の質”に影響を及ぼします。
その夜間頻尿に対して、どのような対策をするべきでしょうか?
本日は夜間頻尿に対してのウォーキングの効果について調べてみました。

ウォーキング後の疲労回復に必要なこと

今回紹介する
高齢者夜間頻尿

もっとみる
腰痛ならこれをしろ!

腰痛ならこれをしろ!

日本の腰痛人口は2800万人で、40代から60代に特に多く、2人に1人は腰痛もちです。さらに、日本人の8割以上が生涯において腰痛を経験すると言われています。
腰痛になると、『安静にする』と考えれられていますが、本当にそうでしょうか?
本日は腰痛に対しての運動について整理していきましょう。

腰痛だから動きましょう!

今回紹介する
腰痛に対する運動療法のニューコンセプト
では

と報告されています

もっとみる