中村テッセン

日常の大切さを痛感するお年頃です。 のらりくらりとした雑記や思い出話等などを中心に。時…

中村テッセン

日常の大切さを痛感するお年頃です。 のらりくらりとした雑記や思い出話等などを中心に。時々コラムや小さい漫画も。

マガジン

  • 高校美術部シリーズ

    私の美術部にまつわるお話まとめ

記事一覧

固定された記事

美術部搬入大作戦。

高校三年間、私は美術部に所属していた。 部活の活動は、主に県内の公募展の出品に向けて制作をする。出品物は主に油絵、若しくは彫刻。 これは私が高校2年生の時のお話だ…

123

飛行機雲。疲れていたのかボケてたのか。流れ星に見えた。

中村テッセン
8時間前
8

家族旅行のススメ。(後編)

↑前編はこちら。 6.宿ミッション。 千畳敷から息子のリクエストで白浜地ビールのお店「ナギサビール」に寄り、宿泊する宿に向かった。 部屋を案内され我々がまず行った事…

中村テッセン
2週間前
18

家族旅行のススメ。(前編)

私には今年、82歳になる実母がいる。 母は何を根拠にかは分からぬが80歳が寿命のボーダーラインと思っているらしく、七十を過ぎた頃から「もう10年切った。」と言い出すよ…

中村テッセン
2週間前
22

ニュースで言っていたのですが、咲きたては花の中心が青く、散りどきは中心が紅くなるそうです。桜の秘密がひとつ知れて何だか楽しい気分です。

中村テッセン
1か月前
25

消費期限をすっかり忘れていて、大急ぎでこんな夜中に鶏レバーを炊いているような私ですが相変わらず元気です。多分明日も元気です。ああ眠い。

中村テッセン
1か月前
18

友達がくる。

うちには春から大学3年生の息子がいる。 去年の春休みに高校時代の友人二人を泊めていいかと聞いてきた。 その時の話がコレ↓  そして、今年も来ることに。  自慢じゃな…

中村テッセン
1か月前
30

心配という名の峠を攻めて行く。

始まりは去年の夏頃の話である。 息子が「中型バイクの免許を取ろうかな。」と、ポツリといった事があった。 私はただの思いつきの発言かとスルーしていた。 が。 その…

中村テッセン
2か月前
26

極めて小さな疑問とバラバラ道中記。

夫にはお気に入りのパン屋さんがある。 夫は夜勤のある仕事をしており、頑張った週、癒されたい週、そして過酷な仕事をやり遂げた週の夜勤明けには晴れやかな朝日を浴びて…

中村テッセン
2か月前
19

ここひと月、色んなことに振り回され、買おうと思っていた本の発売日さえ忘れていた始末。ようやく購入。本くらい読みたい時に読みたい環境にしなきゃだわ。

中村テッセン
2か月前
23

成人おめでとう。私は貴方に「大人は楽しいぞ!」と言って育ててきました。今度は貴方がこれからの子供達にそう声を掛けられる未来と人を作っていって欲しいと願います。私?ええ、私、今酔ってますとも。

中村テッセン
4か月前
22

【雑談】文明への反抗。

最近、老眼がひどいのでスマホでなくiPadでnoteを書くことが多いです。 今や無くてはならないiPad。ああiPad。助かっています有難う。 文明の利器万歳。 それはさておき、…

中村テッセン
4か月前
25

恒例の餅つきも終わり、疲れをほんのり残しつつ本日は大掃除。餅つき、今年は10臼。去年より若干減ったが、丸めた餅は約600。毎年ながら丸め切った。これが親戚等々に配られ綺麗に無くなっちゃうのだから何だか儚い。因みにこの奥の座敷には更に餅が兵馬俑の如く並んでいます…。

中村テッセン
4か月前
23

20年前のワタシと20年後の君へ。

私は非常に困っていた。 読んでくださっている方も、いきなりこんな出だしで切り込まれても困るだろうが、敢えて言わせていただいた。 何がって。 この何の変哲もない手…

中村テッセン
4か月前
29

天使のハシゴを登り、ひつじ雲に乗る。

多分、この発想の出どころはフランダースの犬の最終回のシーンから連想していると思われる。 保育園の時ぐらいの頃まで雲の間から差す光を見て「あの光の差す先には死んだ…

中村テッセン
4か月前
26

我が家のクリスマスツリーの飾り、毎年コレが入ります。

中村テッセン
5か月前
24
美術部搬入大作戦。

美術部搬入大作戦。

高校三年間、私は美術部に所属していた。
部活の活動は、主に県内の公募展の出品に向けて制作をする。出品物は主に油絵、若しくは彫刻。

これは私が高校2年生の時のお話だ。

我が美術部員は皆、個性的。

やたらと大工スキルの高い岡本部長。
服装検査を一度もパスした事がない小角さん。
死ぬほどマイペースな後輩、河合くん。
自らセクシー女優達の名前をびっちり書き込んだという上靴を履く佐藤くん。
良い色を出

もっとみる

飛行機雲。疲れていたのかボケてたのか。流れ星に見えた。

家族旅行のススメ。(後編)

家族旅行のススメ。(後編)

↑前編はこちら。

6.宿ミッション。
千畳敷から息子のリクエストで白浜地ビールのお店「ナギサビール」に寄り、宿泊する宿に向かった。
部屋を案内され我々がまず行った事は、母が"おやつ"にと、持ってきたコーヒーゼリーを食すというミッションである。

今食べとかなきゃ、以後、食べるタイミングは絶対無い。

誰もが思っていたと思う。

五人で何かの儀式をするかのように静かに机に向かい、私はクーラーバック

もっとみる
家族旅行のススメ。(前編)

家族旅行のススメ。(前編)

私には今年、82歳になる実母がいる。
母は何を根拠にかは分からぬが80歳が寿命のボーダーラインと思っているらしく、七十を過ぎた頃から「もう10年切った。」と言い出すようになり、70歳を過ぎる頃にはブーストをかけたように死へのカウントダウンをちょいちょい言うようになってきた。

そのカウントダウンを聴くたびに、「宇宙戦艦ヤマトか。」と静かに心の中でツッコむワタシ。"地球滅亡まであと○日"みたいな。あ

もっとみる

ニュースで言っていたのですが、咲きたては花の中心が青く、散りどきは中心が紅くなるそうです。桜の秘密がひとつ知れて何だか楽しい気分です。

消費期限をすっかり忘れていて、大急ぎでこんな夜中に鶏レバーを炊いているような私ですが相変わらず元気です。多分明日も元気です。ああ眠い。

友達がくる。

友達がくる。

うちには春から大学3年生の息子がいる。
去年の春休みに高校時代の友人二人を泊めていいかと聞いてきた。
その時の話がコレ↓

 そして、今年も来ることに。
 自慢じゃないが、私は一皮剥けば"ちょっかい出したがりオバケ"である。
 そのオバケ力(りょく)が高じて去年は階段の踊り場に"welcomeボード"ならぬwelcome掛軸"を飾った。高級旅館真っ青の歓迎の意を込めて。

 単に"自己顕示欲や自己

もっとみる
心配という名の峠を攻めて行く。

心配という名の峠を攻めて行く。

始まりは去年の夏頃の話である。

息子が「中型バイクの免許を取ろうかな。」と、ポツリといった事があった。
私はただの思いつきの発言かとスルーしていた。

が。

その約2ヶ月後の10月のある日。息子は「バイクの免許を取りに行ってくるわ。」と、言い出した。

しかし、よく聞いてみると正確には「バイクの免許の教習が始まるから行ってくるわ。」である。
つまり、もう申し込みも払い込みも完了済み。
事後報告

もっとみる
極めて小さな疑問とバラバラ道中記。

極めて小さな疑問とバラバラ道中記。

夫にはお気に入りのパン屋さんがある。

夫は夜勤のある仕事をしており、頑張った週、癒されたい週、そして過酷な仕事をやり遂げた週の夜勤明けには晴れやかな朝日を浴びて隣の市にあるそのパン屋へ私を連れて彼は向かうのだ。

人気店だからか早朝からオープンしているにも関わらず、パン屋はいつもお客さんでいっぱいだ。

隣の市という事で歩くにも少し遠い。車で15分。彼は途中コンビニで勝利の美酒ならぬ勝利のドトー

もっとみる

ここひと月、色んなことに振り回され、買おうと思っていた本の発売日さえ忘れていた始末。ようやく購入。本くらい読みたい時に読みたい環境にしなきゃだわ。

成人おめでとう。私は貴方に「大人は楽しいぞ!」と言って育ててきました。今度は貴方がこれからの子供達にそう声を掛けられる未来と人を作っていって欲しいと願います。私?ええ、私、今酔ってますとも。

【雑談】文明への反抗。

【雑談】文明への反抗。

最近、老眼がひどいのでスマホでなくiPadでnoteを書くことが多いです。
今や無くてはならないiPad。ああiPad。助かっています有難う。
文明の利器万歳。

それはさておき、スマホをはじめロックひとつとってもハイテク(死語)で、感心しまくり。
今や指紋じゃなくて顔認識ですものね。
認識させる時に顔の正面、斜め、横とデータを取るのですが緊張しました。ええ。そりゃあ語彙が"ハイテク"で止まってい

もっとみる

恒例の餅つきも終わり、疲れをほんのり残しつつ本日は大掃除。餅つき、今年は10臼。去年より若干減ったが、丸めた餅は約600。毎年ながら丸め切った。これが親戚等々に配られ綺麗に無くなっちゃうのだから何だか儚い。因みにこの奥の座敷には更に餅が兵馬俑の如く並んでいます…。

20年前のワタシと20年後の君へ。

20年前のワタシと20年後の君へ。

私は非常に困っていた。

読んでくださっている方も、いきなりこんな出だしで切り込まれても困るだろうが、敢えて言わせていただいた。

何がって。

この何の変哲もない手紙であるが、察しの良い方はお気付きだろう。

この手紙は20年前に書かれた手紙。もひとつ踏み込んで言うなれば、当時出産間近の私が書いた20年後に成人になるお腹の子に宛てた手紙である。
裏にはご丁寧に「20歳になったら開けて下さいね。」

もっとみる
天使のハシゴを登り、ひつじ雲に乗る。

天使のハシゴを登り、ひつじ雲に乗る。

多分、この発想の出どころはフランダースの犬の最終回のシーンから連想していると思われる。

保育園の時ぐらいの頃まで雲の間から差す光を見て「あの光の差す先には死んだ人がいるに違いない。」と疑う事なく思っていた。

なので、沢山光が差し込んでいる時は「今日は沢山死んだなぁ。」なんてメルヘンと不謹慎の紙一重なことを思いつつ、「よーく見ていればあの光の中で人が空に昇るところが見れるはず。」と、目を凝らして

もっとみる