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しゃべりたいふたり〜第8回神保町で念願のカレーと古本を楽しむ〜
やすこ:ついに!私たち念願の神保町に行ったんだよね〜。
かおり:そうそう。私もやすこさんに借りた『古本食堂』読んだから、行きたい気持ちが盛り上がっちゃった。でも、ふたりで張り切って平日に休みを取ったあの日だけ雨だった………。
やすこ:ねー、でもせっかく休みにしたから決行しちゃったんだけど、ちょっと甘かったよね……神保町は雨の日は行っちゃダメだったね。なんせ、古本の町だから、濡れた傘は邪魔だし、
しゃべりたいふたり〜第7回 脚本家に朝ドラ『ブギウギ』の裏話を聞いてきた
かおり:ちょっと前に万城目学先生の講演会に行った話をここでしたわけだけど(しゃべりたいふたり第4回)。。。
やすこ:面白かったね!そうそう、あの時サインしてもらった万城目先生の『八月の御所グラウンド』が直木賞獲ったね!
かおり:ね!いや〜、めでたい。万城目先生おめでとうございます!
やすこ:おめでとうございます。なんだか我々も嬉しいよね
かおり:ホント。そしてやっぱり面白いものを書く人は話
イタリア人マインドをまねしたい!の話〜宮嶋勲『最後はなぜかうまくいくイタリア人』
かおりさんへ
こんにちは。
『キューバの話』で今年はちょっと遠くに行くつもりだと書いたんだけど、実はシチリア島に行こうと思ってるんだよね。前回イタリアに行ったのはなんと!四半世紀前。まあ、言ってみればメモリアルイヤーなのでもう今年いくしかない!と思いまして。
ガイドブックももちろん買ったんだけど、何かイタリアに関係する本が読みたいなと思ってこんな本を読んでみました。宮嶋勲『最後はなぜかうまくい
誰かに話したい人間関係の話~南綾子『死にたいって誰かに話したかった』
やすこさんへ
新年度が始まって2週間、そろそろ疲れが溜まるころかな?
今年は4月1日が月曜日だったから、のっけから結構ハードだったね。やすこさんみたいに環境が変わると尚更でしょう。
この年になるともうそうでもないけど、学生時代は4月って毎年憂鬱だったなと思い出します。新しいクラス、新しい人間関係、人見知りの私は考えただけで嫌な緊張感でどんよりしたものです。
おばさんになってよかったことは色々あ
働くということは…の話〜額賀澪『転職の魔王様2.0』
かおりさんへ
こんにちは。
実は、4月1日付で8年ぶりに異動することになったの。今の会社では30年弱働いているんだけど、全くやったことのない仕事をすることになりそうで、結構ドキドキしています。そんなこともあって、今日は最近ドラマにもなった額賀澪『転職の魔王様2.0』について書こうと思います。
『転職の魔王様』はだいぶ前に読んで、結構好きな話だったの。図書館にふらっと行ったら続編があったので、早
定番だけど面白い、最後の晩餐の話〜オカヤイズミ『おあとがよろしいようで』〜
やすこさんへ
この往復書簡を始めてみてしみじみわかったけど、やすこさんは食べ物の話が好きだよね!
だったらこういう本も好きかな?
オカヤイヅミさんの『おあとがよろしいようで』
オカヤさんは食べるのも呑むのも好きで、大食いではないけどずーっと食べ続けていたい、食べ終わるのが嫌というタイプの食いしん坊。何事も終わるのが嫌で、だから人生も終わるのが嫌。死ぬのがものすごく怖いんだって。
『人生最後に
しゃべりたいふたり〜第6回 本屋さんに出かけよう_大型書店編〜
かおり:さて!MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店に着きました。ジュンク堂が好きって言ってたけど、どんなところが好きなの?
やすこ:そうねえ、棚かな。
かおり:え?棚って本の並べ方とか選書とかそう言うこと?
やすこ:ううん。単純に本棚の感じ。ぜーんぶ木じゃんね。なんか落ち着くんだよね、ジュンク堂に来ると。
かおり:本棚の色とか?そんなこと考えてみたことがなかった。お店によってそんなに違い
潔い生き方に憧れる話 ~宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』~
やすこさんへ
NHKあさイチの内田也哉子さんの出演回、私も見ていました。落ち着いた語り口と独特の存在感、さすが樹木希林の娘、只者ではないなと見入ってしまったよ。
樹木希林さんのことが私は大好きでした。女優としての素晴らしさは言うまでもないけど、それ以上にご本人の強烈な存在感、嘘や忖度のないストレートな発言、自分を大きく見せようとしないところ、他人からどう評価されようが喜びも落ち込みもしない、ど
これは本格フレンチだと思った話〜内田也哉子『BLANK PAGE』〜
かおりさんへ
こんにちは。
久しぶりに読み終えるのがもったいないと思う本に出会いました。この間ね、あさイチを見てたら内田也哉子さんが出てたの。樹木希林さんと内田裕也さんの一人娘でもっくんの奥さん。もちろん彼女のことは知っていたし、内田裕也さんの喪主挨拶のインパクトといったらなかったから、興味はあったんだよね。
彼女が両親を立て続けに亡くし、その空白を埋めるべく会ってみたいと心から思った人との対