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自信を無理なくつける方法

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人はいつの間にか、自信を持てなくしてしまっています。なぜ、人が自信を持てなくなってしまうのか、そのメカニズムを知れば自信のつけ方がわかってきます。まず、自信が持てなくなってしまう… もっと読む
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「無能」ではなく「可能性」。そう捉えることで自信が生まれる

「無能」ではなく「可能性」。そう捉えることで自信が生まれる

新年度がはじまり早2か月半、上司になって意気揚々と取り組んでいたはずが、できない部下を見るとついイライラしまう。
今回は、イライラ上司が、どうやって部下の自信の芽を伸ばしていくかお伝えします。


◆イライラするのは自分ができてしまうから

できない部下がいると、どうしてもイライラしてしまいます。
「なんでこんなにもたもたするの?もっと、早くできるでしょう!」
「なんでこんなに雑なの?もっと、き

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「後悔」なくして自信は生まれず。すべてはギフト

「後悔」なくして自信は生まれず。すべてはギフト

人生、生きていくと色々後悔があると思いますが、どんな後悔があるでしょうか。今回は、私のたくさんある後悔の中から一つの後悔を紹介し、なぜ、後悔が自信につながるのかお伝えします。


|体験こそが自信を生む源

ところで、魚釣りをしたことありますか。
これからの季節、家族と一緒に海や川などで楽しい体験が一杯できますね。釣りのインストラクターをしている友人から、こんな話を教えてもらいました。子供たち

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意地の張ることは実はよいこと!~本物の意地へ変える~

意地の張ることは実はよいこと!~本物の意地へ変える~

いきなりですが、お子さんや部下に『意地を張るな!お前は我儘(わがまま)だ!』と叱ってしまうことはないでしょうか。この言葉を言われた本人は、多くの場合思わぬ展開になってしまうことになります。


意地を張るのは自分を認めて欲しいから


昔、私が高校一年生の頃、バレーボールが流行っていて、女子にもてたい一心でバレーボール部に入部しました。(笑)私は背も高く運動神経も良かったので、みるみる上手くな

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本当の自信は恥をかくことから生まれる~恥は自分を変える原動力~

本当の自信は恥をかくことから生まれる~恥は自分を変える原動力~

ところで、お子さんや部下は恥ずかしい思いをした経験はあるでしょうか。
恥というと「恥の文化」の日本人にとって一番嫌いな言葉の一つかもしれません。

日本の美学の一つで、素晴らしい文化だと私も思っています。
しかし、今回はあえて恥をかくことで、お子さんや部下が自信をつけていくことをお伝えします。


|恥ずかしいと思えることは成長の第一歩

この連載でお伝えしている自信の考え方は、「自分を認め

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与えているようで奪っている自信の芽~花ではなく種を~

与えているようで奪っている自信の芽~花ではなく種を~

ジャガイモ畑で教えてくれた父の教え

私は小さな庭にジャガイモを植え付けします。
悪天候や害虫に負けず立派なジャガイモに育ってくれるように期待を膨らませて。
そして、ジャガイモを植え付けると思い出すことがあります。


それは、私が小さい頃、父が裏庭で野菜の育て方を教えてくれたこと。
父は何から何まで自分でやってしまうのではなく、私に土を掘らせたり、種芋を植え付けさせたりと私に色々とやらせてくれ

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「決めつけ」が自信のない子を育てる。「決めつけ」という習慣から解放される方法

「決めつけ」が自信のない子を育てる。「決めつけ」という習慣から解放される方法

人間の恐ろしい習慣『一貫性の法則』を知っていますか?


いきなりですが、お子さんや部下を自信のない子だとか、自信のない部下だと決めつけていませんか。
もし、そうだとすると一貫性の法則に陥ってしまっている可能性があります。

人は一度決定したことを無意識のうちに正当化して、最後までそれが正解だと証明するために思考し行動してしまいます。これを心理学で『一貫性の法則』と呼んでいます。

多くの親

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不安な子に『大丈夫!』と言ってはいけない理由。不安を安心に変える

不安な子に『大丈夫!』と言ってはいけない理由。不安を安心に変える

不安を否定すると、さらに不安になる

もし、不安なことがあったら仕事が手につくでしょうか。やはり、頭の中で不安がぐるぐる回って集中できなくなってしまったり、何も手につかなくなったりしてしまうかもしれません。

それと同じようにお子さんや部下も、もし不安を抱えていたら勉強や仕事どころではなくなってしまいます。

「私にはできない」「私には経験がない」と思い込んでいる不安があると前向きな行動をする

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褒め方でしくじる人と叱り方で成功する人の違い。結果と頑張りを切り離す

褒め方でしくじる人と叱り方で成功する人の違い。結果と頑張りを切り離す

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。

今回は、『満足できない結果が出ても叱り方次第で望む結果を手に入れることができますよ!』というお話をします。

前回の『満足できる結果が出ても褒め方を間違うと恐ろしい結末を迎えてしまいよすよ!』とも関係していますので参考にしてみてください。

気づかぬうちに子供や部下の可能性を否定している

もし、お子さんがテストで30点

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その褒め方で大丈夫?未来を奪う褒め方と未来をつくる褒め方

その褒め方で大丈夫?未来を奪う褒め方と未来をつくる褒め方

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。

さて、もしお子さんがテストで100点を取ってきたら、どんな褒め方をしますか。
「すごーい。100点満点!」と多くの方が褒めると思います。
これはこれで大切なことなのですが、この後のフォロー次第で恐ろしいことになってしまいます。


恐ろしいこととは?

100点という結果だけを褒めていると、100点をとるための手段しか考

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誰も知らない令和時代の 『人を伸ばす叱り方と潰す叱り方』: 叱れば願いが叶う

誰も知らない令和時代の 『人を伸ばす叱り方と潰す叱り方』: 叱れば願いが叶う

こんにちは! 
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタントの吉田裕児です。
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

私が最も後悔していること私は、大手建設会社の現場監督や責任者として40年間、全国の代表的な建物の建設に携わってきました。その中で最も後悔していることは、部下に正しい叱り方ができなかったことです。

もし、正しい叱り方ができていれば、部下は失踪することもなく、自分の可能性を思

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「もっと頑張りなさい」も「よく頑張ったね」も禁句です!~ 自信をつける褒め方叱り方~

「もっと頑張りなさい」も「よく頑張ったね」も禁句です!~ 自信をつける褒め方叱り方~

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。

2022年がはじまり、3カ月が経ちますね。
今年は何を頑張っていますか。
この「何を」が重要です。
そこで今回は、なぜ、「何を」が重要なのかお伝えします。

叱るとき、「もっと頑張りなさい!」と言っていませんか?ところで、お子さんや部下にこのような言葉を使っていないでしょうか。

叱るときは「もっと、頑張りなさい!」
褒める

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自信を失った子供を持つ家庭で| 夫が妻に寄り添うシンプルな方法

自信を失った子供を持つ家庭で| 夫が妻に寄り添うシンプルな方法

お母さんは家族の太陽昨年2021年は、小中学校の不登校等が過去最多となり、コロナ禍が子供の生活に変化を与えたと文部科学省は分析しています。コロナ禍により親も子供もリモートになったり、外出の制限があったりして、家族の家での過ごし方が大きく変化しました。

私の観察では子供の家族との過ごし方が大いに影響しているようです。親が子供たちと一緒に時間を過ごし勉強のことや遊びのことに関わり続けた家庭では不登校

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子供を元気にするためには、夫が妻に寄り添うのが解決の最短ルートである理由

子供を元気にするためには、夫が妻に寄り添うのが解決の最短ルートである理由

朝、子供たちが楽しそうに学校に向かう姿は微笑ましいですね。一方、一人ぽつんと寂しい顔した子供がいたりします。どうしたのだろうと心配になります。学校に行きたくないのか一人ぼっちにならなければいいなと思います。

不登校の理由は様々ですが、皆ができることができないということが一つの理由のようです。そのできないことが原因でいじめにあっているのかもしれません。

不登校の解決策は学校の専門家に任せるとして

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怒ってもいいんです!大事なことは、ちゃんと向き合うこと!

怒ってもいいんです!大事なことは、ちゃんと向き合うこと!

今年も残りわずかになりました。
まわりが慌ただしくなると、どうしても怒ってしまうシーンが増えていませんか。お子さんが悪戯したり、部下が失敗したりすると、どうしても怒りたくなってしまいます。

|怒るのは相手を大切にしている証拠ここまで「自信のつけ方シリーズ」を読んでこられた皆さんは、怒ることはいけないと思っているかもしれません。でも、怒ってしまうことは仕方ないのことなのです。それは自分の大切なもの

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