ずんば

文系理系を渡り歩き、男と女とを超越していく変人。戯言をいろいろ言う。 文学部国文学科卒…

ずんば

文系理系を渡り歩き、男と女とを超越していく変人。戯言をいろいろ言う。 文学部国文学科卒の教員免許(中高国語)持ち。平成の自動車エンジニア。令和の路線バス運転士。

マガジン

  • ジェンダーを思索する

    LGBT / SOGI あたりの話を中心に、ジェンダーに関わることをテーマに書いた記事をまとめています。 ジェンダーに関わる話はいろんな記事でぽんぽんと出てくるので、ここではテーマごとまるっと該当している記事だけをまとめます。 何か考えを巡らせたいときに、ぜひ。

  • 出産・育児のこと

    出産期や育児についての体験談、当事者として考えたことなど。

  • 神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024

    講談も歴史も素人な個人の感想です。的はずれなことを言っていても“生暖かい目で”読んでいただければ幸いです。

  • 話題にしてもらった記事

    私の記事を引用していただいた記事をまとめます。 使ってくださった方への感謝を込めて💐(自分の記事が誰かに引用される日が来るとは思っていませんでした。本当にありがとうございます。)

  • 講談師神田伯山新春連続読み「寛永宮本武蔵伝」完全通し公演感想

記事一覧

職場の「セクハラ」「パワハラ」と「交流」との境目

職場でいわれるセクハラやパワハラと、そうでないものの境目はどこにあるのだろう? そんな話が親しい人達との間で盛り上がった。 ある人は「例えば『がんばって』という…

ずんば
4日前
17

家事と育児とのバランス

子が産まれて半年が経ち、なお相棒と悩みぶつかることの多い課題。 「家事と育児、どちらがどのくらいずつ負担するか」 今回は、そのバランスをどう模索してきたかの話。 …

ずんば
1か月前
13

ごろごろ、にぎにぎ、もぐもぐ

久しぶりに子育て報告を。と、記事を書くにあたり、まずはこの記事に使う画像を探してみたところ……可愛すぎるものを見つけました。 なんですか「へちょ」って!可愛すぎ…

ずんば
2か月前
6

携帯電話の音に怒る人 を見下す人

先日、公演中の静寂の中で携帯電話の音が鳴り響くというハプニングに遭遇した。 6日間連続で通った「神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024」名古屋公演の千秋楽でのこと…

ずんば
3か月前
5

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 6日目

ついに6日目。千秋楽となってしまった。 一言でいうと“ハプニングの多い1日”だった。そして、予期せず起こる物事への伯山先生の対応力の高さを見た日でもあった。 マクラ…

ずんば
3か月前
5

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 5日目

さて、5日目だ。楽しい6日間に終わりが見えて寂しいような気がしてくる。 私自身は連続読みで毎日栄に通うことになったおかげで、4日目から5日目の間は名古屋に泊まり観光…

ずんば
3か月前
2

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 4日目

4日目、つまり『畔倉重四郎』3日目。中身の濃い話が集中していた。 講釈を毎日聴きに通うなんて時代ではなくなり、しかも新年早々から毎日が目まぐるしく動いている今、時…

ずんば
3か月前
3

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 3日目

3日目。『畔倉重四郎』としては2日目。 伯山先生は朝から一度東京に戻りラジオ収録をされたそうで、それでも案外喉の調子が悪くないとのことで、会場が拍手に包まれた。 客…

ずんば
3か月前
2

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 2日目

2日目。ついに『畔倉重四郎』の始まりだ。 悪事の馴れ初め 畔倉重四郎が人殺しを始める前の話。 真人間だったはずの若い畔倉の歯車が少しづつ狂い出していくところを「あ…

ずんば
3か月前
2

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 1日目

講談師、神田伯山先生の新春連続読みの記録。 今年は6日間にわたって東京と名古屋で行われる毎年恒例の新春連続読み。その名古屋公演の通しチケットを入手し通うことにな…

ずんば
3か月前
5

お酒を飲んで楽しむものは

結局のところ“人”が好き。 行きつけの居酒屋で充実した数時間を過ごす度に思うこと。 元々食べることが好きな自分。 お酒も酔っ払うために飲むというより、味を楽しむた…

ずんば
4か月前
10

HSPな自分が励まされた桂宮治の生き方

「あんな“笑いの塊”みたいな人が、元々は人前で話すのが大の苦手……?」 TVer限定配信の番組『最強の時間割』で、落語家の桂宮治が自身の半生を語っていた。(TVerアプ…

ずんば
5か月前
7

ふたりで親になる

互いに「相棒」と呼び合うパートナーとの間に、子を出産して約1ヶ月半。日ごとに成長する我が子を2人でお世話しています。 家事も育児も全部分担。いや、家事は相棒の方が…

ずんば
6か月前
18

本日出産予定日、もう産後2日目

2023年9月8日の早朝、出産しました。 体重なんと3420gのビッグベビー。 2日前の健診のエコーで推定体重3100g台だっただけに仰天しました。 しかもそれだけのサイズ感があ…

ずんば
7か月前
29

たぶん最後の妊娠記録

予定日まであとちょうど1週間。 今日から妊娠39週です。 毎週日曜更新を目指して昨年末くらいからゆるゆるとやってきたnote更新も、来週には環境がガラリと変わって出来な…

ずんば
8か月前
29

毎年「24時間テレビ」に思うこと

いつの間にかテレビのない生活を何の問題もなく送るようになっていた。それでも毎年きちんと24時間テレビの放送日は耳に入ってくる。 24時間テレビを最後にまともに観たの…

ずんば
8か月前
5
職場の「セクハラ」「パワハラ」と「交流」との境目

職場の「セクハラ」「パワハラ」と「交流」との境目

職場でいわれるセクハラやパワハラと、そうでないものの境目はどこにあるのだろう?
そんな話が親しい人達との間で盛り上がった。

ある人は「例えば『がんばって』という意味で少し肩に手を触れただけですぐセクハラと言うのは、やりすぎだと思う。今の若い人は何でもセクハラと言い過ぎ」と言う。
またある人は、その話に続けて「そうは言っても、ニヤニヤしながら腰に手を回してこられた時はさすがにセクハラだと思ったんだ

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家事と育児とのバランス

家事と育児とのバランス

子が産まれて半年が経ち、なお相棒と悩みぶつかることの多い課題。
「家事と育児、どちらがどのくらいずつ負担するか」
今回は、そのバランスをどう模索してきたかの話。

本当は家事も育児もぴっちり半分ずつやれるのが理想だ。一方、気づけば我が家のスタンダードになってきていたパターンは、相棒が主に家事を回し、その間の子の面倒は自分が見るというもの。そして家事を終えた相棒は「ずっと面倒を見させていたから」と子

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ごろごろ、にぎにぎ、もぐもぐ

ごろごろ、にぎにぎ、もぐもぐ

久しぶりに子育て報告を。と、記事を書くにあたり、まずはこの記事に使う画像を探してみたところ……可愛すぎるものを見つけました。
なんですか「へちょ」って!可愛すぎる!

子育てをするようになってから、世の赤ちゃんが今までより何倍も可愛く見えるようになってしまいました。今までだったら「可愛い……!」だったものが「んぎゃぁぁぁ可愛いぃぃ!!」になった感じで。そして我が子はもっと可愛い。見える世界が変わり

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携帯電話の音に怒る人 を見下す人

携帯電話の音に怒る人 を見下す人

先日、公演中の静寂の中で携帯電話の音が鳴り響くというハプニングに遭遇した。
6日間連続で通った「神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024」名古屋公演の千秋楽でのこと。内容の感想は毎日書いていたので、携帯電話が鳴ったタイミングの詳細も以下の記事に書いてある。

端的に言えば、シリアスで静寂さが張り詰めたシーンに差し掛かった場面で、携帯電話の「マナーモードにしてください」という音が数度繰り返して流れ

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神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 6日目

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 6日目

ついに6日目。千秋楽となってしまった。
一言でいうと“ハプニングの多い1日”だった。そして、予期せず起こる物事への伯山先生の対応力の高さを見た日でもあった。
マクラでは会場内の連続券の客と一日券の客とが対立構造になりつつある話が面白おかしく話された。伯山先生が一日券のお客様向けに、連続券の方も復習がてらとこれまでのあらすじをダイジェストで読んでくれた昨日、連続券の一部の方が「あらすじなんて野暮だ」

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神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 5日目

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 5日目

さて、5日目だ。楽しい6日間に終わりが見えて寂しいような気がしてくる。
私自身は連続読みで毎日栄に通うことになったおかげで、4日目から5日目の間は名古屋に泊まり観光を楽しもうということになった。名古屋は地元で、今も頻繁に訪れるが、だからこそ観光というものをしていない。だから連続読みを機に名古屋を観光地として楽しんだ。行き先は名古屋城。一昨年の『寛永宮本武蔵伝』連続読みの際、伯山先生が名古屋城に訪れ

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神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 4日目

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 4日目

4日目、つまり『畔倉重四郎』3日目。中身の濃い話が集中していた。
講釈を毎日聴きに通うなんて時代ではなくなり、しかも新年早々から毎日が目まぐるしく動いている今、時間を忘れて連続読みに通う人がいるとはという内容のマクラが話された。確かに。しかし、毎日が目まぐるしいからこそ、連続読みに通い時間を忘れる日々をあえて設けるのもまた大切なのだと思う。今そういうことを一緒にやっている人が300人ほどもいること

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神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 3日目

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 3日目

3日目。『畔倉重四郎』としては2日目。
伯山先生は朝から一度東京に戻りラジオ収録をされたそうで、それでも案外喉の調子が悪くないとのことで、会場が拍手に包まれた。
客席の照明は0%にされ、そこで怒涛の殺しの場面を観ることに。

金兵衛殺し

畔倉は三五郎と入った賭場で大負けし、その後その賭場の貸元である鎌倉屋金兵衛を、賭場帰りを狙って殺す。さらに売上金を奪い、直前に借りておいた三五郎の名入りの扇子を

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神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 2日目

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 2日目

2日目。ついに『畔倉重四郎』の始まりだ。

悪事の馴れ初め

畔倉重四郎が人殺しを始める前の話。
真人間だったはずの若い畔倉の歯車が少しづつ狂い出していくところを「あちゃー」と思いながら見る感じだった。
でもこの時の畔倉は、後のことを思えばまだまだ善人。善人が悪に染まる過程が描かれることで、どんな善人も悪人になり得るのかもしれないという危うさを感じながら観た。
この一席があるからこそ、見る側はゆく

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神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 1日目

神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 1日目

講談師、神田伯山先生の新春連続読みの記録。

今年は6日間にわたって東京と名古屋で行われる毎年恒例の新春連続読み。その名古屋公演の通しチケットを入手し通うことになったので、個人の忘備録として毎日書いていきたい。

まずは参加前の個人的な気持ち。
先の記事でも書いている通り、昨年9月に出産した。妊娠中は講談も落語も平気で聴きに出掛けていたが、産後となるとそうもいかない。まして6日連続なんて……。

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お酒を飲んで楽しむものは

お酒を飲んで楽しむものは

結局のところ“人”が好き。
行きつけの居酒屋で充実した数時間を過ごす度に思うこと。

元々食べることが好きな自分。
お酒も酔っ払うために飲むというより、味を楽しむために飲む。料理とお酒とのマリアージュ……などという難しいことは分からないが、組み合わせが上手くハマって料理もお酒も化学反応的に美味しく感じた時、至福の時間が訪れる。

お酒自体を味わうのも好きだ。
主に飲むのは日本酒や梅酒、洋食ならワイ

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HSPな自分が励まされた桂宮治の生き方

HSPな自分が励まされた桂宮治の生き方

「あんな“笑いの塊”みたいな人が、元々は人前で話すのが大の苦手……?」

TVer限定配信の番組『最強の時間割』で、落語家の桂宮治が自身の半生を語っていた。(TVerアプリにて無料で視聴可能だが、配信終了時期が明記されていないので、ご覧になりたい方は是非お早めに。)
宮治といえば、あの『笑点』のメンバーに抜擢されたのをきっかけに知った人も多いのではないだろうか。

自分もまだ生の高座で観たことはな

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ふたりで親になる

ふたりで親になる

互いに「相棒」と呼び合うパートナーとの間に、子を出産して約1ヶ月半。日ごとに成長する我が子を2人でお世話しています。

家事も育児も全部分担。いや、家事は相棒の方がこまごまとしたことに気づいて、よくやってくれている気がします。自分はそんな相棒に甘えすぎないように、母乳を出せることにあぐらをかかまいと頑張る日々。
いや、もちろんあぐらをかこうなんて気持ちは微塵もないのですが。傍からそう見られないよう

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本日出産予定日、もう産後2日目

本日出産予定日、もう産後2日目

2023年9月8日の早朝、出産しました。

体重なんと3420gのビッグベビー。
2日前の健診のエコーで推定体重3100g台だっただけに仰天しました。
しかもそれだけのサイズ感があるからか、新生児の姿として想像していたしわしわ感が無く、産まれたてからほっぺがもちもち。

note更新はもう今日は出来ないかな?と思っていたのですが、ちょうど赤ちゃんが爆睡してくれているので、出産時のことについて書きま

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たぶん最後の妊娠記録

たぶん最後の妊娠記録

予定日まであとちょうど1週間。
今日から妊娠39週です。

毎週日曜更新を目指して昨年末くらいからゆるゆるとやってきたnote更新も、来週には環境がガラリと変わって出来なくなっている可能性が大です。

そう、予定日かそれより早く産まれるような気しかしないから。

先週の健診では「予定日近くで産まれそうな様子」と言われました。子宮口は閉じているけれどだいぶ薄くなってきているとのこと。言いぶりから勝手

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毎年「24時間テレビ」に思うこと

毎年「24時間テレビ」に思うこと

いつの間にかテレビのない生活を何の問題もなく送るようになっていた。それでも毎年きちんと24時間テレビの放送日は耳に入ってくる。

24時間テレビを最後にまともに観たのは何年前だっただろう?中学生?高校生?どちらにせよ10年ほど前だ。
そうなる前までは24時間のうち何時間テレビに張りつけるかを競う勢いで見ていたし、感動を誘う企画に何度も涙していた。難聴のいとこが通う東京のろう学校が毎年出ていて、毎年

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