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何度でも読みたいNOTE

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読み返したい大事なNOTEをまとめました。
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#毎日更新

一言で済む話を何千字、何万字という言葉にする。その気持ちを、笑われてたまるか

一言で済む話を何千字、何万字という言葉にする。その気持ちを、笑われてたまるか

「結局、〇〇ってこと?」

呼吸がつままれた気がした。

遠回しに、遠回しに。
一言で済ますこと、それが適切である場面は多くある。

上司への報告は簡潔に。
わたしが長々と経緯を話そうものなら、途端に相手は目の色を変えて言う。

「結局、結論はなんなんだ。」

でも待って。まだ早いの。

気持ちを一枚一枚重ねているところだから。
ひとつひとつ色を足しているところだから。

風が一瞬でも強く吹けば、

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終点は今ではない。ただどう足掻いても、わたしはここへ来るしかなかったのだろう。

終点は今ではない。ただどう足掻いても、わたしはここへ来るしかなかったのだろう。

痩せ細った、自分の白い手首が頼りない。
どうして、どうしてと。
これが涙なのか、わからない。

だってわたし、今まで何も出来なかった。
"何も"というのは当然話を盛っていて、ただ丁度いい言葉を探すと「何も」になってしまう。ここまでたった数百字書いただけで、わたしの目頭は熱くなっている。忙しい奴だなと、我ながら思う。

笑顔でいるのも、きっと貼り付けている。
わたしのことが大好きな人も、わたしが大好

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褒めあう文化をぬるま湯にしない為に

褒めあう文化をぬるま湯にしない為に

noteはいつも褒めてくれる。投稿しても褒めてくれるし、誰かにスキをつけても褒めてくれる。そのうち1文字書いただけや、ログインしただけでも褒めてくれるようになるんじゃないだろうか。

noteの中の書いている人も、読んでくれる人も、褒めてくれる人が多い。

ほとんど石は飛んでこない。変な広告も出ない。スパムアカウントもすぐにいなくなる。きわめて心理的安全性の担保された、快適な空間。

ここでは真っ

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物語という贈り物

物語という贈り物

此処で書くようになって、もうすぐ半年が過ぎようとしている。早いものだと思う。

エッセイでも小説でも、私は自分の原体験を元にnoteを書いている。私自身のことを書いていくなかで、少しづつ読んでくれる人が増えていった。それはとても嬉しいことで、ありがたいことだった。

なかでも嬉しかったのが、私の周りの人のことまで「好きです」と言ってくれる人が現れたことだった。息子たちのこと。幼馴染のこと。私の命と

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「休むこと」の大切さを 休まずに考えたい

「休むこと」の大切さを 休まずに考えたい

頭に刺さって抜けない、その言葉が鬱陶しい。

書いています、今も、これからも。
朝起きるとわたしはいつだって書くことを考えていました。別にわたしなんて素人だけど。でも素人だから負けていられない。才能がないことがわかっていること、それを才能にしようとしていました。

朝起きて、顔を洗う。
ラフな格好のまま、髪を整える。
鏡と向き合い、わたしはその日書くエッセイのタイトルを考えていました。正確には意識

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コンプレックスがなかったら文章なんて書かねえよ、みたいな雑文

コンプレックスがなかったら文章なんて書かねえよ、みたいな雑文

「あなたはなぜnoteを書いているのですか?」と聞かれたら、どのように答えますか?noteだけで飯を食っているという人はごくわずかだと思うので、「生きるために」みたいなライスワークとして回答する人は少ないだろう。むしろ、金になるかならないかを置いておいても立ち現れてくるような表現活動の広場としてnoteというメディアはあるのだろう、くらいに考えている。

「あなたはなぜ文章を書くのですか?」と

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淡々と続けるくらいがいい。

淡々と続けるくらいがいい。

コンテストで賞をもらえなかったら、それはいい作品ではないのか。

ひとに評価されなかったら、それはいい作品ではないのか。

答えは「そんなことない」だと思う。

+++

noteでいうと、コンテスト企画や公式のオススメに載ること。今まで特に気にしていなかったけれど、最近になって急に気になってきた。

私のnoteは、公式のオススメに載る感じじゃないのかな、と。

確かに、とびきり良いnoteを

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第三者としての自分

第三者としての自分

マーケティングでも広告でもTwitterでも、「ペルソナ」の設定が大事だと言われる。

ペルソナとはマーケティング用語で、ユーザー像のこと。めちゃくちゃ平たく言えば、「どんな人に商品(情報)が届いてほしいのか、なるべくリアルに・具体的に想像し、設定すること」だと思う(業界・業種によって微妙に出てくる文脈違いそうだけど、今回のnoteはこの説明でいきます)。

Twitterやnoteのアカウントを

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noteの質をあげるために。

noteの質をあげるために。

noteのね、質をあげたいなと思ってるんです。

100記事を達成して、100日連続もなんとか達成して、noteで文章を書くというのは、だいぶ楽になってきました。いやそれでも大変なのは変わらないけどね。毎日noteとか無理ゲーだから。笑

それでも、"文章うまいよね"とか"いつもスッと入ってきます"とか言われると、嬉しいんですわ。自分でももっと良い文章を書きたいな!と思っているところに、そんな声が

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日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう

日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう

小さな幸せに気づけない。

誰とも約束が出来ないというのは人生を放棄しているようだ。
わたしは刺し殺したいほど好きな相手もいないし、刺し殺されるほど人と関わりを持っていない。電話をするほどの相手もいないし、煙草を一緒に吸ってくれる相手もいない。ほとんどの時間わたしはひとりで過ごしている。仕事をしている時は引っ切り無しに人と会話をしているが、どこか壁に向かって話をしているみたいだ。別になんの感情の跳

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楽しみにしてくれている人が1人いるだけで。

"たくさんの人に読まれるものにしたい"
という思いはある。すごくある。けれど、結局はたった1人にでも響けばすごく嬉しいのだ。その1人がいるだけで、救われるものだよなぁ思う。

誰かのちょっとしたスキマ時間に読んでもらえるような、そんなnoteを続けたい。私が月曜日の「週刊まえだー」をゆるゆると楽しみにしているように、金曜の夜を楽しみにしてもらえるようになれたらいいなと思っている。

たまに、「楽し

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「頑張っているかどうかは問題じゃないんだよね」なんて そんな言葉を使わないで

「頑張っているかどうかは問題じゃないんだよね」なんて そんな言葉を使わないで

気づかないうちに身体に傷がついていた。

痛いから傷なわけでもない。
見た目よりも痛くない傷もあるし、よく見えないのに物凄く痛い傷もある。
なんだか眠いな、痛いのに。
体調の悪さを暑さのせいにする。冷房をつけるのは、ちょっと負けた気がしたのでクローゼットから扇風機を取り出す。部屋にそれを置くと狭い部屋が余計に狭く感じた。生温い風がわたしの傷に流れ込む。横になったわたしは天井を一点に見つめていた。

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