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医療現場あるある

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医療現場で働く看護師が体験した実体験! あるある〜!、
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記事一覧

医療現場あるある〜新人看護師のあるある行動〜

医療現場あるある〜新人看護師のあるある行動〜

看護師一年目は、右も左もわからない状態です。
医療の専門用語や略語が飛び交い、当たり前から、自分の当たり前が通用しない世界へ。
人が生きるか死ぬかの世界、未知の世界です。
そして怖いドクターや先輩看護師。
現実逃避もしたくなります。

混乱しているためか、身を守るためか、何回か伝えたことでも「初めて聞いた」と言うことも。
そして、やることが多いはずなのに、突然何をしたらいいのか分からなくなり1人だ

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医療現場あるある〜二本の歯〜

医療現場あるある〜二本の歯〜

高齢者の方では、歯がない方が多く入れ歯をしている方もおられます。

また心不全や癌の患者さんは、生活習慣が乱れた結果でなることが多く、生活習慣が乱た結果虫歯で歯がない方は多いです。
そして歯がある場合とない場合で、かなり顔つきが変わることも…。

みなさんは入れ歯ではないかもしれませんが、歯がなくなったらどんな顔になるでしょうか?

いつまでも知らなくてもいいように、歯は大切にしたいものですね。

医療現場あるある〜年寄り笑うないく道じゃ〜

医療現場あるある〜年寄り笑うないく道じゃ〜

認知症の有病率は年齢とともに高まります。
現在65歳以上の約16%が認知症です。

80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%!
95歳を過ぎると男性の51%、女性の84%が認知症だそうです!

わが国は長寿国となり、認知症と共に生きる高齢者の人口は今後も増加します。

2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になるものと予測されています。

認知症とは、以前のことを覚え

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医療現場あるある【未来】〜1番の説得者〜

医療現場あるある【未来】〜1番の説得者〜

この患者さんは、もともと高齢で認知症のため、環境適応能力が低い方です。このような方はせん妄といって一時的に意識が混濁して状況がわからなくなりパニック状況になることがあります。

多くの場合、看護師が付き添ってなだめたり、気持ちが落ち着く薬を飲み、興奮を沈めます。
しかし、数分前のことを忘れる方もおられ、それだけでは、対応しきれないこともあります。

それにより離院や転倒につながります。また興奮して

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医療現場あるある〜看護師の謎の行動〜

医療現場あるある〜看護師の謎の行動〜

入院すると、ナースコールですぐに来たのに、去られることがあるかもしれません。
来て去るのは、確認して優先順位をつけるためです。

もしあなたが胸が苦しいと言われれば最優先になりますが、お茶と言われれば(お茶の人すみません)他のこと(安全や命)を優先して、姿を暗ますことがあるかもしれません。

そして重なりに重なると、忘れることも…。

あなたも入院して、同じことが起こったら、たぶん裏側はこんな感じ

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医療現場あるある〜看護師の勘〜

医療現場あるある〜看護師の勘〜

つづき

その後、この患者さんの経歴を聞くと
船乗りであった。

海外で、中国人などと命がけの戦いをして
やり合っていたと、自慢げに話をされた。

看護師の勘はけっこう当たる。
しかし、予想を上回る強者は、必ず存在する。

医療現場あるある〜チーム スパイナース、任務遂行で重要な要素はこれよ〜

医療現場あるある〜チーム スパイナース、任務遂行で重要な要素はこれよ〜

看護師はチームで働きます。
患者さんの状態観察やケア、検査、治療の介助等、安全かつスムーズに行うため、リーダーが必要時指示を出します。

安全を守るためにはどのようなリスクがあるのか予測することが重要です。

それにかかせないのが、アセスメント。

任務成功は、このアセスメント抜きではありえません。

そして、患者さんの安全を確保するには、このアセスメント能力がものをいいます。

みなさんも日頃か

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医療現場あるある〜共鳴〜

医療現場あるある〜共鳴〜

入院すると、環境への適応能力が低い方(特に高齢者の方)は、自分がどこにいるか分からなかったり、状況が分からず自宅に帰りたいと帰宅願望を抱く方がおられます。

また、難聴の方は自分の声の大きさが調整できないため、とてつもない大声で話させることがあります。

そんな方が集まった部屋は、患者さん同士が共鳴し無秩序なことになることも。
こうなると、もう手がつけられません。

あなたも入院して大部屋になった

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医療現場あるある〜ワシはモルモットじゃない〜

医療現場あるある〜ワシはモルモットじゃない〜

大学病院は、診療に加え、教育や研修、研究といった特徴を持った病院です。

そのため、良くも悪くも検査治療が多くなります。
そして、多くの学生さんや研修生の方がいるので、実験台と感じる患者さんもおられます。

そのようなことを心に秘める方もおられますが、このようにストレートに表現される方もおられます。

医療者の当たり前が、患者さんの当たり前ではない。

患者さんから考えるきっかけをもらう事が多いで

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医療現場あるある〜入れ歯〜

医療現場あるある〜入れ歯〜

医療現場のあるある。
これは、ノンフィクション4コマ漫画!

看護師は、患者さんのことだけではなく、病棟全体の管理をしています。
そのため、患者さんのもの、特に貴重品がなくなれば、掃除業者から色々な関係者に事情聴取をして、院内中をひっくりかえし刑事みたいなことをやり出します。
みなさん、極力病院には貴重品を持ち込まないようにしましょう。

医療現場あるある〜変化球の命令〜

医療現場あるある〜変化球の命令〜

自分の言いたいことをストレートに言わないけど嫌に圧が強い人、たまにいますよね。

いい人のふりをして、攻撃してくる人。
これを、カバートアグレッションと言います。

相手の心を操って攻撃する「マニピュレーター」と呼ばれる人が、カバートアグレッションを持つとされています。

上記のような人たちは、基本的に良い人と思われやすいですが、実は他者を傷つけたりおとしめたりすることがあり、意外と私たちの周りに

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医療現場あるある〜夜勤、お願い目覚めて〜

医療現場あるある〜夜勤、お願い目覚めて〜

その後この患者さんは、同室患者から
なぜか分からない冷たい視線を受ける。

俺が何したってんだ!!

そう思ったら考えてほしい。

あなたの寝言は、大丈夫だろうか。

このような同室患者でのトラブルは少なくない。