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【フードエッセイ】はじめて作ったまかないは麻婆豆腐でした
初めて自分で作った料理というのは何だったのだろう。
子供の頃、妹と一緒に作った『目玉焼き』だろうか。定かでない。
余談だが、目玉焼きは料理と呼べるのかという言説をたまに聞くけど、私は立派な料理だと思っている。
それ以来、料理を作るのが好きになったかと言えば全くそんなことはない。
高校を卒業してなんとなく始めた居酒屋のアルバイトまで料理に興味はなかった。
そんな、なんとなく始めた料理が長年自分の生
私の黄金週間 (日記)
昔、手帳を使ってスケジュールを管理していた時期がある。
まぁ、スケジュールと言っても週6で仕事をしていた頃だ。空いている時間に誰々と飲んだとか、そんなことしか記していない。
ただ、その頃の手帳を見返すとその時の自分の交友関係がよく分かった。中にはもう疎遠になり会わなくなった人の名前も記してあり、少し切ない気持ちになった。
私には日記を書くという習慣がない。たまに入る予定も今ではスマホで管理してい
愛媛旅行記 (後編)〜ぼくらが旅に出る理由〜
前回からの続き
旅行二日目。
宿をチェックアウトし、松山へ。
ブランチは鍋焼うどん『ことり』と決めていた。
そう、こちらも映画『がんばっていきまっしょい』に登場した聖地である。
レンタカーを返し、ここへ来る時に乗ったタクシーの情報では松山市民は讃岐うどんを好む人が多いと聞いたが、この柔らかいうどん、なんとも美味しいじゃんすか!!
出汁も関東にはない風味。正直、かなり期待してこの店まで来たが、
愛媛旅行記 (前編)~ぼくらが旅に出る理由~
旅の名言というのはいくつもあるが、その中でも写真家、星野道夫さんのものがシンプルで好きだ。
そんな訳でいざ、愛媛へと出発しました!
先日の記事でも書いた通り、初の四国旅行。
結論から書いてしまえば、初の四国に愛媛を選んで本当に良かったなと思っています。
一泊二日のタイトなスケジュールだったので、それなりに詰め込みましたが大満足でした。
それにしても、この四月から転職をして夢の土日休みを獲得し
趣味との向き合い方 (エッセイ)
自分が気分屋かどうか考えると、認めたくはないが気分屋の部分はある。
もちろん、気分次第で仕事に行かないなんてことは出来ないが、それ以外のものは割と気分で決めている気がする。
食べ物だって気分で決めていいし、自分の好きなもの(趣味)だって気の向いた時に楽しめばいい。何も問題はない。
自分の趣味で言えば、本を読みたいときに読書をするし、映画が観たければ映画を観る。音楽だって同様だ。このnoteだって
いざ、愛媛へ、がんばっていきまっしょい!
1998年の映画『がんばっていきまっしょい』
監督は磯村一路、女優・田中麗奈のデビュー作でもある。
普段、映画レビューはやらない私がこの作品を取り上げたのは理由がある。
来週、愛媛旅行に行ってきます!
一泊二日の旅ではあるが、初の四国の地。今から楽しみである。
若い頃は仕事に追われ、あまり旅行に行く習慣はなかったが、年を取ってから意識して向かうようになった。
旅は準備も楽しい。その土地のことを
ANGELINAを弾きながら (日記)
新しい仕事もまだ慣れていないが、それゆえに待ち焦がれた休日。
残りの人生は趣味に没頭しようと決めた転職だ(もちろん仕事も頑張りますよ!)早速、部屋の隅で眠っていたギターを引っ張りだした。
無職中も何度か久しぶりにギターを弾いてみようかと思うことはあった。だが、ギターなんて弾いてる場合かとブレーキがかかったし、たぶん実際に弾いていたらより自己嫌悪に陥った気がする。
しかし、晴れて社会人になった身だ
【ブックレビュー】村上春樹訳で読むレイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』
ジョナサン・レセムはチャンドラーをこう評している。
清水俊二さん訳の『さらば愛しき女よ』はもちろん読んでいる。
しかし、レセムの言う通り数年ごとに読み返すに値するチャンドラー、どうせなら話題になった村上春樹さんの訳で読み返してみようと思った次第だ。
村上春樹さん版のチャンドラーは初であった。タイトルは『さよなら、愛しい人』になっている。
私立探偵フィリップ・マーロウの長編小説は全七作あり、本作は