バズヤマ@UP Life 介護予防

介護予防や地域リハビリに対する考え方などを書いています。 予防ヘルスケアに特化した「A…

バズヤマ@UP Life 介護予防

介護予防や地域リハビリに対する考え方などを書いています。 予防ヘルスケアに特化した「ARCE Inc.」の取締役。リハビリ施設 UP Lifeを3施設運営中。

マガジン

記事一覧

大学院落ちました。

とても悔しかったです。 高校の野球部時代に最後の大会で負けた時よりも、初めて彼女に振られた時よりもその何倍も。 かなり勉強はしたつもりではいましたが、記述式の対…

UP Lifeとは何なのか?

私がUP Lifeに勤めたのは2019年9月。それまでは「いつか地域に行きたいなー」と考えていただけで、何となく病院での勤務が4年目を迎えた一社会人でした。 その時から社長…

デイサービスへの転職は、キャリアアップにつながるのか?

世の中の全社会人の頭を悩ますキャリアアップ。 「もっとスキルを身に付けたい」や「他の人にはないキャリアを歩みたい」など、色々な思惑を含めてのキャリアアップだと思…

生活期リハビリでアウトカムを測定する意味

ある日、生活期リハビリに身を置いている方が尖った意見を主張していました。 だいぶ酒に身を委ねてツイートした感のある内容ですが、偶然にも私もこの方とは同意見です。…

理学療法士は予防領域で何をやっているのか?

私が大学生の頃からずっと思っていたことがあります。 地域の人が病気にならない健康な体作りができるように、予防領域で働きたいと。 恐らく、これを思ったのが私で10万…

0から始める地域事業造り!【事業案作成の概要編】

※【0から始める地域事業造り!】シリーズは、起業や営業などの経験が一切ないけど地域住民のための事業をやりたい!という方向けに作ったものです。実際に地域事業を立ち…

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予防に興味があるなら最低限抑えておきたい3つの考え方

予防分野に興味を持っているそこのあなた。 予防は現在・今後でトピックとなる未来明るい分野です。この分野に興味を持っている方は先見の目に秀でています。 だがしかし…

今更ながら自己紹介してみました〜平凡PTが部長になるまで〜

~本記事の要約~ 普通の回復期病院に勤めていたPTがある日社長と出会い「You、ウチに入っちゃいなよ!」と誘われ入職。そして、突然の役職就任命令。頭のおかしい社長に優…

地域リハビリの職場って認知度の割には人気がない!?

〜本記事の要約〜 地域リハビリに関わっているセラピストは全国に6万人弱もいるのに人気がない世界。そこには、。しかし、そこには地域で働くセラピストの割合が関係して…

セラピスト必見!地域リハで役に立つ5冊の書籍をご紹介!

~本記事の概要~ 大学生時代から本を買い漁りすぎて借金まで作った私が、地域リハを行う上で役に立つ書籍を5つ厳選してご紹介しています。今回は臨床系の本から地域リハ…

【超大作】もう、筋膜・内臓アプローチで開業する時代は終わって良いんじゃない?【元信者】

世はまさに整体院開業時代。 身の回りでも整体院を始めたという方が多いのではないでしょうか。 整体院で行うサービス内容は千差万別であり、とても個性豊かな事業形態だ…

地域のセラピストが地域をマネジメントしたら地域No.1のデイになった話

①何も実績は無いが、やる気だけはあった時は2019年9月。私が所属している相模原市南区でスタッフ全員がPT・OTのデイサービス「UP Life」がオープンしました。 元々病院で…

「新卒でも地域で働きたい!」という勇敢な方を応援するためだけに書いた記事

〜本記事の概要〜 新卒でも地域で気持ちよく働くための職場選びのポイントなどをまとめました!「地域に出るには、まずは病院で働いてから!」という奴らの言葉に不安を抱…

病院で働くセラピストが地域に出て働くのに必要な3つのスキル

~本記事の概要~ 「病院で働いているけど地域に出て働きたい」と思っていても、中々その一歩が踏み出せないという方向けに、地域で即戦力として働くための3つのスキルを…

家屋調査へ行くセラピストにやめて欲しい3つのこと【地域の生の声】

この前、いつも親しくしているケアマネが病院の療法士に対して怒っていました。 「家屋調査で療法士さんが全部仕切るわ急な日程で同行を提案するわで、何様なの?」 ごも…

実績も無いくせに、人生で初めて教壇に立ちました【非常勤講師になった経緯】

2020年10月上旬に北里大学へ講義を行ってきました。 46名の学生さんの前で、3コマも授業の枠をいただいて「地域のリアルと作業療法士の役割」というテーマで話してきまし…

大学院落ちました。

大学院落ちました。

とても悔しかったです。
高校の野球部時代に最後の大会で負けた時よりも、初めて彼女に振られた時よりもその何倍も。

かなり勉強はしたつもりではいましたが、記述式の対策が甘かったの一言に尽きます。初めて心の底から学びたいと思って受験を決意し、それなりの努力を積み重ねた結果で落ちたので、人生で一番悔しい経験でした。

ですが、落ち込んではいません。それ以上に悔しいからです。
今回の経験のおかげで、自分の

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UP Lifeとは何なのか?

UP Lifeとは何なのか?

私がUP Lifeに勤めたのは2019年9月。それまでは「いつか地域に行きたいなー」と考えていただけで、何となく病院での勤務が4年目を迎えた一社会人でした。

その時から社長の松本、研究部の山下、猿みたいな奴の4人で話し合いながら作ってきたUP Life。今では年50件以上の見学依頼が来るほどの人気施設に育ちました。

そんなUP Lifeですが、最近では会う人に「UP Lifeって聞いたことある

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デイサービスへの転職は、キャリアアップにつながるのか?

デイサービスへの転職は、キャリアアップにつながるのか?

世の中の全社会人の頭を悩ますキャリアアップ。

「もっとスキルを身に付けたい」や「他の人にはないキャリアを歩みたい」など、色々な思惑を含めてのキャリアアップだと思います。

かくいう私もキャリアアップに頭を悩ませてきた一人です。悩みすぎて数年前に10円ハゲができました。ハゲた部分を櫛で突きながら教えてきた美容師は今でも許しはしない。

今回は理学療法士・作業療法士のリハビリ職に焦点をあてたキャリア

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生活期リハビリでアウトカムを測定する意味

生活期リハビリでアウトカムを測定する意味

ある日、生活期リハビリに身を置いている方が尖った意見を主張していました。

だいぶ酒に身を委ねてツイートした感のある内容ですが、偶然にも私もこの方とは同意見です。

また、最近もアウトカムについて意見していたようです。

私はアウトカムの測定を放棄すると言うことは、測定できない理由がない限り"悪"であると考えています。しかし、不必要なアウトカムの測定も"悪"だと思います。

最近では、地域理学療法

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理学療法士は予防領域で何をやっているのか?

理学療法士は予防領域で何をやっているのか?

私が大学生の頃からずっと思っていたことがあります。

地域の人が病気にならない健康な体作りができるように、予防領域で働きたいと。

恐らく、これを思ったのが私で10万人目くらい。それだけ多くの人が臨床経験を重ねていくにつれ感じることだと思います。
最近だと、SNSで予防ヘルスケアベンチャーの活躍が目に留まることも増えており、若い理学療法士が予防領域で働くことへ憧れを持つことが珍しくなくなってきた気

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0から始める地域事業造り!【事業案作成の概要編】

0から始める地域事業造り!【事業案作成の概要編】

※【0から始める地域事業造り!】シリーズは、起業や営業などの経験が一切ないけど地域住民のための事業をやりたい!という方向けに作ったものです。実際に地域事業を立ち上げから関わり、1年足らずで数十件ものキャンセル待ちの事業を作った筆者が、事業案から集客、サービスの提供体制までをシリーズを通して解説していきます。

「何か独立してやりたいけど、何をやればいいのかさっぱり分からない!」

そんな漠然とした

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予防に興味があるなら最低限抑えておきたい3つの考え方

予防に興味があるなら最低限抑えておきたい3つの考え方

予防分野に興味を持っているそこのあなた。

予防は現在・今後でトピックとなる未来明るい分野です。この分野に興味を持っている方は先見の目に秀でています。

だがしかし!
どれほどの人が予防分野で活躍できているでしょうか。
あなた自身もしくは周りの方が『予防に興味はあるけど、活躍できるのか分からん!』と不安になっていませんか?

今回は株式会社ARCEの『健康予防事業部』というゴリゴリに予防事業を行っ

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今更ながら自己紹介してみました〜平凡PTが部長になるまで〜

今更ながら自己紹介してみました〜平凡PTが部長になるまで〜

~本記事の要約~
普通の回復期病院に勤めていたPTがある日社長と出会い「You、ウチに入っちゃいなよ!」と誘われ入職。そして、突然の役職就任命令。頭のおかしい社長に優秀な社員、自由奔放な部長(自分)で目指す3つのビジョンに向かって日々頑張ってるよーという自己紹介です。

noteを書き始めてから約1年が経ちました。

今まで書いた記事は30本と中々スローペースですが、そう言えば自己紹介をしていなか

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地域リハビリの職場って認知度の割には人気がない!?

地域リハビリの職場って認知度の割には人気がない!?

〜本記事の要約〜
地域リハビリに関わっているセラピストは全国に6万人弱もいるのに人気がない世界。そこには、。しかし、そこには地域で働くセラピストの割合が関係していた!?
そして、不人気な世界だからこそ見えてきた新しい働き方とは・・・?

誰もが一度は耳にしたことがある“地域リハビリテーション”。

その職域に興味を持っている方は60%弱もいるようです(対象者少なめですが)。

だがしかし。とにかく

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セラピスト必見!地域リハで役に立つ5冊の書籍をご紹介!

セラピスト必見!地域リハで役に立つ5冊の書籍をご紹介!

~本記事の概要~
大学生時代から本を買い漁りすぎて借金まで作った私が、地域リハを行う上で役に立つ書籍を5つ厳選してご紹介しています。今回は臨床系の本から地域リハだからこそ必要になるスキルに関連した本まで、幅広くご紹介いたします!

noteを始めた頃からずっとやろうとしていた本企画。

大学1年生の頃から月5万円近くを書籍代にぶち込み続けて早9年。今でもビジネス系の本を中心に月20冊以上を買い漁る

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【超大作】もう、筋膜・内臓アプローチで開業する時代は終わって良いんじゃない?【元信者】

【超大作】もう、筋膜・内臓アプローチで開業する時代は終わって良いんじゃない?【元信者】

世はまさに整体院開業時代。
身の回りでも整体院を始めたという方が多いのではないでしょうか。

整体院で行うサービス内容は千差万別であり、とても個性豊かな事業形態だと思います。

なのに、ほとんどの整体院が「筋膜」と「内臓」の清一色。個性豊かとは一体?しかも、この2つを売りどころにすると違反行為になりかねないリスクがあります。

ということで、今回は整体院経営において「筋膜」や「内臓」への介入をオス

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地域のセラピストが地域をマネジメントしたら地域No.1のデイになった話

地域のセラピストが地域をマネジメントしたら地域No.1のデイになった話

①何も実績は無いが、やる気だけはあった時は2019年9月。私が所属している相模原市南区でスタッフ全員がPT・OTのデイサービス「UP Life」がオープンしました。

元々病院で数年間の勤務歴があるだけの私は、オープン半年前に社長から「お前、管理者な。地域を盛り上げてね」とだけ言われて不安とやる気に満ち溢れていました。

そんな色々と未経験な私の頭の中では、「地域を盛り上げる➡収益化が望める形で地

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「新卒でも地域で働きたい!」という勇敢な方を応援するためだけに書いた記事

「新卒でも地域で働きたい!」という勇敢な方を応援するためだけに書いた記事

〜本記事の概要〜
新卒でも地域で気持ちよく働くための職場選びのポイントなどをまとめました!「地域に出るには、まずは病院で働いてから!」という奴らの言葉に不安を抱えた方へ「全くもってそれは無い。出たければすぐ出るべき」と言い切れるだけのメッセージを込めた記事です。

①新卒が地域で働いても大丈夫な理由まずは、参考に地域(生活期)リハで必要なコンピテンシー(専門職に必要なスキルや心構え)を研究した論文

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病院で働くセラピストが地域に出て働くのに必要な3つのスキル

病院で働くセラピストが地域に出て働くのに必要な3つのスキル

~本記事の概要~
「病院で働いているけど地域に出て働きたい」と思っていても、中々その一歩が踏み出せないという方向けに、地域で即戦力として働くための3つのスキルを紹介しています!転職・就職を考え始めるこの時期だからこそ、3つの必要なスキルを知って勉強していきましょう!

私が病院から転職して1年とちょっと。
その間に腐るほど耳にしてきた言葉がある。

「地域に出たいけど自信がないから、病院で経験を積

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家屋調査へ行くセラピストにやめて欲しい3つのこと【地域の生の声】

家屋調査へ行くセラピストにやめて欲しい3つのこと【地域の生の声】

この前、いつも親しくしているケアマネが病院の療法士に対して怒っていました。

「家屋調査で療法士さんが全部仕切るわ急な日程で同行を提案するわで、何様なの?」

ごもっとも・・・としか言い返せなかった私。

というのも、元々私は回復期病院に勤めていたこともあり、月に7〜8回家屋調査へ行くこともありました。そこでケアマネに電話をするのですが、私も直前に電話するタイプの人間だったので何も言えませんでした

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実績も無いくせに、人生で初めて教壇に立ちました【非常勤講師になった経緯】

実績も無いくせに、人生で初めて教壇に立ちました【非常勤講師になった経緯】

2020年10月上旬に北里大学へ講義を行ってきました。

46名の学生さんの前で、3コマも授業の枠をいただいて「地域のリアルと作業療法士の役割」というテーマで話してきました。

私は論文を書いたことも無ければPT協会の認定を持っているわけでもありません。何なら、今回は作業療法学科の学生さんたちが対象でした。

なぜ実績も何もない上に、母校でも何でもない大学の教壇へ立つことになったのか。
今回は、そ

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