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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

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タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
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#Webライティング

Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

個人的意見だが、Webライティングはシニアにとって比較的有利に仕事ができるフィールドだと思う。

その理由は、私自身がクラウドソーシングのランサーズを利用し、能力も体力も自分よりはるかに勝る若い人たちに混じって仕事をさせて頂いている中で常々感じている、シニアゆえの数々のアドバンテージと実力第一のこの業界の実情がマッチしていると思えるいくつかの点にある。

・パソコン(スマホもあり)があれば無料

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スピード重視か?それとも丁寧さ重視か?それが問題だ。

スピード重視か?それとも丁寧さ重視か?それが問題だ。

短期間にたくさんの記事を書ける人は、おそらく割り切りが上手なのだろう。そういう人になりたいが、それが中々難しい。

記事には必ず他者による校正、校閲が入るものなので要件を満たしていればいいのに、馬鹿丁寧に細部にまでこだわってしまう自分は、鈍臭いことこの上ない。納期を死守する為に数を抑えているので中々仕事=収入を増やせずじまい。

ただ、その馬鹿丁寧さゆえに、実績が乏しい中でもクライアントの信用、そ

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最悪な短所の裏側にある最強の長所に気づかされたという話

最悪な短所の裏側にある最強の長所に気づかされたという話

私の動作はとにかくのろい。

要領が悪くて何をやるにも細かいところにまで目が行きすぎてしまい、ばか丁寧にやっている内に1人取り残されてしまうのだ。これは私が持つ最悪レベルの短所であり、そのせいで随分生活に支障が生じる事が多かった。

古くは小学校入学早々業を煮やした担任から「おのろさん」と書いた看板を一日中掛けるように命じられ、学校が終わるまで同級生から嘲笑を受けていたという黒歴史もある。

今思

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私の「報酬」に対する考えを話します

私の「報酬」に対する考えを話します

今、世の中はお盆休み真っ最中です。

そしてそういうものとは無縁なはずのフリーな私も偶然この時期に定期の仕事が入っておらず、実質的にお盆休みとなっています。

そんなわけで、はっきり言ってヒマです。だから、今日は報酬に対する考え方を書きます。

まるで誰かに偉そうに話しかけるような口調で書いていきますが、あくまでもこの記事はほぼ自分自身に向けて書いています。

その点について、くれぐれも誤

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多分「マゾ」なんだと思う

多分「マゾ」なんだと思う

現在受注している案件はそのほとんどが5000文字以上の長文Webコンテンツだ。

そういう案件の多くは執筆の倍ぐらい時間がかかる大量のリサーチがマストで時間をかけてじっくりと考えて書くことを求められる。とても片手間で書けるようなものではない。

おまけに全力で書いたにもかかわらずクライアントから情け容赦のない厳しいFBがガンガン来る。だからここのところ執筆やFBの度に怨念こもった唸り声ばかり上

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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(8)

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(8)

今日はいつもの回顧録ではなく、現在の心境とか迷いなどについて思いのままにつらつらと書いていく。

50を前にして博打のような世界に飛び込んでしまった大馬鹿者の話

大抵の人は年を重ねると慎重になる。人生経験とともに失敗も重ねて先の事がある程度予測できる学習能力が身につくのだ。

若い頃の私は「人生は博打だ」が口癖で、進んだ先でどんな世界が待ち受けてもなんとかなるさという楽観的な気持ちがあった。

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静岡ライター交流会裏話

静岡ライター交流会裏話

静岡で開催されたライター交流会に参加したライターさんのほとんどは紙媒体のライターさんだ。また、私と同年代以上と思われるベテランさんが多かった。

もっぱらWebで活動している私の仕事は、地元で活躍するライターの皆さんにはあまり理解して頂けなかったような気がする。ただ、そもそもWebコンテンツやアフェリエイトのライティングは後発組でWebにそれほど詳しくない人にはわからない類のものかもしれないので、

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迷いが生じている今敢えてペースを落とす決心をした

最近意識高い系のエントリーが続いているが、その言葉とは裏腹にモチベーションが下がっている。だから敢えて向上心を高める意味で一連のエントリーを書いていたという部分が大きい。

今になって今後の方向性で心が揺れ動いている。当初の目的からだんだん違う方向に物事が進み始めたからだ。

実はライターを始めた理由ついては2日ほど前のツイッターで書いている。

ライターを始めた理由はただ「お金の不安を解消す

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ライター交流会レポート(地方ライター編)

ライター交流会レポート(地方ライター編)

9日の静岡ライター交流会では地方のライターや編集者などのこれからについても話し合われました。では早速本題に入ります。

宮脇淳さん(編集プロダクション「ノオト」代表) 「ノオト」の主な業務・品川経済新聞、和歌山経済新聞などの地方経済情報発信・ライター交流会主催・各種メディアのライティング・編集などを受注

宮脇さんの故郷でもある和歌山ではなんと「コワーキングスナック」なるものを開店。地元で主に情

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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(9)

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(9)

今日は、私がこんな年齢で「書く」を仕事にするきっかけとなった無償の活動について記そう。

■無償(時々有償)ボランティアライター履歴とブログ歴

これまでお話ししてきた通り、なにを勘違いしたのか40代最後の年にライターデビューを果たしたわけだが、全く書く仕事と縁がなかったわけではない。

実は、ほぼ無償のボランティアライターとしての経歴はのべ10年。簡単にその内訳を箇条書きにすると以下のような仕事

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仕事における自分の「価値」は他者が決める

仕事における自分の「価値」は他者が決める

「仕事における自分の『価値』は他者が決める」

それは、かつて新卒で就職した会社で、私がいやというほど叩き込まれた概念だ。その概念は今も私の心の真ん中にしっかりと根を張っている。そして仕事をする期間が長くなるほど、その言葉の重みが増している。

そんな、この仕事に対する私の考えを、備忘録として何回かに分けて書いていきたい。

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たとえクライアント様相手でも「ならぬものはならぬ」です

たとえクライアント様相手でも「ならぬものはならぬ」です

「お客様は神様です」という言葉があります。

その言葉をライターの仕事に当てはめると、ライターに仕事をくださるクライアントは「神様」です。

だから私たちは「神様」であるクライアントの利益に貢献するために全力を尽くし、クライアントが納得するような成果物を提供しなければいけないと思っています。

しかしながら、それはなんでも「はいはい」と言うことを聞くことではありません。

ライターはクライアントの

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50代での新たな挑戦はとてつもない勇気と切羽詰まった事情が必要だが、年代なりのアドバンテージもある

50代での新たな挑戦はとてつもない勇気と切羽詰まった事情が必要だが、年代なりのアドバンテージもある

Webライティング界隈には50代以上の人をあまり見かけない。

もちろん、若いころからこの世界で揉まれ続けて生き残っている超のつくベテランには結構そのような人がいる。しかし、私のように50代から新たにこの世界に足を踏み入れた人は意外と少ないような気がする。少なくとも、私の知る限りではほぼゼロに等しい。40代後半だとちらほらいるのだけど。

その理由は、私の周囲にいる50代以上の人を見ればな

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