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読みスクラップブック

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他人の作りもの。自分の読み記録。種種雑多な文章の一時的な置き場。
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2019年4月の記事一覧

「外国人は奴隷でいい」はずがない

「外国人は奴隷でいい」はずがない

たかがツイッターのリプライ。普段は基本的にスルーしています。自分に対する中傷もミュートすれば見えなくなる。ただ、今回自分の投稿あてに飛んできたとあるリプライのことは、どうしても見過ごすことができませんでした。

なぜか。そのリプライが外国人やその子どもたちを「奴隷」と扱うことが当然だという内容だったからです。しかもそれは学習塾を経営する人(つまり日常的に子どもと接しているだろう人)からのツイートで

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noteで投稿募集「#30年後あったらいいな」を企画しました。

noteで投稿募集「#30年後あったらいいな」を企画しました。

次の日経を考えるチームでは、noteさんと日経の共同企画として、「#30年後あったらいいな」というお題でnoteユーザーのみなさまから投稿を募集していました。

2050年の世界は、いったいどうなっているのでしょうか?
想像が難しいテーマにもかかわらず、昨年末からの募集で、なんと現在までに750件超の投稿をいただきました!本当にありがとうございました。

■すべての投稿を機械学習で解析しました頂い

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教師の仕事は楽しい。でも、未来は? だから、教師を辞めて、明日の教育への種を蒔こう。

教師の仕事は楽しい。でも、未来は? だから、教師を辞めて、明日の教育への種を蒔こう。

教師という仕事が好きだ。幼い頃から、あらゆる習い事が3ヶ月以上続かなかった私が、小学校教師として通算30年近く働いてきた。クラス担任、初任の先生の指導、外国籍の子どもの日本語指導、自閉症などの支援学級担任と様々な立場で子どもや教育に関わってきた。臨時講師、非常勤講師、産休代替などと働く形態も変えながら、滋賀県、東京都と場所を変えて教えもした。飽き性の私がこんなに長く1つのことを続けてこられたことに

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「孤独を生きる言葉」

今日も松浦弥太郎さんの著書を紹介します。

「孤独を生きる言葉」

この本は、

人間は誰しも1人で生きなくてはいけない

という事の事実に対しての考え方や生き方が

書かれている本となっています!

本の最初にはこんな一文が書かれています。

「誰もが、たった一人で生きていく。 その事実を突きつけられたとき、ひるむ人もいるでしょう。どうにかしてさびしさから逃げ出したくて、たくさんの友を探したり、

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僕には「疲れる」という感覚がない

良い事なのか、悪い事なのか、
僕の友達は皆、繰り返して、繰り返して、いつも言う。

「ノブって、いつも休まないよね。
 疲れないの。」



僕には不思議なことに「疲れる」という感覚がわからない。



確かに、
僕はアメリカで働いていた時も、

週5日でテーマパークで働いて、

仕事場で南米からのゲストをアシストするためにスペイン語を勉強して、

通信大学の講義を日本語で受けて、課題に合わせ

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イタリア人にはない、日本人の「四季感」って、本当に素敵だと思うのだ。

イタリアとイタリア人をこよなく愛する僕でも、
時々、イタリア人と生活するにあたって彼らを残念だと思う事がある。

そのうちの一つが今回のテーマ、四季に対する考え方である。



イタリアにも日本と同様に、四季があるが、
日本人の四季感とは全く異なる四季感をイタリア人は持っている。

彼らには夏が一年を通して「唯一の楽しい季節」であり、
それ以外の春、秋、冬は夏を待つための
面白みがない季節だと認

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変化に疲弊する日本人と、変化を楽しむイタリア人(1)

海外から仕事を終えて日本に戻ってくると
驚く事がよくある。
それは、一時的であっても、半年前には日本に僕もいたのに、
いたるところに変化が見られるから。

新しい商品、新しいサービス、新しい施設、新しい社会の動き。
支払い方や、大学受験の方法など、
何から何まで一瞬にして変わっていく日本。

季節が移り変われば、そこで住み暮らす人の生活も劇的に変わる。
それは、イタリア(ヨーロッパ)では見られない

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僕は船の上で「モノを持たない生活」を学んだ

1日に2杯までしか酒は呑めない。
船内にいる時は名札をつけなければならない。
連絡簿に名前が載ったら安全に関する訓練に出なければならない。
どんな時間帯でもキャビンの中の電話が鳴ったら出なくてはいけない。
最後のお客様が船に戻ったら、操舵室に連絡をしなければならない。



船には数え切れない程の規則が存在する。
安全第一であるため、遵守しないとペナルティが言い渡されるわけだが、

「船には基本

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【旅エッセイ1】真冬の北海道

【旅エッセイ1】真冬の北海道

 夏の北海道では、素晴らしい景色が見られる。快適な気候と雄大な大地の緑が、都会にいては味わえない感動を教えてくれる。

 でも私は、もしも北海道を観光するなら冬、それも雪に閉ざされる真冬をお勧めしたい。

 真冬の北海道には、夏に負けない魅力がある。

 ひとつは雪の美しさ。
 東京で降る雪はすぐに溶けて泥にまみれるけれど、北海道は雪が溶けない。てのひらに落ちる雪は結晶のような形を保ったまま、大地

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はじめましては笑顔で挨拶だけしてりゃいい

リハビリブログです。

最近肩こりがひどくてー、目にきてる感じがあるんですよねー。やっぱ歳なんですかねー。寝ても疲れが取れないっていうかー。結構寝てる方なんですけどねー。1日5時間ぐらいかなー。え、これって短い方ですかー?昔なんか2〜3時間寝ればピンピンしてましたよー。疲労とか感じるタイプじゃなかったですしー。

いや、知らんがな。

いや、知らんがな。

はじめましてからコミュニケーションを取ろ

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日本語が読めるイタリア人が新宿駅新南口で爆笑する理由

これは本当に面白い。しかも、短い時間で読める。
しかし、そのイタリア人の笑いが、
文字にして伝わるかが多少心配(笑。
えーい、始めます!

noteを読んでいる方の中には地方の方もいると思うので説明するが、
新宿の新南口に2016年の春、新宿高速バスターミナルという建物ができた。
建物自体は凄く大きく、バスの本数も多く、使い勝手が良い。
僕も、館山に行くのに先月、使ったばかりだ。



そう僕の

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僕はここで死ぬのか。死を悟ったあのアブダビでの、あの日、あの時。(2)

ゲストはただ窓の向こうの景色に魅了されて、
気づいていなかったのだ。

「自分たちが、今、砂漠の山の中でも、
 かなり高い地点にいる事」を。

ゲストが酔っておらず体調が悪くない事を確認して、

2回目のドライバー豹変が、
は、じ、ま、る。

危険度がここからマックスに。
僕は死を感じるほど、叫んで、ジープの中のあらゆるものにしがみつく。

豹変しきったドライバーは30m〜40mの砂の山を一気に駆

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僕はここで死ぬのか。死を悟ったあのアブダビでの、あの日、あの時。 (1)

僕は個人旅行で、

事故被害件数が高いエクアドルのグアヤキル、
殺人や誘拐を引き起こす反政府武装グループが存在するという
日本の外務省からも渡航中止勧告が出ているパラグアイのコンセプシオン
に行ったことがある。

どちらも、以前に知り合った友達を訪れる事が
目的だったから、常にその友達と一緒にいて、問題はなかった。
ただ、街の夜の怖く怪しい雰囲気は今でも覚えている。

旅慣れてる僕でも、また、行

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旅をするにあたって、現地の人と関わることの大切さ

思い出に残る旅には、いつも現地の人との関わりがあった。

世界的な観光名所をお客様を添乗してまわることを
日々の船で仕事としていた僕にとって、
観光名所に行くことや美味しい料理を食べる事はどこか慣れきっていて、
既に、魅力や面白さを感じなくなっていた。

あれ…僕にとって、楽しい旅とは、どんな旅だっただろうか。

目を閉じてると、すっと出てくる懐かしい光景があった。

東京観光をしていた香港人に僕

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