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ターゲットとデザインの話
情緒的な価値を定義する上で感情表現の因数分解が有効になると記しましたが、もう一つ定義しなければならない事があります。記述が前後してしまいましたが「ターゲット」のお話しです。
価値観でターゲティング現在では、市場調査の手法が多様化したことや低コスト化によりターゲット分析が容易になりました。ところがまだまだ性、年齢、年収などデモグラフィック中心のターゲット情報を元に企画を行うケースに出会います。もち
[ 総まとめ ] オファリングモデルを活かした事業運営(1/5)
■ オファリングモデルは単なるセット販売ではない
オファリングモデルの説明をすると「うちでも似たようなことはやっています」という反応が返ってくることがある。詳しく聞くと、そこには「オファリングモデル≒セット販売」という勘違いがあった。
はっきりと言っておこう。オファリングモデルは単なるセット販売ではない。
セット販売とは、これまでバラバラで販売していたものをひとまとめのセットにしたに過ぎない。
不用意な組織づくりは組織間に「壁」をつくる 最終的に大切なのは、縄張りを越えて考え行動する人材だ
戦略をいかにして実行に移すかを考える過程で、組織内外に必要な機能や機能間の依存関係が浮かび上がってきます。これらの機能を実現するには、組織体制や制度・ルールの見直しが欠かせません。
つまり、まずは戦略を実行に移すための機能を明らかにし、次にこれらの機能を実現するための組織体制や制度・ルールを考える、これが正しい順番です。
ところが、日本企業の多くがこの順番を守っていません。やるべきこと(=必要な機
言語化しづらい情緒的な表現
製品の価値は、「エッセンス・ベネフィット・スペック」と3つの構造で成り立っており、それぞれに役割があります。そしてその価値構造によってデザインを行わなければなりません。ではデザインを行うに必要十分な情報をどのようにして用意すれば良いかという点にフォーカスして説明してみましょう。
曖昧さが生む不幸製品価値構造をデザインで形に置き換えて再現する為には、製品価値構造の中身が必要十分な情報で満たされてい
デザインとプロダクトライフサイクル
製品が市場に投入され衰退するまでのサイクルと利益回収との関係を表すプロダクトライフサイクル(以降PLC)。利益のお話しは他に譲るとしてデザインに関わるお話しを綴りたいと思います。
プロダクトライフサイクルPLCには「導入→成長→成熟→衰退」という段階があります。導入期に投入されるイノベーティブなプロダクトには、さほどデザインは重要ではありません。
理由は簡単で、「出来ないことができる様になった
デザインは情報を伝達するもの
皆さんは一人の生活者として何かを選択する際にどのような基準で選んでいるのでしょう?生活者は、自分に関係がありそうなコトに反応します。好きなもの、楽しそうなこと、便利そうなもの、等々。しかしそういったモノは多かれ少なかれ競合となるモノが生活者の身の回りを取り囲んでいます。そんな中で貴方は何かを選んでいると思うのですが、そこには何らかの理由があり、その理由と製品のメッセージが重なっているからこその選択
もっとみるイノベーションとデザイン
前回のnote(持続的イノベーションと破壊的イノベーション)では、
「持続的イノベーション」による過度な付加価値変調の開発競争によって生活者はモノの価値を再考する様になり、その後ローエンド型や新市場形成型の破壊的イノベーションが起こった。という事について綴りましたが、今回のnoteでは、これらのイノベーションの背景には考え方の変革が必要とされていたと言う趣旨で綴ってみます。
そもそも、付加価値偏