Serina Kashimoto

Footballer 藤枝順心高校 / Butler University / MSV…

Serina Kashimoto

Footballer 藤枝順心高校 / Butler University / MSV Duisburg / マイナビベガルタ仙台L. 🐾 スフィーダ世田谷FC #20 🐶🌙

マガジン

  • くそがき日記 -ACL保存でいってみた-

    オペじゃなくて、保存でいくにはどういう道があるのか。 前十字断裂の当事者になったのでやってみた。 *この道のプロどころか、ビギナー断裂者ですので、こういうこと考えてやなーってくらいに読んでいただければ🐶

  • スフィーダ世田谷FC

    スフィーダのあれこれ🐶

  • Journey of Space Dawg

    昔から宇宙人やと言われてきましたが、思ったより感情とか人のことを知らなくて、やっぱ人じゃなくて犬だったんだなと。 ボールが大好きなのでサッカー得意です🐶⚽️

記事一覧

くそがきフットボーラー

3人揃っていまの自身 この方は「自分」を選び取ったんだな。 この場合の「自分」とは、自身の中に存在する人格の一つで、哲学的な思考など、とにかく頭を使いたがる傾向…

5

フットボーラーの思考

身体と思考(脳)、そして感情と理性の関係性 前十字のリハビリで、ある種の限界突破をしたのだろう。 相も変わらずもマイナーエラーに悩まされつつも、自分で対処できる…

Serina Kashimoto
2週間前
4

原点: 最強の初心者

「敵は己の中にあり」 当時まだ17歳。 いまよりもっと蒼く、だけども、もっと広いフィールドで生きていたときに口にした言葉。 その存在を敵として定義してしまったか…

Serina Kashimoto
1か月前
8

よわくて、つよい

これまでの人生ではいつも、姿のみえない、真っ黒ででっかい「なにか」と戦い続けてきた。 その度に、なんで?なんで?と、アホみたいに同じことを幾度となく問い続け、よ…

Serina Kashimoto
1か月前
5

「何者」 - ピッチという社会を彷徨い歩いて

「何者かになろうとしている」 「何者かになろうとしてなれなかった」 よく聞く例えやけど、一体誰になろうとしとるんやろ。 何者かになるというか、自分でしかなくね? …

Serina Kashimoto
2か月前
16

ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(3)ー受傷は新たな可能性への挑戦権ー

オペの判断に関して、coperとnon-coperという考えがあり、coperとはACL再建手術を行わなくても動きに対応できる人といったところか。 coperは持って生まれたギフトのよう…

Serina Kashimoto
3か月前
16

ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(2)ー身体と道具のチューニングー

昨年9月13日に左膝前十字靭帯を完全断裂。そこからちょうど3ヶ月後、12月13日にチームトレーニングの全メニューに復帰。受傷から復帰までの3ヶ月間を振り返る。今…

Serina Kashimoto
3か月前
14

ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(1)ーオペをしない選択ー

昨年9月13日に左膝前十字靭帯を完全断裂。そこからちょうど3ヶ月後、12月13日にチームトレーニングの全メニューに復帰。受傷から復帰までの3ヶ月間を振り返る。(…

Serina Kashimoto
3か月前
15

サッカーにおける視点、視野、視座

友人とのプライベートでのやり取りで、視点、視野、視座の話になり、整理すればサッカーでの理解にも繋がりそうなので考えてみる。 パッと考えつく、自分なりの解釈でしか…

Serina Kashimoto
3か月前
5

サッカーというゲームの攻略法

ぼくはサッカーが好きなのか。 少なくとも好きな人に感じたような、理由もなくただ好きのような感情とは違う。 たぶん好きってたくさんあるし、とても複雑だから自分では…

Serina Kashimoto
3か月前
9

パフォーマンスの解剖

去年からぼんやり考えていたことの一つ。 思考と身体的動作の両立。 おれ様イケイケモードの時でも、いかに思考の質を維持できるか。 逆を言えば、冷静に周りをみながら…

Serina Kashimoto
3か月前
3

道半ば

ぼくにとってのサッカーとは、攻略すべきゲームであり、人や社会についてを学ぶ学問であり、人生そのものだ。 ここに至るまで長い道のりだったけど、このような言葉に辿り…

Serina Kashimoto
3か月前
7

基準のつくり方

受傷前の自分とは違うという前提で動いているので、ここで大事になってくるのが基準のつくり方。 今までの自分にとって正解だったものが変わっている可能性もあるし、そも…

Serina Kashimoto
3か月前
5

感情の手綱

昨日の振り返りでやることは決まっていたのだけど、今日はもう一つ大事な作業も行なった。 自分の感情の整理だ。 昨日の出来事も、受傷前の自分と比べてしまったが故に心…

Serina Kashimoto
3か月前
2

頭の中からキックが消えた

キックの変化も掴めてきて、少しづつやれることも増えてきたと思ったけど、やっぱり動きの中だとキックがハマらない。 キック動作がハマらないというよりは頭の中が静かに…

Serina Kashimoto
3か月前
3

恐怖心なんか噛み砕いときゃいいんよ

前十字切れたままで競技復帰を目指す上で、一つの懸念となるのがいかに恐怖心を克服するか。 仮に順調に復帰できたとして、ビビりながらのプレーになってしまうようであれ…

Serina Kashimoto
7か月前
6
くそがきフットボーラー

くそがきフットボーラー

3人揃っていまの自身

この方は「自分」を選び取ったんだな。

この場合の「自分」とは、自身の中に存在する人格の一つで、哲学的な思考など、とにかく頭を使いたがる傾向がある。

そんな「自分」センサーに引っかかったことで興味を抱き、実際の言葉を拾いながらふと感じた。

自分を変えねばまずいと慌てて行動し続け、最後には人格が3つも存在するというオチに辿り着いたタイプなので、こうして自身を高い解像度で表

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フットボーラーの思考

フットボーラーの思考

身体と思考(脳)、そして感情と理性の関係性

前十字のリハビリで、ある種の限界突破をしたのだろう。

相も変わらずもマイナーエラーに悩まされつつも、自分で対処できることが確実に増えた。

最近気付いた身体の歪み方の種類の一つとして「捩れ」がある。

イメージとしては各関節が柱時計のゼンマイというか。

それぞれが正常時よりも回りすぎていることで、その周辺の筋肉が引っ張られ位置が変わっていたり。

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原点: 最強の初心者

原点: 最強の初心者

「敵は己の中にあり」

当時まだ17歳。

いまよりもっと蒼く、だけども、もっと広いフィールドで生きていたときに口にした言葉。

その存在を敵として定義してしまったからだろう。

とてつもなく巨大で、飲み込まれそうに真っ黒いなにかとして現れるようになった。

なにかを掴み、突破口が開けそうになる度に現れるそいつがようやく、他の誰でもない自分自身だったことに気づいたのがつい最近。

自己中、ワガママ

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よわくて、つよい

よわくて、つよい

これまでの人生ではいつも、姿のみえない、真っ黒ででっかい「なにか」と戦い続けてきた。

その度に、なんで?なんで?と、アホみたいに同じことを幾度となく問い続け、ようやくそのなにかが「自分自身」だったことに気付いた。

「どうせプロにはなれない」

「チームを乱してしまっていないか、一人で暴走してないか」

体裁を保つためにも必死こいて余裕ぶってきたが、実はそのうちでは常に「わからない自分自身」への

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「何者」 - ピッチという社会を彷徨い歩いて

「何者」 - ピッチという社会を彷徨い歩いて

「何者かになろうとしている」
「何者かになろうとしてなれなかった」

よく聞く例えやけど、一体誰になろうとしとるんやろ。
何者かになるというか、自分でしかなくね?

でもあれ、自分って誰なんやろ。
樫本芹菜って誰。

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1年の終わりに振り返り記事を書くのがお決まり。

アスリートとしての生活が板についてか、よくもわるくもを持ち越すことなく、新チームで気持ち

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ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(3)ー受傷は新たな可能性への挑戦権ー

ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(3)ー受傷は新たな可能性への挑戦権ー

オペの判断に関して、coperとnon-coperという考えがあり、coperとはACL再建手術を行わなくても動きに対応できる人といったところか。

coperは持って生まれたギフトのような認識だったが、個人的な経験を経て、受傷によるトラウマ的経験の有無も大きく関係するように思う。

私も強烈な痛みを感じていたらサクッとオペをして安心できる道をとっていたかもしれない。

オペが関係する工程すべてを

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ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(2)ー身体と道具のチューニングー

ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(2)ー身体と道具のチューニングー

昨年9月13日に左膝前十字靭帯を完全断裂。そこからちょうど3ヶ月後、12月13日にチームトレーニングの全メニューに復帰。受傷から復帰までの3ヶ月間を振り返る。今回は身体と道具のチューニングにフォーカスしたリハビリ期間について。

リハビリ初期と膝の位置感覚受傷から2回目の診察。

階段の上り下りができるようになったらジョギングをしていいと言われたので、リハビリ計画を考え始める。

ドクターに言われ

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ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(1)ーオペをしない選択ー

ACL完全断裂から復帰までの3ヶ月(1)ーオペをしない選択ー

昨年9月13日に左膝前十字靭帯を完全断裂。そこからちょうど3ヶ月後、12月13日にチームトレーニングの全メニューに復帰。受傷から復帰までの3ヶ月間を振り返る。(記事内で触れるもののすべてのリンクは記事最後にまとめて貼っておきます。)

オペするか、しないか9月13日、チームトレーニング中、ノンコンタクトプレーでの受傷。

痛みは一切なかったものの、その日はその場でトレーニングから離脱。

歩行もス

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サッカーにおける視点、視野、視座

サッカーにおける視点、視野、視座

友人とのプライベートでのやり取りで、視点、視野、視座の話になり、整理すればサッカーでの理解にも繋がりそうなので考えてみる。

パッと考えつく、自分なりの解釈でしかないので、それぞれでいろいろ議論しながら深堀りしていきたいところ。

まず視点とは物事のどの部分を見るかであり、全く同じ現象を見ていたとしても人それぞれによって異なる。

その人が育ってきた背景や、現時点での立ち位置などでも異なってくるの

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サッカーというゲームの攻略法

サッカーというゲームの攻略法

ぼくはサッカーが好きなのか。

少なくとも好きな人に感じたような、理由もなくただ好きのような感情とは違う。

たぶん好きってたくさんあるし、とても複雑だから自分ではわからない。

だから、一旦他の人に置き換えて考えてみることにした。

ぼくの見た目は母、中身は父そっくり。

父は「自分のこどもだろうと、サッカーに足して舐めた態度をとるやつは許さん」と、それくらいにサッカーが大好きな人。

基礎技術

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パフォーマンスの解剖

パフォーマンスの解剖

去年からぼんやり考えていたことの一つ。

思考と身体的動作の両立。

おれ様イケイケモードの時でも、いかに思考の質を維持できるか。

逆を言えば、冷静に周りをみながらも身体はいつでも俊敏にかつ正確に動かせる状態づくり。

今日はこれについて深掘りしようと思ったけど、ここまで書いて気付いた。

要はゾーンの入り方ということか。

時の流れが変わって周りの動きがゆっくりに見えるというやつ。

アメリカ

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道半ば

道半ば

ぼくにとってのサッカーとは、攻略すべきゲームであり、人や社会についてを学ぶ学問であり、人生そのものだ。

ここに至るまで長い道のりだったけど、このような言葉に辿り着けたのは、アメリカでリベラルアーツでの学び方に出会えたことが大きい。

日本語では教養と訳されることが多いが、アメリカの先生には一つを追求するのではなく、幅広く学びを広げていける分野だと教えてもらった。

ぼくにとっては絶対的な答えが存

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基準のつくり方

基準のつくり方

受傷前の自分とは違うという前提で動いているので、ここで大事になってくるのが基準のつくり方。

今までの自分にとって正解だったものが変わっている可能性もあるし、そもそも間違った解釈も多々あったと思う。

まあ変わったものはしょうがないので、これからまた自分のものさしをつくればいいのだが、問題はそのやり方。

人に見てもらうことで物理的な客観視を入れながらみっちりとやれればいいが、チームのリソースも限

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感情の手綱

感情の手綱

昨日の振り返りでやることは決まっていたのだけど、今日はもう一つ大事な作業も行なった。

自分の感情の整理だ。

昨日の出来事も、受傷前の自分と比べてしまったが故に心が揺らいでしまったが、はっきりいってそれは論理的な行為ではない。

ただ、気にしないように心がけるというのが唯一の対策ではあまりに心許ないので、まずはいつものように感情を正しく把握するところから始める。

これはあくまでぼくの場合だけど

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頭の中からキックが消えた

頭の中からキックが消えた

キックの変化も掴めてきて、少しづつやれることも増えてきたと思ったけど、やっぱり動きの中だとキックがハマらない。

キック動作がハマらないというよりは頭の中が静かになってしまった。

頭の中からキックが消えた、いなくなってしまった。

なんでもないただの真っ直ぐのパスが全然狙ったとこにいかなかったのは驚きを通り越して、さすがにちょっとはショックだった。笑

まあでも、今までは勝手に目の前に見えるパス

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恐怖心なんか噛み砕いときゃいいんよ

恐怖心なんか噛み砕いときゃいいんよ

前十字切れたままで競技復帰を目指す上で、一つの懸念となるのがいかに恐怖心を克服するか。

仮に順調に復帰できたとして、ビビりながらのプレーになってしまうようであれば意味がない。

だから、今のうちに恐怖心なるものを噛み砕いておこうと思う。

そもそもとして私は恐怖心というものが欠落している分類の人間だと思っていた。

痛みにも鈍感な方で、目的遂行のためであれば躊躇なく身体を投げ出すのが昔からの癖。

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