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学生服リユースショップさくらや研究【創業ヒストリー編その1】
北は青森から南は鹿児島まで、全国54店舗を展開する「学生服リユースショップさくらや」。その起業の原点は、創業者である馬場加奈子社長の「母親としての体験」でした。
始まりは、身近な「困りごと」 「さくらや」は、2011年1月に香川県高松市で誕生しました。そのきっかけは、創業者である馬場加奈子さんが経験した、学生服をめぐる「困りごと」でした。
シングルマザーとして一男二女を育てる馬場さんは、当
学生服リユースショップさくらや研究【さくらやぼん編その8】
クラウドファンディングで目標額の500%超えを達成して1か月半が経った7月7日に、さくらやぼんは無事出版されました。さくらやぼんは、講演の機会が多かった馬場さんが参加型の講演のテキスト(ワークブック)として活用することも想定して作成したのですが、講演自体がコロナでできなくなったので、お披露目の機会もないままでした。
出版記念パーティーを開催することもあり得たのですが、緊急事態宣言が終了したと
学生服リユースショップさくらや研究【さくらやぼん編その7】
逆風下でのクラウドファンディング開始 馬場さんは、さくらやぼんのクラウドファンディングを予定より1週間早めて4月8日に開始しました。ちょうど緊急事態宣言が4月7日に公示された直後のタイミングで、クラウドファンディングの周知のための活動が制約される状況でした。
そこで、地元香川の電鉄会社「ことでん」(高松琴平電気鉄道)琴平線の電車1編成の車内広告を全部「さくらやぼん」の広告にする、「ことでんジャ
学生服リユースショップさくらや研究【さくらやぼん編その6】
さくらやぼんの出版に向けて、資料をまとめたり対談企画を組んだり寄稿の依頼をしたりと、出版社の担当者と打合せを重ねながら作業を進める馬場さんでしたが、制作費用の捻出が課題になっていました。
制作費用がかさむ中で さくらやぼんの出版に当たっては、「オシャレで見やすく」のコンセプトを大事にしていました。そうするとカメラマンやデザインの仕事が必要になるため、制作費用は一般的なビジネス本の数倍もかかりま
学生服リユースショップさくらや研究【さくらやぼん編その5】
「さくらや」での経験を講演会やセミナーで話すうちに、地域で何かしてみたいと思っている女性の背中を押してあげられる本を作ろうと決心した馬場加奈子社長。インタビュー取材が新聞記事になったり、書籍で取り上げられたりすることはありましたが、体系的な本を出版するとなると、全体を通じた監修が必要になります。馬場さんは、本の監修役を地域再生コンサルタントの大西正泰さんにお願いしました。
大西さんは、もとも
学生服リユースショップさくらや研究【さくらやぼん編その4】
馬場さんは、出版する本について、「さくらや」を紹介するだけの内容にするつもりはなく、地域デザインのことが分かる、オシャレなMOOK本にしたいと考えていました。
喫茶ランドリーでの対談 「さくらや」以外の事例として、東京都墨田区にある「喫茶ランドリー」というカフェのオーナーとの対談を盛り込むことにしました。
「喫茶ランドリー」は、最寄り駅からさほど近くもないランドリー兼喫茶店なのですが、連日
学生服リユースショップさくらや研究【ウィズ・コロナの店舗運営編その1】
「学生服リユースショップさくらや」は、扱う商品が学生服や体操服であるという特性上、毎年3月と4月が繁忙期です。
3月は、卒業した生徒・児童の制服を売りに来るお客さんが多く、特に高松市内で小学校や中学校の卒業式が集中する日には、「さくらや」の店内が来店客でごった返すそうです。
そして3月いっぱいは、新入学の生徒・児童用の制服を買い求める地元のお客さんが来店します。4月になると、転勤で引っ越