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思い出ぽろぽろ

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ぽろぽろ思い出す昔のエピソード。昔のことじゃなく「今」につながる物語。
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なぜこんなに『信じて待つこと』は難しいんだ、を解明した先にあったもの

なぜこんなに『信じて待つこと』は難しいんだ、を解明した先にあったもの

信じて待って欲しいのに、待ってくれない。
信じて待つことができないんだよね・・。

どちらも分かる、分かりすぎるぞ。
私も苦手だ。

というテーマについて友人と談義していたら、ちょうどツイッターでも『信じて待つ』が目に飛び込んできたので、タイムリーな話題として取り上げてみる。最初に私自身の解を書いちゃうと、

信じて待って欲しいのに待ってくれないのは、あなたが信じて待つことができないから。
相手を

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30年ぶりに『君が代』を斉唱したら

30年ぶりに『君が代』を斉唱したら

10歳の時。音楽の先生が急に声色を変えて話をし始めた。卒業式の歌の練習時だっただろうか。

「君が代は歌うべきじゃない。日本と天皇の歴史を考えたら…うんぬん」と語ってくれて、その話に心酔した自分は、小中高と君が代を歌わなくなった。

君が代斉唱時に起立しない生徒や教師、それに反発する教師の対立などを眺めながら、何かしら根深い問題があるんだろうなと。だけど当時は“歌わないことが真理かつ正義”と思い込

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暗黒時代の同窓会に参加を決めた3つの理由

暗黒時代の同窓会に参加を決めた3つの理由

人生を振り返った時、あれは暗黒期だったなと思う時代が少なくとも3つはある。その一つが中学生時代。

勤勉で真面目なまきちゃんでどこでも通っていた小学生時代。中学校に上がった途端、友人の一人がヤンキー系になりその娘とつるみ始めた。ヤンキーになろうとしてもなれるわけもなく、中途半端な立ち位置やずる賢さがあだとなり、たちまち嫌われた。

3年間、ピンポイントで思い返せば楽しい思い出もあるのだけど、基本黒

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そうだ!和歌山ゆの里へ行こう。世界遺産丹生都比売神社も日帰り旅

そうだ!和歌山ゆの里へ行こう。世界遺産丹生都比売神社も日帰り旅

どしゃ降りの休日。
またも和歌山『ゆの里』温泉へレッツゴー。
アトピー肌の娘は、この湯だとゆっくり浸かれて痒がらない。湯治目的と髪の毛もトリートメントまでしっかりできて“お風呂入れた感”もあって安心するから。

電車であれば「ゆの里」温泉オンリー

一言で不便な場所。アクセスしづらい。とはいえ1時間に1本専、用の無料送迎バスが以下から出ていて公共交通機関でも行くことができる。

JR又は南海電鉄橋

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流されるままの3世代旅行【沼津&箱根】

流されるままの3世代旅行【沼津&箱根】

2月の3連休、義父の喜寿祝いをするため義家族のみなさんと2泊3日の旅行。さして希望のない我が家は、義姉家族の希望箇所にお任せする形。

元々、行ってみたいよねと話していた沼津の深海水族館をはじめ、“いつか行ってみたいレベルの行きたい”は、私のめっちゃ行きたい場所!にかき消されて行かずじまいだったので、意志なく流されるままの旅だからこそ、行けた場所であり得られたものだったなとしみじみ。

3歳児から

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会いたい人に会いに行く文学フリマ東京

会いたい人に会いに行く文学フリマ東京

『心躍る言葉の魔術師』の本を手にした。
2ページ目を開いた時には涙をしていて、カフェで涙を拭う。読み進めていたら涙が溢れてくるので大きめのタオルハンカチを手に取り、小さな文字を追う朝。



2023年11月11日。
出産後、初めて日帰りで東京に行く予定ができた。前職の10年ぶりの同窓会。せっかく東京に行くならばと友人に声をかけようかなと思った時に目にした

「さおりす|11/11文学フリマ東京

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「呪い」が蕩けた日

「呪い」が蕩けた日

10年前に所属していた前職部署での同窓会@東京。部署名にちなんで11月11日11:11にオープニングムービーから始まる粋な会。50人ほどだろうか。大多数の人が集う場所へは参加することが少ないが、今回は純粋に「皆に会いたい♪」と参加してきた。

前職では5年名古屋支社で営業した後、希望が叶って東京本社に勤務。2年半。

もともと低かった自己肯定感は、2年間で深海の底まで落ちた。

業務量、スピード感

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おしどり夫婦は、世代を越え子や孫たちにまで。

おしどり夫婦は、世代を越え子や孫たちにまで。

「結婚73周年の記念旅行を予約したばかりでした。」

祖母の告別式でこう話したのは、母である祖母の娘。祖父母の結婚記念日には、子ども夫婦あわせて計8人での旅行が例年の行事となっていた。

先日、母方の祖母が急逝した。親族、近所の人たちの誰もから羨ましがられた祖母。

どこに行く時も何をする時も、そばに寄り添って甲斐甲斐しく世話をするのは夫である祖父。オシドリ夫婦の鏡な二人は、そろって95歳、結婚7

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理想の最期

理想の最期

祖母を偲ぶため、いくつかnoteに書いてみようかなと思っている今。

先日天国に旅立った祖母。
母方のおばあちゃん。とにかく夫婦仲が良く、そろって95歳の同級生夫婦。結婚生活72年を超えるおしどり夫婦だった。

おしどり夫婦を表現しようとすると、だいたい祖父にスポットを当てたくなってしまうのは、祖父の愛情がとてつもなくでかいのが印象的だから。

70歳を超えた頃だろうか。祖母の足が悪くなり、歩くの

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サイレンの鳴らない8月6日

サイレンの鳴らない8月6日

広島に原爆が落とされてから78年。

8月6日の8時15分はサイレンの音と共に黙祷する日だった。そんな幼少期から30年。

地元九州を離れて、東京、名古屋、京都と移り住んでいるけれど、8月6日のサイレンを聴くことはなかった。

鳴っていたのだろうか。

今でも地元ではどうなのだろう。
いや、いつからかなってないのだろうか。

学校にいても、学校に到着する前の道端でも聞こえたら黙祷するもの。習慣がな

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真夏の大人たちの遠足

真夏の大人たちの遠足

両手にお土産をぶら下げて、ニヤニヤしながら電車に乗りこむ。

行きじゃないよ、帰り道。今日は首を長ーくして待っていた大人の遠足。

エネルギーワークを主体とした講座や企画をされているTOMOKOさん主催の集まり。1年半、毎月ともに学んできた仲間と初めてお会いできるという嬉しさで早起き。

残念ながら、天真爛漫女神は体調不良により参加が叶わなかったため、4人で遠足。

メインは奈良の高鴨神社と高天彦

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挙げた結婚式のコスパを良くするために

挙げた結婚式のコスパを良くするために

結婚式5周年の今日。
結婚記念日ではなく、結婚式を挙げた日。
何かと記念日が増えるが、特にお祝いするわけではない。noteのネタのひとつ。

出産したら、子どもの誕生日が一番幸せな日になるかなと思っていたけれど違った。私にとって最も幸せな一日は、結婚式のまま更新されてない。

本当に最高の一日だったから。

ちょうど1年前、こんな記事を書いた↓↓

1年経った今も、夢から覚めず魔法にかかったまま。

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無駄なことなんて何一つない

無駄なことなんて何一つない

無駄なことは何一つない。
裏を返せば、すべて有益。

全て繋がってる。
心底感じられる『つながり』。
無数の線が繋がっていく感覚が自分の中にある。

特別ラッキー、運命的なことは、もともと『つながり』を感じやすかった。幸運に意味づけをして、より幸運を強固にする。

絶体絶命のピンチ、最悪な出来事も同様。自分を振り返る際、陽と同じ分『陰』に向き合うから。否応なしに向き合って、意味づけして、線と線のつ

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スゴイ人は間違いなく『自分の道』を歩んでる。ダイアモンドおじさん編

スゴイ人は間違いなく『自分の道』を歩んでる。ダイアモンドおじさん編

ダイヤモンドおじさん編と書いてますが、シリーズではないです。

さて、あなたにとってのスゴイ人ってどんな人ですか?

一芸に秀でた人、達観してる人、時流に乗ってる人、自信家な人。

前職では分かりやすくキラリと光る能力を持ってる人に“すごい!”と感じ、同じくらい羨ましかった。圧倒的に何かができる人は、圧倒的に欠けている部分も確実にあって、周囲に認めてもらっているか否かで、能力を出せているかどうかが

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