かくなみみほ
大つぶ、小つぶ、いろんなつぶやき
脳内社員たちによって綴られた、2019年冬から春までの記録です。
どこにでもいるキンギョの、なんてことない市井のくらし。
この人生で何を成し遂げたか よりも、ずっと大切にしたいのは ずっと自分を大好きでいられること どんなにくじかれても どんなに自分をさげすんでしまっても 最後にはあた…
やっと深く息を吸えるようになった。 最近ため息ばかりで嫌になるな、とひとりごちると 「山ではいっぱい吐けって言ってるよ。そうしたらいっぱい吸えるから」 と、その場…
今夜はインディーズ焙煎士の絹張蝦夷丸(わたしはバリ君と呼んでいる)について書きます。 バリ君は現在、北海道の上川町にて、キヌバリコーヒーというコーヒースタンドを作…
ポッキーを食べながら そろそろ今日が終わる ことばを書くことは わたしにとっての 大切な自由 と思いながらもう一袋 ポッキーを開けようか悩む お昼に食べたサンドウィ…
久しぶりにパン屋さんでパンを買った。 「最近パン食べてないね」 「パンロスだね」 と、前の晩に夫と話しながら寝落ちたところへ、翌日友だち夫婦がはるばる遊びに来て…
カメラは、助手席にいるだけでは見えなかった景色と似ている。 自分の目でレンズをのぞき、いいなと思ったタイミングでシャッターを押す。見たことのない世界がそこにはあ…
この冬は「自分らしさ」と思っているものと 積極的に離れてみています。 優しくできない時でも人に気を遣い 場の空気を読んで笑ったりする そういう昔の習慣に 疲れてしま…
日が伸びてきた いい夕日だなと思って カメラを構えた 今日の夜は何を食べよう 魚が続いたから お肉でも焼こうかな 足元が冷えるなと思ったら 薪ストーブの火が消えそ…
ストーブでお湯が沸いている コーヒーでも淹れようかな べつに なにか飲もうと思って沸かしていたんじゃないけれど 時計の針が進むたびに 焦る日もあれば 安堵する日もあ…
あ、バームクーヘンがある と思ったらコーヒーフィルターの束だった。 -- 雪道で今年初転びをした。 どうして北海道人は人の初転びを祝福するのだろうか。 -- 朝6時に…
「赤気の至り」という言葉を思いついた。 読み方は、あかげのいたり。まだまだ赤ちゃん要素があり可愛らしく、憎めない子どもの様子。よかったら使ってね。 -- 「どうし…
やっと大晦日になった。 スーパーで買い物をする人のカゴの中身を何気なく見ていると、ああ年の瀬なんだなぁという気分に自然となってくる。 あと、 「いつもは行かない…
12月21日(水) お茶漬けを作っている。 いただきものの鮭茶漬けがあって、これにはおいしいカリカリがいっぱい入っている。これを冷やご飯の上にふりかけ、ストーブの上の…
12月11日(土) クレヨンで絵を描きたいと息子にせがまれる。 紙を用意すると「どうぞ」とピンク色のクレヨンを手渡されたので、桃でも描くかなぁと思った。そこでハッとし…
12月1日(水) スーパーのビールコーナーで夫へのおみやげを選んでいる。 迷っていると「これ」と息子が言った。人差し指の先にはアサヒスーパードライのロング缶があった。…
11月21日(日) 旭川の常磐公園にある池の周りを夫と息子と歩いている。 ハトがやたら寄ってくる。池にはカモがいて、こちらの方にスーッと滑るように泳いできた。「お魚さ…
2023年1月23日 19:47
この人生で何を成し遂げたかよりも、ずっと大切にしたいのはずっと自分を大好きでいられることどんなにくじかれてもどんなに自分をさげすんでしまっても最後にはあたたかい言葉をかけてあげるそれだけで人生は最強だ、と3つ離れた妹が教えてくれましたあなたが妹になってくれてお姉ちゃんは救われました遠くの地平線をぼんやり眺めるようなふいに穏やかな時間が流れて胸に浮かんだ「復活」という
2022年9月25日 00:38
やっと深く息を吸えるようになった。最近ため息ばかりで嫌になるな、とひとりごちると「山ではいっぱい吐けって言ってるよ。そうしたらいっぱい吸えるから」と、その場に一緒にいた義父が言いました。ご存じの方には説明などいらないでしょうが義父は十勝岳とスキーをこよなく愛する生粋の山男です。そんな義父から言われたその言葉はかなり心に響きため息がマイナスなものだと思っていた自分をすこし恥ずか
2022年7月9日 18:37
今夜はインディーズ焙煎士の絹張蝦夷丸(わたしはバリ君と呼んでいる)について書きます。バリ君は現在、北海道の上川町にて、キヌバリコーヒーというコーヒースタンドを作っています。クラウドファンディングもしていて、店舗完成までもうあと少しというところ。普段、家でも仕事先でもプライベートで行った喫茶店でもコーヒーをよく飲むわたしですが、バリ君と会うまでは、「浅煎りのコーヒーを飲む」という選択肢は、ど
2022年7月7日 22:56
ポッキーを食べながらそろそろ今日が終わることばを書くことはわたしにとっての大切な自由と思いながらもう一袋ポッキーを開けようか悩むお昼に食べたサンドウィッチは食べながら口からよだれがあふれちゃうほどおいしかったあんな体験は久しぶり朝の味噌汁に入れた新発田(しばた)麩もちゅるんとジューシーでおどろきを隠せないほどおいしかったまた買っておこう結局惰性でもう一袋
2022年5月31日 21:35
久しぶりにパン屋さんでパンを買った。「最近パン食べてないね」「パンロスだね」と、前の晩に夫と話しながら寝落ちたところへ、翌日友だち夫婦がはるばる遊びに来てくれた。車で10分ほどのところにあるハード系のパン屋さんにお連れし、目につくパンを(控えめに)かたっぱしから購入した。ある食べ物を食べるとつい思い出される記憶が、人には1つか2つあるんじゃないかと思う。かくいうわたしはパンを食べてい
2022年2月28日 22:24
カメラは、助手席にいるだけでは見えなかった景色と似ている。自分の目でレンズをのぞき、いいなと思ったタイミングでシャッターを押す。見たことのない世界がそこにはあった。誰かが良いと言った視点ではなく、自分で感じたことを頼れるようになりたい。そんなカメラ生活。お腹が空いたので「おやつにどら焼きを買いに行こう」と、息子と2人スーパーの和菓子コーナーに行った。なんとその日に限ってどのメーカーのどら焼き
2022年2月22日 21:55
この冬は「自分らしさ」と思っているものと積極的に離れてみています。優しくできない時でも人に気を遣い場の空気を読んで笑ったりするそういう昔の習慣に疲れてしまったと言えばその通りだ。がんばろう、と思わなくていいなんなら無表情でもいい、と開き直ったおかげで最近はかなり生きやすくなりました。やりたいと思っているのにやっていなかったことを冬の後半はぽつぽつと行動に移している。雪
2022年2月15日 16:47
日が伸びてきたいい夕日だなと思ってカメラを構えた今日の夜は何を食べよう魚が続いたからお肉でも焼こうかな足元が冷えるなと思ったら薪ストーブの火が消えそうだった部屋の中にはまだ西日のにおいが残るふと何時かなと時計を見るああやっぱり日が伸びてきた
2022年2月13日 18:47
ストーブでお湯が沸いているコーヒーでも淹れようかなべつになにか飲もうと思って沸かしていたんじゃないけれど時計の針が進むたびに焦る日もあれば安堵する日もあるわたしが手に入れたものはだれかの成功のおこぼれかもしれない気持ちが弱っている時はセーターよりもカーディガンで包まれたいそばかすをひとつふたつ作るほど雪の日の灰色な空もそれなりにまぶしいお茶を淹れようと思ったら
2022年1月30日 20:38
あ、バームクーヘンがあると思ったらコーヒーフィルターの束だった。--雪道で今年初転びをした。どうして北海道人は人の初転びを祝福するのだろうか。--朝6時に車で仕事先へ向かう。行きがけのコンビニでまめパンとほうじ茶を買った。たまたま組み合わせたまめパンとほうじ茶は、あんぱんと牛乳くらい相性がよいかもしれない。--サンドイッチをハサミで切った。ものすごくドキドキした。
2022年1月17日 22:25
「赤気の至り」という言葉を思いついた。読み方は、あかげのいたり。まだまだ赤ちゃん要素があり可愛らしく、憎めない子どもの様子。よかったら使ってね。--「どうしてかか(母)をたたちゃいけないの?」そんな純真無垢な息子へ夫が放った一言。「かかは、かかの前に人間なんだよ」--苦手なタイプってどんな人?と、いつぞや聞かれたことがあった。「例えば『ピーマンが苦手』と『ピーマンが嫌い』で
2022年1月2日 09:47
やっと大晦日になった。スーパーで買い物をする人のカゴの中身を何気なく見ていると、ああ年の瀬なんだなぁという気分に自然となってくる。あと、「いつもは行かないけど年末のお買い物だから一緒に行こうかな」という、普段スーパーマーケットに来慣れていない人がわりかし多いような気もする。そんな北海道の小さな町で、9回目の年越し。ひとまず今は、いつもの居間で、お昼ご飯のナポリタンが胃袋で消化され
2022年1月2日 09:11
12月21日(水)お茶漬けを作っている。いただきものの鮭茶漬けがあって、これにはおいしいカリカリがいっぱい入っている。これを冷やご飯の上にふりかけ、ストーブの上のやかんから熱いお湯を注ぐ。小鉢に甘納豆を数粒とり、添える。完成。12月22日(水)車の整備工場にいる。スバルのサンバーがそろそろ整備を終えて帰ってくる。初めて一人で運転した車なので、また乗れるようになるのがうれしい。1
2021年12月22日 10:45
12月11日(土)クレヨンで絵を描きたいと息子にせがまれる。紙を用意すると「どうぞ」とピンク色のクレヨンを手渡されたので、桃でも描くかなぁと思った。そこでハッとしたのが、息子は気の向くままに線や点をのびのび描いているのに対し、わたしは現実に存在しているものを描こうとしたことだ。そういえば「描きたい」という要望だけで、「絵を描く」とは言われていない。12月12日(日)パン焼き屋の知人か
2021年12月10日 22:23
12月1日(水)スーパーのビールコーナーで夫へのおみやげを選んでいる。迷っていると「これ」と息子が言った。人差し指の先にはアサヒスーパードライのロング缶があった。12月2日(木)捨てる寸前のマヨネーズの容器を真横に切った。切り口から細めのスプーンを入れて側面と底についたマヨネーズをこそげると、食パン一枚分くらいのマヨネーズがとれます。12月3日(金)ひきわり納豆を買った。
2021年11月30日 22:14
11月21日(日)旭川の常磐公園にある池の周りを夫と息子と歩いている。ハトがやたら寄ってくる。池にはカモがいて、こちらの方にスーッと滑るように泳いできた。「お魚さんが来たよ」「ちがった、鳥さんだった」という和やかな夫と息子のやりとりを見ながら、カモは鳥だけど、見かけるのはたいてい水辺で、限りなくお魚に近い存在だなと思った。少なくともハトよりは。11月22日(月)義父からタイのステンレ