記事一覧
カーラ・ボノフが歌う"The Water Is Wide"。
名盤「ささやく夜」所収のスコットランド民謡を、
ギター2本と自身の弾き語りで。
歳を重ねないと歌えない歌、
歳を重ねないと味わえない歌は絶対にある。
これもそう。
https://www.youtube.com/watch?v=BnPUhQyajJ8
ハーデリッヒが弾くフィドル。
真面目に遊んで楽しんでいるさまが、とてもいい。
俗世の憂さを一気に晴らしてくれる。
https://www.youtube.com/watch?v=GIRuIPoMQEI
カーラ・ボノフが歌う"The Water Is Wide"。
名盤「ささやく夜」所収のスコットランド民謡を、
ギター2本と自身の弾き語りで。
歳を重ねないと歌えない歌、
歳を重ねないと味わえない歌は絶対にある。
これもそう。
https://www.youtube.com/watch?v=BnPUhQyajJ8
ハーデリッヒが弾くフィドル。
真面目に遊んで楽しんでいるさまが、とてもいい。
俗世の憂さを一気に晴らしてくれる。
https://www.youtube.com/watch?v=GIRuIPoMQEI
(続)1970年、バーンスタインは本当にウィーンで「マタイ受難曲」を振ったのか
一つ前のnoteで、フジコ・ヘミングさんとバーンスタインとの出会いについて書いた。
1970年、ウィーンでバーンスタインが「マタイ受難曲」を指揮した演奏会の後、ヘミングさんが世界的指揮者の楽屋を訪れてピアノを弾き、彼に認められたというのが公式のエピソード(※注)。バーンスタイン・ファンの私は、もしかすると未知のレア音源が存在するのではという期待を胸に、当時の公式な演奏記録を調べてみた。
※
1970年、バーンスタインは本当にウィーンで「マタイ受難曲」を振ったのか
先日亡くなったピアニストのフジコ・ヘミングさんの記事を新聞で読んでいて、彼女がかつてバーンスタインに認められたという有名なエピソードを思い出した。しかし、実際、両者にどういう接点があったのか詳しいことは知らなかった。
今さらながら興味が湧いて調べたら、すぐにそれについて言及した記事が見つかった。
彼女がバーンスタインに認められたということより何より、彼が1970年にウィーンで「マタイ受難
フライングブラボー(拍手)と私
コンサートでのフライングブラボー、フライング拍手というのが、どうも苦手だ。曲の最後の音が鳴ったあと、響きが消えないうちにブラボーを叫んだり拍手を始めたりする、あれだ。
私は、どんな終わり方をする音楽でも、ホールにまだ音が残っていて、演奏者が立ちずさんでいる間は、音楽の余韻を静けさの中で楽しみたい。いましがた完結した音楽の姿が完全に消えてしまうまで、舞台と客席が一体となり、高い集中力を維持した
「一年一組せんせいあのね」鹿島和夫(選)ヨシタケシンスケ(絵) (理論社)
行きつけの本屋をブラついていたら、画家のヨシタケシンスケ氏が昨年出された絵本「一年一組せんせいあのね」が平積みになっているのに気がつき、慌てて購入した。そんな本が出ていたなんて、まったく知らなかった。知っていたら、真っ先に買っていただろうに。
原著は神戸の元小学校教諭、鹿島和夫先生が書かれた有名な本で、先生が担任をしていた小学一年生との交換日記「あのね帳」の内容をまとめたものだ。「あのね帳」
「楽しく働く」より「機嫌よく働く」
楽しく働けたらいいなと思う。仕事が楽しくて仕方がない、仕事の続きがしたくてたまらなくて、早く明日になってほしいと願いながら眠りに就く、そんな日々を過ごせたらどんなにいいだろう。
でも、現実はそうはいかない。嫌な仕事、気が進まない仕事、やりたくない仕事はどうしてもある。あんな奴と一緒には働きたくないと思うことだってある。自分がどんなに頑張っていても、会社の経済状況が芳しくなかったり、自分の成果
I'm in a Billy Joel State of Mind - ビリー・ジョエル来日公演(2024.1.24)と新曲"Turn the Lights Back On"
先日放映されたBS朝日のTV番組「ベストヒットUSA」、ビリー・ジョエル特集を見ていたら、去る1月に東京ドームでおこなわれた16年ぶり、一夜限りのコンサートのダイジェスト映像が流れた。しかも、YouTubeで数多くUpされている客席撮りではなく、正真正銘プロショットの映像!たった数分の抜粋なのが残念だったが、贅沢は言うまい。
私も、あの日、東京ドームのアリーナ席にいた。ライヴを聴いた感想を
【演奏会 感想】アリス・アデール ~ フレンチ・プログラム(2024.2.17 武蔵野市民文化会館)
武蔵野市民文化会館から最寄り駅(といっても結構歩くのだけれど)の三鷹までを結ぶまっすぐな道は、「かたらいの道」と名づけられている。誰がつけたか知らないが、いい名前だと思う。
素晴らしかった(またはつまらなかった)演奏会の帰り、感想を誰かとあれこれかたらいながら家路に着く。それは音楽好きにとっては、素敵な時間だ。
でも、かたらう相手は他人である必要はない。自分でもいい。演奏会の余韻を
【演奏会 感想】アリス・アデール ~「フーガの技法」(2024.2.12 武蔵野市民文化会館)
かねてから実演を聴きたいと切望していた名ピアニスト、アリス・アデールが初めて来日している。その初日、バッハの「フーガの技法」だけを弾くリサイタルを武蔵野市民文化会館で聴いた。
私の耳に狂いはなかった。
いや、私の審美眼のことを言っているのではない。もう10年以上前、アデールが弾く「フーガの技法」のCDを初めて聴いたとき、私の中に生まれた直観が当たった、ということだ。
その直観とは、ア
Alone again, naturally
金曜日の昼下がり。行きつけの公園は、たくさんの小学生たちに占領されていた。すぐそばの施設に見学で来たのだろう。子どもたちは芝生の上で数人のグループずつに分かれ、おしゃべりしながら楽しそうに弁当を食べていた。
微笑ましい光景を見渡していると、集団の輪から少し離れ、歩行路のすぐ脇にシートを広げて一人で座っている少年がいることに気がついた。他の子とほんのちょっと離れているだけで、完全に孤立している