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かざみどり 教授と学生と私
大学院生の頃、妻子持ちの大学教授中村と不倫関係にあった吉岡理子は大学を追い出されカナダへ渡り生活をしていた。
ある日、一人暮らしの母が認知症を患ったことをきっかけに帰国することに。
母を施設にあずけ、中村の勤務する大学で働き始めた理子。再び不毛な関係が始まる。
固定資産税、一括払いに割引制度がない。税金は取れるとこからしっかりとるのだ。一生懸命働いて貯めたお金なのだから無駄に使わないで欲しい。
博士のアルバム 6話
病院から退院した翌日、抜けうつ雨の音で目を覚ました。
僕は、気球に乗って空に浮かんでいた。
子猫のような可愛い顔をした目の大きなふ少女が雲の上から何かを言っていた。
気球は流れ少女から離れていく。
「また会おうな!」
さけんでいるのに声が出ない。
夢だった。
遠くで雷の音が聞こえてきた。
瞬く間に土砂降りになった。
ピカピカ、ガシャン、ドッシーン
早く元気になってねと、
雷さまが僕に言って
博士のアルバム 5話
このところ雨が続いていた。先生は、窓から庭を眺め時々ため息をついていた。前よりため息の数が多くなったきがする。愚直一つこぼさず現実を受け入れようとしている。私は、そんな先生を強い人だと思った。
庭のあじさいが雨粒を弾く。それがきれいだった。
先生は、歩く練習をしなくなった。あれだけ歩きたいと言っていたのに、まるでやる気がなくなっていた。
「研究チームから外れたよ」
先生がぼそりと言った。
博士のアルバム 4話
一カ月後。
先生が、ベッドにつかまり立てるようになっていた。腰元はいつも理学療法士の杉田さんが支えている。ずっと寝たきりだった先生が、自分の足を床につけることが出来る日がくるとは先生自身が思いもしなかったようだ。
「はぁ、疲れた」
ベッドにバタンと寝転がった先生に杉田さんが言った。
「ポータブルトイレ、使える日が来そうですね」
「はぁ、はぁ、あ、ありがとう。でも、まだまだ・・・」
私は先生の口元に
博士のアルバム 3話
次の日、先生は私が部屋に入るなり言った。「明後日、理学療法士さんが来てくれるんだ」
「そうでしたね。先生の体の具合、見てもらいましょうね」
なんだか急にやる気が出た様子。こちらも嬉しくなった。きっと茅野さんだ。先生は、茅野さんにもう一度会いたいんだ。
「後ろにある押し入れにアルバムがあるんだけど。お花の絵が入ったアルバム」
「探しましょうか?」
「うん、お願い」
ベッドの後ろに回り込み、押し入
博士のアルバム 2話
「はじめまして・・・。あ、いえ、はじめましてではありませんね。先生が就任の時、ご挨拶させていただきました。覚えてくださってますか?」
「あ、う、う~ん。ごめん、覚えてないや」
女性はウフフと小さく笑っていた。
「私は、運用課で補助金の仕事をしています。一カ月前までは総務課にいたんですが異動になりました」
「そうなの?」
「まだ、慣れなくて。でも、経理をやっていたので仕事は総務の時とあまりかわりませ
博士のアルバム 1話
「学者で偉い先生らしいから、口の利き方とか気を付けてね」
「難しい先生なんですか?」
「さぁ、知らないけど学者って頭がいいから気難しいんじゃないかと思ってね」
渡された名簿の名前を見て言った。
雲野 憲(うんの けん)
「うわ~、ほんとだ。賢い人っぽいですね」
「学者さんのお世話なんてみんな腰が引けちゃってね。花井さんなら大丈夫だろってマネージャーが」
「私だって気が引けますけど・・・。でも、困
扁桃炎 早めに耳鼻咽喉科に行きましょう
扁桃腺が腫れ食べ物が飲みこめないくらい痛くて辛くなり耳鼻咽喉科へいきました。
耳鼻咽喉科を検索。とても少ないのね。
少ない中で絞り込み、最新の医療が整った耳鼻咽喉科へ行くことにしました。
WEB予約、WEB問診とスムーズにでき、待ち時間が短縮できました。便利な時代です。
この時、体調が悪かったのですぐに診てもらえたのは助かりました。
「鼻から喉奥へカメラを入れますね!」
と先生。
モニター