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私はこうして悲しくないふりをする
あったものがなくなる。
いた人がいなくなる。
できたことができなくなる。
それを人は悲しいと思う。
でもいつまでも同じ、なんてものはない。
なかったものができる。
いなかった人が来る。
できなかったことができるようになる。
それを人は嬉しいと思う。
でもいつまでも同じ、なんてものはない。
できては消え、来ては去り、の繰り返し。
それ自体に良し悪しはない。
春夏秋冬に良し悪しはない。
生老病死にも良
なぜ「近寄るな」と言ったの?
私は昭和39(1964)年に神奈川県川崎市に生まれた。1回目の東京オリンピックの年、高度経済成長の真っただ中だ。小学校に上がったのは昭和45年。当時の川崎駅には駅前広場や線路の下をくぐる出来立ての地下道があって、隣町の私立小へ駅前からバスに乗って通学することになった私は、毎日その地下道を通っていた。
かなり幅が広かったように思うのだが、川崎市の記録映像を見てみると記憶よりもかなり狭い。幅は6メー
そろそろ終活ちゃんと始めようか
久しぶりに県立図書館に行ったら、こんな本を見つけたので借りてみた。
内容紹介は省くがタイトルと帯からだいたいわかると思う。一気に読んでとにかく共感しまくった私は、さっそく著者の門賀美央子さんを真似て終活に踏み出した。
もちろん、まもなく還暦(数えではすでに到達)という私は「そろそろ終活」を意識し始めて久しい。まずは無用な延命治療をノーサンキューするためのリビングウィル作成については、日本尊厳死
滅私奉公は昭和ですかね?
「24時間戦えますか」というフレーズは、昭和63年(1988年)に発売になった栄養ドリンクのCMキャッチコピーだったそうだ。「企業戦士」なんて言葉は最近めっきり聞かなくなったが、当時のサラリーマンはみんな「戦う」ものだったのだ。
その6年前、昭和57年(1982年)に岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」がリリースされたときも、「この都会(まち)は戦場だから 男はみんな 傷を負った戦士…」という歌詞に