さよ@毎日できるNVC

NVC(共感的コミュニケーション)を「知る」から「日常」へ。 身近に起きたできごとから…

さよ@毎日できるNVC

NVC(共感的コミュニケーション)を「知る」から「日常」へ。 身近に起きたできごとから見つけた、変化や気づきをシェアします。 森のようちえん保育士・宮代町家庭教育支援チーム運営・押し花作家。 対話を通したゆるむ時間や、NVCを共通言語にしたコミュニティを運営しています。

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    夫婦関係や夫の退職で変化していく生活や関係性について

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    イエナプラン式フリースクール立ち上げについてや、森のようちえんについて

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    くせ毛を生かしはじめるまでの苦悩と、生かしはじめた今について

記事一覧

固定された記事

そしてやっと、夫は無職になる

夫が会社を辞めました。 今の感情は「安堵する」「恩を感じる」「すっきりした」「あるがままを受け入れる」。 そう思えるようになるまで、20年かかりました。 夫が無職…

夫の封印されたニーズは…

子ども部屋だけでなく、大人のスペースだってほしい! わたしと夫それぞれのスペース作りを始めたものの、大変でした。 なぜなら家のあちこちに、お互いのものが散らばっ…

良かれと思って行うことが、相手にとって最善とは限らない

#いま始めたいこと 自分が大事にしたいものに自覚的になる 夫と九州を電車で旅しているときのできごとです。 重たい荷物を背負って歩いたあとだったことと、ガラガラの車…

ラーメンが食べたい夫と、蕎麦が食べたいわたし

夫とふたりの旅は、奄美を出て熊本に寄っています。 旅の中でやりたいこと、食べたいものなどは、お互いの意見をお互いに尊重しながら過ごしてきました。 だけど旅が後半…

旅の終わりに必ず泣いていた息子へ

奄美大島へ夫と旅行に来ています。 飛行機に乗るときに、わたしが感情にフタをしていたころのあるストーリーを思い出しました。 それは旅の終わりに、必ず泣いていた幼い…

やってあげたんだから、あなたもやってね!からの卒業

繰り返してきたことのひとつに、自分がやってあげたら相手も返してくれるのは当たり前。 相手になにかをしてもらったら、自分もなにかを返すのが当たり前というパターンが…

大人だって、親だって、自分の部屋(スペース)がほしい!

家を建てたときにこだわった場所のひとつが、リビングとキッチンの間にあるスタディーコーナーです。 息子が小学校に上がるタイミングでの家作りだったこともあり、楽しく…

自分の価値観に合った保育を探すため、6つの園を渡り歩いてみて感じたこと

保育士歴30年、6つの園を渡り歩いてきました。 お寺の園、太鼓やお茶などの稽古をする園、公立保育園、自然保育の園…。 保育と一概に言っても、その園によってま~った…

信頼と放置…その差がむずかしい

NVC(非暴力コミュニケーション)に出会うのがもっと早かったなら、子育てはまったく違っているのだろうな、と思います。 NVCに出会ったとき、息子は高校生。 一人っ子で…

Instagramアカウント4つでそれぞれ大事にしていること

「アカウント4つあります」と言うと驚かれて、「どう使い分けているんですか」と聞かれることが多いので書いてみたいと思います。 その前にブログもいくつか運営していま…

すれ違っても、すれ違わなくても

庭をリセットすると決めたとき、気掛かりだったのは義母と実父のことでした。 庭を作り始めた当初、義母は畑を、実父は敷石や植栽に協力してくれました。 リセットするこ…

誰かの評価のための庭ではなく、自己充足と循環のための庭つくりへ

主宰しているおしばな屋ホームページの紹介文です。 コツコツ積みあげてきた庭を、リセットすることにしました。 そんなことになるだなんて、一年前のわたしは予想もして…

夫にぶつけたうんちとぶつけられたうんち

窓から身を乗り出して、洗濯物を干そうとしたら転倒しました。 気づいたら外に倒れていて、体と頭を強打して動けず、星がクルクル回っていました。 夫も息子も在宅だった…

元旦には初日の出を見るべき、からの脱却へ

片道3時間、計6時間かけて、毎年海で初日の出を拝んでいました。 昨年、出発が遅れて焦った夫の運転が暴走化し、ハラハラして不安になったことで、元旦=海で見る初日の出…

自分の中にあるパワーを解放していく

NVCを共通言語にしたコミュニティ Inner peace circle(インピサ)を運営しています。 一年を通して対話の場や学びの時間をともに過ごしながら、自分とつながり、相手とつ…

愛をどんな形で届けるかを探求する

NVCを共通言語にしたコミュニティ Inner peace circle(略してインピサ)を運営しています。 一年を通して対話の場や学びの時間をともに過ごしながら、自分とつながり、相…

そしてやっと、夫は無職になる

そしてやっと、夫は無職になる

夫が会社を辞めました。

今の感情は「安堵する」「恩を感じる」「すっきりした」「あるがままを受け入れる」。

そう思えるようになるまで、20年かかりました。

夫が無職になったのは、結婚してから二度目。結婚して一年ほど経ったときにもありました。

夫が勤めていた会社が潰れて「少しゆっくりしたい」と言われたとき、わたしの心の中で黒い声が呟きました。

ふり返るとわたしたちは、共に頑張る・共にいるとい

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夫の封印されたニーズは…

夫の封印されたニーズは…

子ども部屋だけでなく、大人のスペースだってほしい!

わたしと夫それぞれのスペース作りを始めたものの、大変でした。
なぜなら家のあちこちに、お互いのものが散らばっていたから。

区分けするためには、全てを一度出すという果てしない作業が待っていました。

言いだしっぺでもあり、強い願いをもっていたわたしは、大変さも期待のワクワクも感じて動いていました。

だけど夫は半分は自分のため、半分は言い出した

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良かれと思って行うことが、相手にとって最善とは限らない

良かれと思って行うことが、相手にとって最善とは限らない

#いま始めたいこと
自分が大事にしたいものに自覚的になる

夫と九州を電車で旅しているときのできごとです。

重たい荷物を背負って歩いたあとだったことと、ガラガラの車内だったので4人ボックス席にふたりで座り、荷物を向かい側の席に置きました。

何駅か進むと人が乗車してきました。
この時点の乗車率は20%ほど。

夫が「荷物を上の棚に載せようか」と聞いてきたので「上に載せるの大変だから、必要になって

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ラーメンが食べたい夫と、蕎麦が食べたいわたし

ラーメンが食べたい夫と、蕎麦が食べたいわたし

夫とふたりの旅は、奄美を出て熊本に寄っています。

旅の中でやりたいこと、食べたいものなどは、お互いの意見をお互いに尊重しながら過ごしてきました。

だけど旅が後半になるにつれ、疲れがたまってきたこともあり、意見が分かれることも多くなりました。

昨日はついに、食べたいものが完全に分かれてどちらも譲れない状況に。

熊本市内に滞在する時間はわずかだったため、順番に…は難しく、お互いの気持ちに共感し

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旅の終わりに必ず泣いていた息子へ

旅の終わりに必ず泣いていた息子へ

奄美大島へ夫と旅行に来ています。

飛行機に乗るときに、わたしが感情にフタをしていたころのあるストーリーを思い出しました。

それは旅の終わりに、必ず泣いていた幼い頃の息子のこと。

沖縄へ行った帰りの飛行機で客室乗務員さんに「大丈夫ですか」と心配されたことがあります。
泣いていた理由は、旅が終わってしまうから。

今思い出すとたまらなく可愛いのですが、当時のわたしは負の感情が大の苦手。

だから

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やってあげたんだから、あなたもやってね!からの卒業

やってあげたんだから、あなたもやってね!からの卒業

繰り返してきたことのひとつに、自分がやってあげたら相手も返してくれるのは当たり前。

相手になにかをしてもらったら、自分もなにかを返すのが当たり前というパターンがありました。

そうであったらいいな、を越えてそうであるべき!という強い願いは、ことあるごとに強いモヤモヤを引き起こしました。

例えば…

◉家族のために頑張ってご飯を作ったのに、美味しいと言ってくれない

◉義母の誕生日をお祝いしてあ

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大人だって、親だって、自分の部屋(スペース)がほしい!

大人だって、親だって、自分の部屋(スペース)がほしい!

家を建てたときにこだわった場所のひとつが、リビングとキッチンの間にあるスタディーコーナーです。

息子が小学校に上がるタイミングでの家作りだったこともあり、楽しく学習してほしいな。
家事をしながら子どもと触れ合う時間を楽しみたいな。そんな思いで作りました。

こだわって作ったその場所は、料理を作りながらその日あったことを話したり、並んだ机でお互いに勉強したりと、たくさんの思い出と触れ合いの時間を作

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自分の価値観に合った保育を探すため、6つの園を渡り歩いてみて感じたこと

自分の価値観に合った保育を探すため、6つの園を渡り歩いてみて感じたこと

保育士歴30年、6つの園を渡り歩いてきました。

お寺の園、太鼓やお茶などの稽古をする園、公立保育園、自然保育の園…。

保育と一概に言っても、その園によってま~ったく価値観は違うんです。

クリスマスひとつにしても、サンタの服を園長が着て子どもにプレゼントを配る園もあれば、宗教的な面で大々的にやるのはNGな園もありました(調子に乗って楽しんでいたら叱られました)。

寒風摩擦をしたり、土手を毎朝

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信頼と放置…その差がむずかしい

信頼と放置…その差がむずかしい

NVC(非暴力コミュニケーション)に出会うのがもっと早かったなら、子育てはまったく違っているのだろうな、と思います。

NVCに出会ったとき、息子は高校生。
一人っ子で親子の距離が近く、息子優先で過ごしてきました。

息子の食べたいものを作り、身体を心配しては試行錯誤して、買い物に行って探すのは息子のもの。命を授かったことへの尊さと愛しさで、自分のことは見えなくなっていました。

NVCと出会い、

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Instagramアカウント4つでそれぞれ大事にしていること

Instagramアカウント4つでそれぞれ大事にしていること

「アカウント4つあります」と言うと驚かれて、「どう使い分けているんですか」と聞かれることが多いので書いてみたいと思います。

その前にブログもいくつか運営しています。

スタートは雑記ブログでした。
雑記とはテーマを絞らずに、その日そのとき書きたいことを書くスタイルのこと。

雑記の反対は特化。
特化はテーマを決めて書いていきます。

自分の思いや日常を書き綴りたいなら、雑記ブログで十分です。

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すれ違っても、すれ違わなくても

すれ違っても、すれ違わなくても

庭をリセットすると決めたとき、気掛かりだったのは義母と実父のことでした。

庭を作り始めた当初、義母は畑を、実父は敷石や植栽に協力してくれました。

リセットすることをどう伝えよう…。

“きれい”の価値観はそれぞれ。

わたしは雑草と呼ばれる草を排除せず、共生する世界を思い描いています。

だけど社会全体のイメージとして定着している価値観は、雑草は抜き、除草剤や農薬、化成肥料を活用して整う土地作

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誰かの評価のための庭ではなく、自己充足と循環のための庭つくりへ

誰かの評価のための庭ではなく、自己充足と循環のための庭つくりへ

主宰しているおしばな屋ホームページの紹介文です。

コツコツ積みあげてきた庭を、リセットすることにしました。
そんなことになるだなんて、一年前のわたしは予想もしていませんでした。

昨年秋に出会った、花音の森堀さんのお話は、自然農に出会って体感してきたことの総まとめでした。

たくさんのブロックやコンクリートや、植えた植物が増えたことで、土が酸欠状態になっている。だから土が硬くて、植物にとって過酷

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夫にぶつけたうんちとぶつけられたうんち

夫にぶつけたうんちとぶつけられたうんち

窓から身を乗り出して、洗濯物を干そうとしたら転倒しました。

気づいたら外に倒れていて、体と頭を強打して動けず、星がクルクル回っていました。

夫も息子も在宅だったのですが、息子はヘッドフォをしていて、夫は別室にいて気づいてもらえず。

しばらく一人倒れたまま呆然としてから、ふらふらと立ち上がりました。

あちこち痛い。ふらふらする。なんだか淋しい。

ソファーで休んでいると、しばらくしてから夫が

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元旦には初日の出を見るべき、からの脱却へ

元旦には初日の出を見るべき、からの脱却へ

片道3時間、計6時間かけて、毎年海で初日の出を拝んでいました。

昨年、出発が遅れて焦った夫の運転が暴走化し、ハラハラして不安になったことで、元旦=海で見る初日の出というパターンから、立ち止まって“本当はどう過ごしたいのか”と考えるきっかけになりました。

気づいたらハラハラして不安な感情って、昨年だけでなく毎年あったかもしれないのに、初日の出を見れた喜びでないものにしていたんです。

初日の出を

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自分の中にあるパワーを解放していく

自分の中にあるパワーを解放していく

NVCを共通言語にしたコミュニティ Inner peace circle(インピサ)を運営しています。

一年を通して対話の場や学びの時間をともに過ごしながら、自分とつながり、相手とつながりながら内なる平和を育むサークルです。

2023年参加者からのレビューやチェックアウトが届いているので、紹介させていただきます。

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《娘をひとりぼっちにさせてしまったお母さん》という

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愛をどんな形で届けるかを探求する

愛をどんな形で届けるかを探求する

NVCを共通言語にしたコミュニティ Inner peace circle(略してインピサ)を運営しています。

一年を通して対話の場や学びの時間をともに過ごしながら、自分とつながり、相手とつながりながら内なる平和を育むサークルです。

2023年参加者からのレビューやチェックアウトが届いているので、こちらに紹介させていただきます。

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相手から攻撃されたり、否定されたと感

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