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生涯にかかる過食費のこと
知りたい?知りたくない?「生涯過食費」今後の人生にかかる過食費を想像したことはありますか?
例えば、1日1000円の過食費が毎日続くと1か月30日で3万円です。
1年間で36万円、 20歳で発症して80歳まで続くと、 60年間で「2千160万円」です。
そんなに長く続かないと思っている人がほとんどですが、 センターでは70代の方の相談を受けたこともあります。
また、この金額は「最低金額」である
過食の無い人生を送るために
「過食を我慢する方法」で過食をとめ続けることはできません過食症の人が最も望んでいるのは、「過食をとめ続け、過食のない人生を送ること」ではないでしょうか。
(○○な人生を送りたい、など個人差があることは置いておきます。)
しかし、過食をする日が増えてくると「今日(または明日)1日過食をせずにどうやって過ごすか」に思考と行動がとらわれることがあります。
食べ物を避けたり時間を潰せる方法を探したり、詳
「過食にお金を使いたい」=「治したくない」ではありません
過食の無い生活を望む気持ちが大事「治療にお金を使うなら、その分食べ物を買いたい」
過食症を治そうと思いつつ、こうした気持ちによって治療に踏み出せない人もいるのではないでしょうか。
日常生活で過食の優先度が上がると、貯めようと思っていたお金も治療に使おうと思っていたお金も、すべてを過食に費やしたいと思うようになります。
治したい気持ちが減ったわけではなく、それだけ過食衝動が強くなってきている、とい
見かけと裏側:摂食障害と向き合う心の葛藤
微笑みの裏に潜む苦悩:摂食障害という闘い
私たちの周りには、幸せそうに見える人がたくさんいます。
微笑みを絶やさず、元気にそうに見える人々。
しかし、その裏には見えない戦いがあるかもしれません。
心が苦しいほど、幸せそうに装ってしまうのかもしれません。
特に、摂食障害を抱える方々は頑張り屋さんです。
つらいけど頑張って頑張って頑張り続けます。
周囲から見る限り、何事にも動じず、普通の日常を過
おいしく味わって食べられない⁈早めの相談が大切です
「食べることが好き」でも過食の兆候に要注意
以前のように食べることが楽しめない、おいしく食べられなくなっている、
そんなことはありませんか?
過食の元となる過食衝動があると満腹でも食べ続けてしまったり、味わう余裕もなく詰め込むように食べてしまったりします。
また、食べもののことを考えてソワソワしたり、食べられない状況にイライラすることもあります。
「もともと食べることが大好きなので問題ないので
自分の都合や気持ちが後回しになっていませんか?
過食衝動を無理やり我慢して相手を優先する場合も
過食症の人は自分よりも周りの人を優先する人が多い傾向があります。
「人を優先するのは当然だ」「断ったら嫌われてしまう」「自分を優先したら罪悪感を感じそう」など、理由はさまざまでしょう。
その中には過食衝動があり、本当は早く食べたくて仕方ない時ですら我慢して人に尽くそうとする人もいます。
過食や嘔吐の苦痛や疲労感、罪悪感など、過食症のつらさは経験
大切な相手ほど優しくできない
過食の原因とも関係がある⁈大事な人との関係
過食衝動の元である破壊的不幸感情があると、大事にしたい相手ほど適切な関係を築けなくなることがあります。
たとえば子どもや夫、彼や家族に対して暴言や暴力をふるってしまったり、心を試すような言動をしてしまう人もいます。
自分でもなぜそうした言動をしてしまうのか、わからないことがほとんどです。自分の意志や性格の問題だと責めてしまう人も少なくありません。
そ
過食の原因はどこにある?
自分では気づけない本当の原因とは
「ダイエットをしているから」「ストレスがあるから」「意志が弱いから」など、過食の本当の原因が自分で見つけられる範囲にある外因的要因・内因的要因にあるならば、自力でとめることは可能かもしれません。
しかし、思い当たる原因を探し、対策をしても症状がとまらずに苦しんでいる人は増え続けています。
過食をするのは過食衝動があるからです。
その過食衝動のさらに源には「破
過食と破滅的な寂しさ
寂しい、虚しい、過食症の人が抱える空虚な感情
いつもなんとなく寂しい」「一人でいることが耐えらえない」などの寂しさを感じることはありませんか?
その寂しさを埋めようと過食をするものの、ますます寂しくなったり虚しくなったりする人もいるかもしれません。
センターでは、過食衝動の根本には「破壊的不幸感情」だけでなく「破滅的な寂しさ」もあると考えています。
その寂しさも破壊的な不幸感情と同じく、感じて