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138億年の時間の中で☆第39話☆「子を守りたいのなら、まずは親から」
多少の後悔と反省を残しながらも18歳になった長男の子育てについては、よくがんばった!エライね、わたし!と高評価を下せるのですが、まだまだ、迷いが生じてしまうのは次男の子育て。
あーちに通いだす前の私は、いろんな出来事と負荷が積み重なり、心身の余裕を喪失。視野狭窄、神経過敏状態になっていました。
小さな生活音や、他人の言葉遣いなど、とにかく細かいことが気になりだして、ため息もイライラも止ま
138億年の時間の中で☆第38話☆「世界が広がる」
お店は買い物をするところ。学校は学ぶところ。公園は遊ぶところ。じゃあ、あーちは何のための場所なんだろう?
次男は小学校の数年間、学校へ行けなくなりました。読み書き計算的な勉強は次男にとっても私にとっても最優先項目ではなく、できたらラッキー程度の感覚でした。それなのにどうしても学校へ行って欲しいとジリジリした思いに囚われ大いに慌てふためき焦りまくった私がいました。だって・・・学校へいかないと、世
138億年の時間の中で☆第36話☆「9年間」
3学期に入ってから高等部卒業までの日数を数えるようになりました。9年に及ぶ通学、電車送迎生活も終わろうとしています。
いつの間にか私の前を歩くようになった長男の背中は、たよりなさそうだけどたくましくもあって、学校という自分の居場所に向かって歩みを進める姿は本当にまぶしく映ります。
1年目。電車の長距離移動が心配だった。先頭車両で車掌さんの姿のマネを楽しんでいたね。案ずるより産むが易し。通学
プリズム(6)およそ8メートル
およそ8メートル。前をあるく彼とわたしの距離。目測で測ってみる。多分、そのくらい。
一体いつから?。わたしの後ろをトコトコと歩く子が、私を追い越し、前を歩くようになり、「ママ大丈夫?」と窺うようにこちらを振り返るようになったのは。
9年前。彼の身長は私の肩くらいだった。登校の準備は全部してあげていた。改札口を通る時もスムーズにできるかな?電車内では荷物が邪魔にならかな?と見守っていた。あの頃、
138億年の時間の中で なかせい☆第31話☆「光の差す方へ②」
2023年8月。学校が大好きすぎる長男にとって近隣の事業所を見学したり体験実習するチャンスの夏やすみ。自立訓練事業所へ3日間の体験、2か所のB型作業所にそれぞれ1日づつの体験と、もう一か所、B型作業所を見学した1か月。本当にがんばりました。
B型作業所は市内だけでも沢山あって、本人に一番合う場所がみつかればいいとは思うけど、それはすべてじゃない。仕事は生活の一部分。自立心が強い彼にとっていつま
138億年の時間の中で☆第30話☆「光の差す方へ①」
カフェで働きたい、パン作りをしたい・・・。労働意欲満々な長男は、いよいよ本格的に支援学校卒業後の進路について考える時期になりました。
本人の希望で決めるのが一番だよ、親の意向と全然違ってくるから、卒業直前まで子どもは成長するからね、と先輩ママ達からありがたいアドバイスをいただいて、いざ、事業所探しに動きだしてみると、候補をどうやって絞り込めばいいのか迷います。
そもそも、福祉サービスの種類が多く、