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心の拠り所

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文章を書くとは…という振り返り場所。心の拠り所、目指したい人たちのnoteを集めました。
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記事一覧

反省することについて、反省してること。

反省することについて、反省してること。

いろいろと、反省することってありますよね。

「あのときこんなふうにしておけばよかったなあ」とか、「あれは失敗だったなあ」とか、「もう少し真剣にやっておけばよかったなあ」とか。どれだけ順風満帆そうに見えるすごい人だって、なんでもかんでもうまくいってるはずはなくって、少なからず「あのときの自分」を反省する機会はあると思うんです。

それでたぶん、反省にはふたつの種類があります。

ひとつは「もっとが

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「読むと書く」のコミュニケーション

「読むと書く」のコミュニケーション

そろそろ大学の授業も最終回(後期)。

言葉のやり取りの場に何が起こるのか。
書いて、読んで、シェアして……。

人の話を聞いて、感じたことを書く。

その繰り返しで、ほんとにわたしも思いもよらなかったところに辿り着いた気がします。

最初の頃の感想レポートでは、「読むのも書くのも苦手です」と書いていた何人もの学生たちが、どんどん伸び伸び好き勝手に書いてくれるようになって、また話がめちゃくちゃ面白

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「生きるとは回復を繰り返すこと」土門蘭さんとの対話で気づいた自炊の大切さ

「生きるとは回復を繰り返すこと」土門蘭さんとの対話で気づいた自炊の大切さ

遡ること2023年5月。私は作家・土門蘭さんをお招きし、Voicyの収録を行いました。普段は京都に住んでいて、小説や短歌、エッセイやインタビュー記事を執筆されている土門さん。8/25に発売の『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話』の企画に土門さんが参加していただいたことをきっかけに、交流が始まり今回の対談が実現しました。この本は、自分のために料理を作ることが億劫に感じている6名の参

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「ていねいな暮らし」は、庶民による庶民のためのラグジュアリー

「ていねいな暮らし」は、庶民による庶民のためのラグジュアリー

「日本的なラグジュアリーとは何だろうか」。

この5年ほど考え続けてきたテーマである。

もちろん値段の高さだけで見れば、日本ならではの高級品はいくらでもある。茶道具も着物も日本家屋も、日本文化の延長線上にある「ラグジュアリー」だ。歴史を遡ってみれば日本の陶器は江戸時代から高級品としてヨーロッパへ輸出されていたし、現代においても日本の作家さんのうつわを買いにはるばる日本までやってくる海外の顧客も多

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「余裕」とは何か。 哲学研究者・永井玲衣さんと水中に潜る1時間の哲学対話

「余裕」とは何か。 哲学研究者・永井玲衣さんと水中に潜る1時間の哲学対話

「ボドゲしません?」

業務時間中、誰かのかけ声で唐突に始まるボードゲームの時間。モノグサは、忙しくても「ボードゲームを楽しむ余裕を持つ」ことを心がけている会社です。

でも、そもそも「余裕」ってなんでしょう。余裕がある状態ってどういうこと?そんな問いから始まる新連載「あいだ学」。この連載では、毎回ゲストをお招きし「余裕とはなにか」について考察を深めます。

第1回目に登場するのは、哲学研究者の

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過去がどんどん過去になる。

過去がどんどん過去になる。

『さみしい夜にはペンを持て』に7刷目となる重版がかかりました。

たくさんの方々からの応援を実感しつつ、がんばった甲斐があった、いい本ができてよかったと、安堵しています。そこできょうは「いい仕事をすること」の効用について、書いてみたいと思います。

いい仕事をする。なんらかのプロジェクトが、うまくいく。そこには当然、よろこんでくれる人がいます。お客さんもそうでしょうし、一緒にがんばった仲間たちもそ

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伝える力を育むには?/違いを排除するムラ遺伝子/しっかりした土台のための基礎知識/偶然/期待じゃなく交渉

伝える力を育むには?/違いを排除するムラ遺伝子/しっかりした土台のための基礎知識/偶然/期待じゃなく交渉

・おはようございます〜。

・昨日インスタライブに来ていただいた皆さんありがとうございました。3人、そして1時間はすぐですね。また来週やります〜!DMで感想いただいたみなさんもありがとうございました〜。重ね重ねありがたい、、、!

・今日はショートショートいきます!

・「なぜ?」と疑問を持つことが伝えることが得意になるポイント。「なんとなく」で伝わらない、伝えようと思ったけど全然自分で言語化でき

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わたしが羨ましい!と思う人たち

わたしが羨ましい!と思う人たち

・おはようございます!

・諦めかけてた昨日のサブスクコミュニティでやったライブをアップすること、、、!!!だけど、できましたー!!!わーい!不可能はないのである!!!いや、あるけど。サブスクコミュニティのみなさん、よかったら見てってください。まあ、最後の5分ぐらい切れてるけど、まあ良し!!!

・誰かが持ってるものを羨ましい、と思うのは自然ですけど、わたしは誰でもお金があれば買えるものを誰かが持

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他人の評価の当てにならなさを知る

他人の評価の当てにならなさを知る

・おはようございます!今日は11月の無料日記です!!!

・早速!!!

・一昨日、「他人の評価は当てにならない」というようなことを書いたんだけど、これって自分の価値を他人に決めさせている人にとっては「どういうこと?!」ですよね。なぜなら「他人に評価される自分=価値のある自分」っていうことになっていて、そのためには「他人の評価は絶対!」という条件が必要になってきますもんね。だけど、それ、ほんと?

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引き寄せてるんじゃなくて、選び取ってる

引き寄せてるんじゃなくて、選び取ってる

「夢を描こう」とか「夢は叶う」みたいな、陽の空気をまとってまっすぐ健やかに進んでいく人達が、すこし苦手だった。

というよりも、ひねくれ人間不信満載で生きてきた自分にとって、そういう言葉は眩しすぎて、「さあ、あなたも一緒に!」と手を差しのべられた日には「自分はちょっと大丈夫です……」と目を伏せて一目散に逃げてしまうような。

成功した快活な大人達は「3年後や5年後のビジョンを持とう!」と声高に言う

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本を書きたい、と思うだけでは本にならない

本を書きたい、と思うだけでは本にならない

ブックライティングを担当したこちらの書籍。無事に発売されてホッとしております。

この本は、企画から構成までガッツリ関わらせて頂いた本で、こうして無事、商業出版が叶ったのも、さまざまな偶然が重なっているだけに、とっても感慨深いものがあります。

福祉というより、生き方の選択肢の一つとして福祉があるんだ、くらいな、どんな人にとっても読みやすいテキストになっているんじゃないかと思います。大学生さんなど

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【対談・さとゆみ×シャープさん】 「書くこと」は、本当は選べたはずの可能性を殺していくこと。それでも、書き続ける理由 

【対談・さとゆみ×シャープさん】 「書くこと」は、本当は選べたはずの可能性を殺していくこと。それでも、書き続ける理由 

他人の言葉を捻じ曲げる罪悪感が今でも強く残っている

さとゆみ:
シャープさんはSHARP公式Twitterの中の人であるとともに、ご自身で文章を書くことも長くやってきていますよね。そんなシャープさんが今書くこととどう向き合っているのかなって、すごく興味があって聞いてみたかったんですよね。

シャープさん:
僕はまず、言葉を扱うことに対して人よりも少し敏感になっているかなと思います。特に言葉を削る

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「未清算の過去」と向き合うことで、主人公は成長する

「未清算の過去」と向き合うことで、主人公は成長する

こちらを読み進めていて(亀速で読んでいます)、主人公が「自分の殻を破り」、成長・変化を遂げる脚本には、必ず「未精算の過去」が現れる、とあって、ガツンときました。

年末年始はこの本で寝正月です。ちびちび読みます。

三章の本題は、物語の構成をどう作るか、というところにありますが、そのイントロダクションにあたる箇所でこちらの文章に出会い、心のひだにめちゃくちゃ引っかかりました。

心の避難所としての

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嫉妬や焦りを企画に変えてゆきたい

嫉妬や焦りを企画に変えてゆきたい

 「文章を書くことを仕事にしたい」。

 世の中にそう思っている人はたくさんいる。私もその一人だ。子どもの頃から文章を書く仕事に漠然とした憧れを持っていた。今から3~4年前にその思いを無視することをやめ、ライターと名乗り始めた。実際に現在、ライターとして収入の一部を得ている。

 しかしライターとして自信があるかというとぜんぜんそうではない。実績も実力も足りていない。だから、ライターを順風満帆にや

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