マガジンのカバー画像

うつわマガジン2016 上半期

69
アトリエをとびだし日常でイキイキする「日日陶うつわ」
運営しているクリエイター

#土鍋

ズッキーニのサマードレスは夏の報せ

ズッキーニのサマードレスは夏の報せ

ズッキーニの黄色いサマードレスがメルカートに並んだら、ああ夏が来たんだなと思います。夏の朝はいっせいに黄色いドレスをひらひらさせて、メルカートでトマトやパプリカやスモモやスイカと東のおひさまを浴びて歌うのです。

日本でふきのとうの黄緑色ブラウスが風にゆれるのと似ているでしょうか。

トスカーナはヴィンチ村の友から、自給している畑で「ズッキーニの花、初収穫しました」という便りあり。ここから9月半ば

もっとみる
夏土鍋のつかいかた

夏土鍋のつかいかた

先週末までの個展では「夏土鍋のつかいかた」をお客様に紹介してきました。土鍋に盛りつけるお蕎麦、土鍋を直火にかけてつくるプリンなど、こちらでも少しずつ写真を載せている通りです。

夏のキッチンは暑くておっくうになりますが、夏野菜の蒸し料理は絶好のイージークッキング!超シンプルな逸品です。

土鍋に巻き簾を敷きます。巻き簾の下の空間にお水を入れて蓋を閉めて火にかけます。1~2分で少量の水が沸騰するので

もっとみる
夏土鍋のつかいかた

夏土鍋のつかいかた

季節がめぐり四季をあそべる日本。素材やデザインで衣をかえるすてきな文化がある日本。だけれど、われらコッチョリーノ土鍋は、かさばる生活の道具だからこそ、どうぞ1年中愛しておくれ。

昨夜をもって個展が終了しました。この春2つめの個展。2つめの個展のコンセプトは「一年中つかえる土鍋のご提案」でした。コッチョリーノはあえて春や真夏の季節に土鍋展をします。

コッチョリーノの土鍋は日本やイタリアを旅します

もっとみる
フィレンツェ田舎暮らしから生まれる生活道具

フィレンツェ田舎暮らしから生まれる生活道具

ところで土鍋おやぶんはときどき旅をする。
すっかり「旅する土鍋」マガジンが停滞しているけれど、まあ気ままな風が…いや嵐のように個展がつづくので終わったらつづきを書こうとアトリエの中のひと。気長に待とう。今年の旅またはじまるかもよ!さあどうする。

写真:ブドウ畑に佇む土鍋(2015)

さて、きょうはその中から、昨年うかがった「フィレンツェ田舎生活便り」発信のご家族を少しだけご紹介。なぜなら今

もっとみる
やっぱり来たカモ

やっぱり来たカモ

「へい、ごはん!」とぼくらはよく呼びとめられ、「ほい、白菜?」とぼくらは聞かれます。

昨日は「いえ、パスタ(⇒★)です」と答え、
今日は「いえ、おそばです」と照れるなぁ。

ある日、やっぱり鴨がネギを背負ってやってきました。シナリオ通りです。

写真:おそば「浅土鍋」
鴨肉とネギのおつゆ「ココット」

今週土曜日からの個展では、いろいろな使い方もご紹介する予定です。⇒詳細
ただいま窯

もっとみる
山ごはんからの学び

山ごはんからの学び

工房コッチョリーノは次の個展まで20日を切りロクロをぶんぶん回す。スパイク足の青春はボールを追いまくる毎日。そんなこんなで、今年は恒例だったGW家族登山には行けません。

家族で十数年つづけてきた登山。春は残雪のなか溶けいずる川の流れを、夏は眩しいアルプスを、秋は苔むす森の香りを、厳冬期は凍える手袋の中の手で、そんなシチュエーションの中、限られた道具と食材でつくるリミッター感たっぷりな「山ごはん」

もっとみる
たけのこ君臨 ありがとうございますnoteさん#春が来た

たけのこ君臨 ありがとうございますnoteさん#春が来た

雨もふっている本日、少々湿った話、お許しくださいな。昨年末、大切な人との一生の別れがあり、心の底につうじる井戸から泪という清水(しょうず)を汲み、「#春が来たら」それをプハーっと撒き散らそうと誓って春を迎えました。

お豆のごはんはあまり好きでなかったけれど、たけのこご飯はきっと喜ぶだろうな、そんないろいろを混ぜて炊き込みました。

数年前よりご愛顧いただいているミニ土鍋。
新年度からは件の井戸を

もっとみる
土鍋プリンの祝宴

土鍋プリンの祝宴

なんでもいつでも驚かせるほうがおもしろいから、是非モノゴトにはふたをしましょう!
アートイベントのクロージングパーティと親友のバースディが重なったので、ドンと大きくいきました。
⇒土鍋プリンのきっかけと試作の様子(#conoteマガジン掲載)

大勢で一口ずつ。大きなスプーンですくって食べられるカット要らずのパーティスウィーツに便利です。

プリン自体は簡単すぎるくらいのレシピですが、なめらか

もっとみる
桃と杏に雪が降る

桃と杏に雪が降る



桃のオーブン焼き アーモンドとアマレット味
(PESCHE AL FORNO CON MANDORLE E AMARETTI)

Cocciorino の大きな土鍋にドルチェ。

アーモンドの芳ばしい香りとじゅわっと浸みたアマレット。そこには、老舗を守る腕とやわらか頭。オーナーとシェフが何やら相談。シェフが「おっと!ちょっとお待ちを!」と言いながら厨房の奥から何やら最後の仕上げのための道具を。

もっとみる
アジアルミニドナベ

アジアルミニドナベ

(アトリエから)飛び出した器は、時にお見合いをします。ちょっと緊張してますな。キュレーションサイトでミニ土鍋、ご紹介いただきました。

「味気なくなりがちなお鍋料理はかわいらしい器から」Creemaさま、そそそ、正しいです。うれしいです。この土鍋は小さいので、ひとくち土鍋ができるのはホントです。

追加すると「お鍋料理」に限らず使ってください。「味気なくなりがちな毎日の食卓」(もうこう言っちゃ

もっとみる