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駿台予備学校の思い出 ~ゲンロン「予備校文化(人文系)を「哲学」する」に寄せて~
GW休みを利用して、5/3(金)にゲンロンの「予備校文化(人文系)を「哲学」する」を現地まで見に行きました。
ゲンロンカフェには初めて行ったのですが、想像していたよりもこじんまりとしていて(アジトな感じで)よかったです。
登壇者は、哲学者の入不二基義先生、駿台国語科霜栄先生、駿台英語科大島保彦先生の三名でした。
イベントを聞きながら、(イベントの内容とは直接マッチしない)自分の予備校時代や大
『カラマーゾフの兄弟』読書メモ②(第一部第一編-第二編)
ドストエフスキーの大長編『カラマーゾフの兄弟』を読み始めています。
1.第一部第一編「ある家族の物語」第一部第一編「ある家族の物語」は、カラマーゾフ家の人物(父フョードル、長男ドミートリ、次男イワン、三男アリョーシャ)についての来歴が語られていました。
父フョードルの「ネグレクト」故にそれぞれ離散して育っていた息子たちが、再び父の住む町に帰郷し一同に集まることで、物語が動き始めます。
ドスト
『カラマーゾフの兄弟』読書メモ①(&『地下室の手記』感想)
最近仕事が忙しく精神が若干摩耗しています。
「そんなときは、古典を読むに限る(現代日本の磁場から離れよう!)」ということで、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読み始めることにしました。光文社古典新訳文庫の亀山郁夫訳です。
4部12編の大長編なので、1週間に1編読了したとしても読み終わるのは1年後。長い戦いです。
1.地下室の手記ドストエフスキーの文学で僕が今まで読んだことがあるのは『
自己研鑽に「溶かした」額⇒67万
日本人は、「大人(社会人)になったら勉強をしなくなる」とよく言われます。
おそらく伝統的に労働時間が長く(残業などで会社に拘束される時間が長く)、家で自己研鑽をする文化が根付いていないのが原因なのでしょう。
ただ一方で最近では、「会社に依存することなく、どんな場所でも活躍できる市場価値の高い人間」が称揚され、「資格取得・外国語学習・大人の習い事・オンラインサロン・自己啓発のための読書」などの自