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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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#フード

生食ホワイトデー

生食ホワイトデー

ーチョコのお礼に刺身盛り「えっ、自分向けにはなし!?」ー。驚いて奥さんに尋ねた。ないよと、さも当然そうに首肯する奥さん。3月14日のホワイトデー。バレンタインデー(2月14日)に身内からもらったチョコレートのお返しを、奥さんに買ってきてもらえるよう頼んだところ、実家の母親向けには買ったものの、自分向けには買っていないという。聞いてパニクる。

不運の連続

チョコをくれた当人、つまり奥さんに自分へ

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お得にシュークリーム

お得にシュークリーム

ーたまにだからこそ良い洋菓子チェーンの銀座コージーコーナーは、毎月19日を「シュークリームの日」とし、この日に限ってシュークリームを通常価格の10%割引で販売していて、お得感があって良い。たまたま通りかかった店舗の店先でそれを知り、ホイップクリームとカスタードクリームを挟んだWシュー(税込み価格233円)と、クリームが瀬戸内レモン味のジャンボシュークリーム(同145円)をそれぞれ2個ずつお土産に買

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ミズのお浸し

ー名前は違えど物は違わず青森県の郷土料理を食べさせてくれる居酒屋に奥さんと一緒に行って、お通しに「ミズ」という山菜のお浸しを食べた。見た目はフキ(蕗)、あるいはミズナ(水菜)を幾らか太くしたような具合。食感は繊維質、シャキシャキして歯ごたえがある。ミズを浸した醤油ベースの出汁が美味い。濃すぎず薄すぎず良い塩梅。店の主人は料理の腕が良い。

ポピュラーな食材

気になってミズについて調べてみると、ミ

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「梅サワー2023」

「梅サワー2023」

ー一抹の不安母親の誕生日だった6月11日。奥さんは、どこぞで入手してきた青梅をハチミツと酢に漬け、梅サワーづくりを始めた。奥さんによると、梅サワーをつくるのは数年ぶりのことだとか。名付けて「梅サワー2023」。入魂の一品だそうな。「お酒を入れていないから、来年の誕生日に味見してもらおう」と、今からワクワクしている様子。

母の誕生日が来る前に飲み干さなければ良いのだが。一抹の不安。

茹でザリガニ

茹でザリガニ

ーニューオリンズの記憶米ルイジアナ州のニューオリンズで、茹でザリガニ(ボイルド・クローフィッシュ)を食べたことがあるー。そう奥さんに伝えると、食い気味にいろいろ質問された。もう学生時代のことだからと返しながらも、脳内で当時の記憶を必死にたぐり寄せる。写真が手元にあれば、思い出す参考になるのだが、残念ながら今はない。

フレンチ・クオーター

掘り起こしたザリガニの記憶。ニューオリンズの歴史的中心部

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食材としての有用性

食材としての有用性

ー続・アメリカザリガニなど販売禁止輸入・販売が禁止される「条件付特定外来生物」の指定を受けたアメリカザリガニ。食材として使えると、こうした事態は免れたかも知れないー。そう思い、インターネットを通じて調べたところ、すでに食用として広く売られている模様。なるほど、つまり食材としての有用性よりも、日本固有の生態系を累を及ぼす影響が重く見られたのか。

食べると美味い

アメリカザリガニは、スウェーデンや

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ういろう

ういろう

ー名古屋銘菓という思い込み日本伝統の和菓子「ういろう(外郎)」。そして、ういろうと言えば名古屋ー。そんな思いもあったが、ここで意識を改めたい。先日、奥さんが山口県から訪れた知り合いに会い、お土産にういろうを渡されたそう。その際、「ういろうは山口のお土産としても有名なんですよ」と言われたとか。

疑ったわけではないが、あえてインターネットで確かめた。すると、「名古屋銘菓の代名詞のような扱いをされてい

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まあまあ真理

まあまあ真理

ージュンサイ軍艦と出身地「ジュンサイ(蓴菜)の軍艦巻き(※)ですか?実は、ジュンサイ生産量日本一の秋田県出身ですけど、食べたことないですね」ー。ジュンサイ軍艦が食べられるお店が知りたくて会社の同僚男性に尋ねると、戸惑った表情でこんな返答。ちょっとショック。この同僚とは付き合いがそこそこ長い。にもかかわらず、今の今まで出身地を知らなかった。お店を知らなかったことよりも、むしろ、こちらの方に衝撃。

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どうにももどかしい

どうにももどかしい

ージュンサイの軍艦巻き先日、奥さんとの間で話題(※)になったジュンサイ(蓴菜)のお話。以来、気になってインターネットを調べて見つけた写真は、ジュンサイの軍艦巻き。酢飯の上にジュンサイを載せてノリ(海苔)で巻いてあり、上には摺りおろしたショウガがちょんと載っている。生唾を飲みこむ。ところで、この逸品。過去にどこかで食べたことがあるような。

思い出せそうで思い出せない。どうにももどかしい。

関連リ

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食欲に火

食欲に火

ージュンサイ、60年ぶりに都内で復活東京都八王子市にある長池公園では、これまで東京都内での生息が確かめられくなっていたジュンサイ(蓴菜)が、およそ60年ぶりに復活したらしい。産経デジタルが伝えた。良い話だなと思って奥さんに教えると、しばらくして「あー、ジュンサイ、食べたくなってきた」と返信があった。

ニュースとしては刺さらなかったが、食欲に火が付いたらしい。

「母の日」イベント

「母の日」イベント

ー次こそ美味しいお刺身を2023年は5月14日が「母の日」だ。奥さんと相談し、この日を前に日ごろの感謝を形にしようと、父親と母親を誘って、東京都内にある美味しいお刺身が食べられる料理屋に行くことにした。割と頻繁に足を運ぶ店のため、下調べは完璧だ。自信満々で当日を迎える。

"とほほ"な瞬間

当日、お店に行くと驚愕の事実が判明する。何と、まさかの臨時休業。油断して事前に確かめなかったことを心底、悔

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ファーストミッション

ファーストミッション

ー続・正月重箱に詰めた料理を持ち運ぶのは実に厄介だ。バランスを崩し、きれいに整えられた重箱の中身がグチャグチャになったときには、もはや泣くしかない。そして、今年(2023年)の正月。個人的な最初のミッションは、昨年(2022年)末にオーダーした銀座コージーコーナーの新春限定商品「スイーツおせち」を、揺らさず無事に実家へ送り届けることだ。

至難の業

世の中は危険に溢れている。こちらがどんなに事故

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変化球の贈り物

変化球の贈り物

ー正月洋菓子メーカー、銀座コージーコーナーが販売する新春限定商品「スイーツおせち」。今年(2023年)の正月は、これを実家に贈った。昨年(2022年)は緊急入院しておせち料理を食べ損ねた父親への励ましと、例年、年末になると有名料亭のおせち料理を買ってきてくれる両親と姉へのお礼のつもりだ。本格おせちのお返しという直球に比べると、スイーツおせちは幾らか変化球。ただ、個人的にそこが売り。奥さんはあまり感

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デパ地下が楽しい

デパ地下が楽しい

ー目指せタイムセール"マスター"百貨店(デパート)の食料品売り場「デパ地下」のタイムセール。この魅力をあらためて思い知らされる。一般に美味しいとされるブランドの惣菜などがお得な値段で買えるのが何と言っても良い。それを狙う人たちの混雑ぶりも消費意欲をそそられる。列に並んで目当ての惣菜を手に入れたときの充実感がたまらない。夕飯を準備する手間が一つ省けるのも利点だ。

指南求む

今さらながら、デパ地下

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