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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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#恋愛

「吾輩は猫である」にて予言されていた結婚滅亡

「吾輩は猫である」にて予言されていた結婚滅亡

夏目漱石の「吾輩は猫である」という有名な小説がある。題名なら誰しもが知るところだと思うが、あれに書かれている内容を今も覚えている人は少ないだろう。

覚えているのは大体、冒頭の「吾輩は猫である。名前はまだない」というところだけだ。

かくいう自分も、小学校あたりの読書感想文のために読んだ記憶があるが、覚えているのはなぜか主人公の先生(漱石がモデル)が、自分の鼻毛を原稿用紙に几帳面に並べていく様を猫

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「真似る」ことから「学ぶ」が始まる

「真似る」ことから「学ぶ」が始まる

マッチングアプリ業者や婚活サービス業者は広告料を払っている広告主だったりするので、メディアは絶対に否定的なことを言わない。メディアによっては、「マッチングアプリのネガな部分を記述した記事は掲載できません」とか表現規制的なことを言い出す出版社系メディアもある。そんなところとはお付き合いしないのでいいのだが、大新聞までもが「PR」表示なしに、マッチングアプリが少子化の救世主だとかいうトンでも記事まで書

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勉強もスポーツも恋愛も結婚も「お金がなければできない」時代

勉強もスポーツも恋愛も結婚も「お金がなければできない」時代

甲子園では慶應義塾高校の躍進が大きな話題である。

髪型の件が取りざたされたりしているが、慶應の子たちの自由な髪型はそれはそれで結構なことだと思うが、だからといって昔ながらの「丸刈り」の球児たちを「昭和」だとか「時代遅れ」呼ばわりするのは違うだろうと思う。誰かを否定しないと気が済まない界隈というのが相変わらずいるもんだ。どっちも頑張れでいいじゃねえかと思うよ。

決勝に進んだ両校には頑張ってもらい

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禁セックス法によるディストピアな未来予想図

禁セックス法によるディストピアな未来予想図

「不同意性交罪」が7/13より施行されました。

もちろん性犯罪は許されないし、是とする気持ちなど微塵もないが、この法律はいろいろと日常の運用面において弊害というか問題が起きそうな気がするのはネット上でもさんざん言われている。

そもそも同意をどう証拠化するのか。

いちいち毎回やるたびに弁護士立ち合いのもと一筆書くわけにもいくまい。なんか、そういう同意アプリでも作る業者がでてきそうだが、今度はそ

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【非モテ男性諸君に朗報】モテる容姿にしてくれる寄生虫があるらしい

【非モテ男性諸君に朗報】モテる容姿にしてくれる寄生虫があるらしい

いつも身も蓋もないことを書いていて、たまに「救いはないのてすか?」という声も言叩くのだが、ファクトをありのままに伝えることこそが最善だと思っています。人間は現実の中で生きるしかないのだから。

先日もこんな記事を出したら大いにバズりました。

男が「金が無いから結婚できない」と言っているうちはまだマシで「金も顔も両方ないと結婚できなくなる」時代へ。一方、女も「金」を求められるようになってるので、結

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生まれながらの不平等理論「イケメン>努力」

生まれながらの不平等理論「イケメン>努力」

女優の中条あやみがベンチャー社長と交際というニュースがツイッターで大きな話題になった。

相手の男性・市原創吾氏の「資産34億円」というのも凄いが、何より彼のイケメンぶりが大きな話題になった。俳優かと思ったw

「世の中ね、顔かお金かなのよ」という回文がある。回文とは前から読んでもよ後ろから読んでも同じになる文章だが、かつては、「男は不細工でも金を稼げればなんとかなる」的な風潮があった。結婚の条件

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女も男も「世の中ね、顔かお金かなのよ」の時代へ(回文)

女も男も「世の中ね、顔かお金かなのよ」の時代へ(回文)

10/16に公開した東洋経済オンラインの以下の記事が大いにバズりました。

内容は、未婚女性の結婚相手に求める条件のうち「男の容姿」が最近急上昇しているということ。しかし、勘違いしてはいけないのは、上昇率が大きいのであって絶対的な1位ではない。条件としては相変わらず「経済力」が1位である。ポイントは、かつてそれほど重視されていなかった「男の容姿」が急上昇して過去最高値となり、男が求める「女の容姿」

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飲み会で「彼女いるんですか?」と女子に聞かれる人、聞かれない人

飲み会で「彼女いるんですか?」と女子に聞かれる人、聞かれない人

こんなツイートをしたら、ちょっとバズってしまった。

沢山の引用RTとリプライを拝見するといろいろな考え方やエピソードが寄せられていて非常に楽しく読ませていただきました。お時間ある方は読んでみてはどうだろうか。

そして、これ分析すると興味深いことがわかった。

このツイートに対する反応を大まかに分類すると「後者の女なんているの?みたことない」群と「後者の女しかみたことない」群と「そんな質問された

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自分の事すらわかっていない人間の事を他の誰が信じてくれるだろうか?

自分の事すらわかっていない人間の事を他の誰が信じてくれるだろうか?

久しぶりに婚活系の話を書く。

ちょっと前だが、タレントの新山千春さんがマッチングアプリで彼氏を見つけた話が話題になった。芸能人もやっているのかとマッチングアプリを試してみようかなとと思った男たちもいるかもしれない。

しかし、身も蓋もない現実の話をすれば、マッチングアプリは所詮「街のナンパのデジタル版」でしかなく、「リアルでモテる人だけがモテる」ツールであって、リアルでモテない男女が手を出したと

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白と黒に分けるのも、グレーにしてしまうのも違う

白と黒に分けるのも、グレーにしてしまうのも違う

し政府が発表した2022年版「男女共同参画白書」では、「20代男性の約4割がデート経験なし」という結果が注目され、案の定テレビでは中高年の街頭インタビューで「最近の若いのはだらしがないね」などという映像だけを繰り返し放送して印象操作をしていた。よくいわれるメディアの切り取り報道である。

最近の若者が恋愛離れしたわけではないし、草食化なんてしていないというのは繰り返し私が言っていることで、その論説

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「デート経験なし4割」という環境を作ったのは一体誰なんでしょ?

「デート経験なし4割」という環境を作ったのは一体誰なんでしょ?

今日は朝から個人的にこのニュースが周辺を駆け巡り、いろいろとあわただしかった。

テレビの民放のニュースでは相変わらず切り取りとして「独身男の4割がデート経験なし」みたいなどうでもいいけど話題になりやすいことが取り上げられていた。案の定、ツイッターでも「デート経験」がトレンドワードになるなどしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b277ef7364c20

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この2年間犠牲を強いられてきた若者たちへのバタフライ効果の闇

この2年間犠牲を強いられてきた若者たちへのバタフライ効果の闇

個人的には「いつまで続ける気なのか…」と呆れていたまん防が、3/21の期限で全面解除されるらしい。何はともあれよかった。

コロナに対する意見は、基本的には2020年の最初の緊急事態宣言を除けば、終始一貫して「コロナ共生・経済優先」派なものですから、コロナ脳の方はお読みにならない方がよいかと思います。

今年の1月下旬以降、政府の有識者会議で重点措置の拡大や延長に反対している大阪大学の大竹教授の言

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「推し活」とは、しあわせ物質を得る「擬似子育て」行動

「推し活」という言葉が流行っているらしい。

日経MJがZ世代の中の16~26歳約5000人に「推し活」をしているかどうかを聞いたところ、35.6%が推し活を楽しんでいると回答した。同様の質問をした27~38歳のミレニアル世代の回答(計19.6%)を16.0ポイント上回った。

…ということだが、いつものようにZ世代というのが他と違うものであることを強調する意図が見え見えでちょっと承服できない。ア

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損得勘定もできない人間は、損得感情の赴くまま餓鬼と化す

損得勘定もできない人間は、損得感情の赴くまま餓鬼と化す

公明党の18歳以下一律給付のゴリ押しからドタバタとなっている給付金問題も含めた財政支出が今日閣議決定されたようだ。

事業規模78.9兆円ともあるので、一体中抜き業者にどれだけ利益が供与されるのかっていう話もあるが、今回の給付金騒動の最大の問題点は、国民同士の分断と対立を招いたところにある。

「18歳以下の子どものいる世帯2000万収入の富裕層に金を渡して、たとえば19歳の大学生を抱えるひとり親

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