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#チームコーチング
リスキリングの前にキャリアについて考える習慣を
とある企業でミドルシニアのリスキリングプロジェクトに取り組んでいます。
昨今は、ChatGPTなどテクノロジーの進展に伴って、多くの業界で、いよいよ業務を変えなければという危機感が高まっており、本格的にリスキリングの必要性に迫られている会社が増えているように思います。
研修に行かせたり、異動希望制度を設けたりと、あの手この手で行動を促していますが、制度は充実させたけれど、肝心の利用者が伸びない
罰ゲームと言われるほど管理職が大変になったのはなぜなのか?
日経ビジネスで”「罰ゲーム」と言われ始めた管理職”という連載が
始まっています。皆さまはお読みになられましたでしょうか?
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00583/100300001/
以前に比べると、管理職になりたがる人が減っているとのことですが、
その理由は?そして各社が課題に対してどんな取り組みをしているか
紹介されています。
私自身、
"言っていること"と"やっていること"のずれに気づかない。信奉理論と使用理論について
ダニング・クルーガー効果として知られる研究があります。
大学生にいくつかのテストを実施し、自分の成績がどの程度なのかを予測してもらうという実験を行ったところ、成績の悪い学生ほど、自分の成績を高く評価していた(認識の差が大きかった)という結果が出たそうです。
いわゆる自己認識の重要性を示唆する実験なのですが、これを会社のコミュニケーション文脈に置き換えても示唆があります。
自分自身の会社におけ
話し合いに、ルールを決めることの効果について
今回は、話し合いのルール、DPAについて取り上げてみたいと思います。
風土改革や業務改善などでチームにかかわる際、最初にDPAというチームの話し合いの約束事をつくってもらっています。
DPAとは”Designed Team Alliance”の頭文字をとったものです。
以下のような問いをチームの皆さんに問いかけて、自分たちでルールを
決めてもらっています。
上記の問いに対して、たとえば
な
組織開発やチーム作りに取り組もう!と決断できるその分かれ目は?
独立して、多くの経営者や人事担当者の方に、
「実務に役立つ研修もいいですが、組織開発をやりませんか?」
「チームづくりをやりませんか?」
とお勧めしてまわっています。
というのも、よいチームに所属していると感じていれば、人は自然と「成長したい」、「貢献したい」と思い積極的に学んだり、行動したりするからです。
ただ、組織開発の取り組みは、やってすぐに結果が出るというよりも、継続する中でじわじ
対立の渦中にとどまり、その炎を観察するというアプローチ
「対立の炎にとどまる」という本があります。
つい先日まで数ヶ月にわたる読書会に参加していました。
この本は、人種や民族間のような大きなものから、企業組織内の人間関係の対立にいたるまで、人と人との間で起きる対立の渦に入り、当事者同士の対話を促し解消させてきたアーノルド・ミンデルさんという方の著書です。
私たちは普段、仕事でも、家庭生活においても、対立はよくないものと考えて避ける傾向があります。
独立半年を経て、生存戦略について考えていること
私は今回、”熊本に生活の拠点を置くこと”、そして、”組織開発の仕事をすること”、キャリアとライフの両方を実現させながら生計を立てるということにチャレンジしています。
幸い、助けてくださる方がいて、この半年間を過ごせているのですが、 今後も続けられるよう安定した経営の形にしていくことが必要です。
ただ、私の場合、経営といっても一般的な会社のいわゆる成長戦略というのとは遠く、むしろ生存戦略とい
スウェーデンと日本との比較から考える日本人の働き方
4月を迎え、身の回りに変化がある方も多いのではないでしょうか。
プライベートな話ですが、私の従兄弟にスウェーデン人がいます。
某グローバルITコンサルファームのスウェーデン事務所から東京事務所に転勤してきて10年くらい経つのですが、この春に、元のスウェーデン事務所へ戻ることになりました。
先週、彼と会って話をしてきたのですが、興味深いことを伺ったので共有させていただければと思います。
彼が働
対等な関係性のチーム運営について
独立起業して半年が経とうとしています。
一人で会社を始めましたが、始めてみると、自分だけで進めるばかりでなく、チームで協働して、知恵を集めて進める案件もあってありがたく思っています。
たとえば、とある若手のキャリア支援プロジェクトではA社さんと、また、別の会社の組織開発プロジェクトはC社さんと一緒にという具合に、案件ごとにチームをつくり、その中で動いているという状況です。
ただ、プロジェクト
NPOでのボランティアが越境学習であった話
先週は阪神大震災から28年目というニュースを目にしました。
私は当時、中学3年生でしたが、このニュースが朝飛び込んできた際は、現実とは思えず、茫然とテレビを見ていたことを覚えています。
それから2011年を起きた東日本大震災は、東京にいて強い揺れを体験しました。
当時、私はオフィスにいましたが、壁にヒビが入り、ぐらぐら揺れる中で
天井が落ちてくるかもしれない、と不安になりながら、揺れがおさまるの
2拠点を行き来することで相手と自分がより深く理解できる
9月から独立し、熊本と東京を往来する生活を始めて3ヵ月が経ちます。
社会人を熊本でスタートし、その後29歳から12年間の東京での仕事経験を経て、今回また熊本に戻るようになったため、いわば今回、2度目の熊本という形になります。
これは首都圏で社会人をスタートして、その後、熊本にUターンすることとは異なる経験であると感じています。
というのも、最初に過ごした熊本と、今回2度目の熊本では、同じ熊本
戦争から改めて、正しさについて考えさせられた話
今回はウクライナとロシアの戦争を、本ブログのテーマである人と組織の観点から書いてみたいと思います。
「罪もないウクライナの人が殺される」ということが起きています。
平和ボケであることは否めませんが、現実にこんなことが起きるのだと、私はどこか信じられないような気持で最近のニュースを見ています。
今回の戦争によって私は改めて”正しさ”について考えさせられました。
正しさとは曖昧なものです。決して
コミュニケーションをケチることで生まれるリスクとは
就職や転職、社内異動など、4月はもっとも組織が変わるタイミングです。
皆様も春から新たなメンバーとともに働く方も多いのではないでしょうか。
新しい人が入ってくるというのは、組織に新鮮な気持ちをもたらしてくれるものです。入社される方の活躍を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
入社してしばらくは、まるで結婚したばかりの夫婦のように、入社した側も、受け入れた側もお互いに対する期待感から
メンバーに嫌われることにどう向き合うとよいか、2つの方向性を比較してみる
今の仕事をするようになってから気づいたこととして、マネジメントに関わる方はすべてと言ってもいいくらい、大なり小なり、メンバーに反発されたり、辞められてしまったりという経験をしていることがあります。
経営者やマネジャーになると、メンバーに嫌われることは避けては通れないと思いますが、そのことにどう向き合うかは人それぞれです。
最近は、ハラスメントに対する意識の向上や、ダイバーシティ推進も謳われてい