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30年をふりかえる。
今年2024年の4月で、弁護士30年ということになるようで、驚いています。登録したばかりの頃は、こんな苦しい仕事、到底5年も持たないと思いましたし、30歳になったら死ぬと思っていました。ところが、なんとかみなさまのおかげでまもなく30年を迎えるほどの間、細々と仕事ができ、感謝申し上げます。
最近、何というか、短期記憶が怪しく、このままだと忘れそうなので、一度振り返ってみようか、と思い、非常にざ
ご報告・博士論文が公開されました。
2020年より、早稲田大学法学研究科で、ビジネスと人権に関する研究をはじめ、慣れない研究生活に悪戦苦闘してまいりましたが、2023年2月に博士論文を提出でき、7月に学位をいただき、9月に授与式を終えることができました(この間、主査の須網隆夫先生、副査の先生方に多大なご指導をいただいてまいりました)。
そしてようやく、私の博士論文
「ビジネスと人権」に関する国際法の課題と発展ー国境を越える企業活
2023年のお仕事~そしてその先へ
2023年も皆様には大変にお世話になりました。
今年は以下のような一年でしたので、お礼を兼ねてご報告させていただきます。
🔸 研究生活 博士論文提出・博士号授与
今年は2月に博士論文を提出しなければならず、非常に切羽詰まって空けました。年明け早々、お腹が痛くなり、胃カメラを飲んだり、胃薬を飲んだり、鍼にいったり。
その後の一か月も大変つらく、苦しい執筆の毎日でしたが、何とか2月2日の締め
いつまでも16歳の夏みたいに
今年の夏も本当に暑いですね。
大人になって思うことは、季節があっという間に過ぎていくことです。
子どもの頃は夏休みはまるで永遠のように長く、そして後から振り返ると、とても美しくて甘美で、全ての夏はまるで一枚の絵画のように鮮やかに思い出されます。
きっと、暇だったから、というだけではなく、感受性が研ぎ澄まされていたのかもしれないし、初めて体験することも多かったし、例えば16歳の夏は一度きりだ、などと
刑法性犯罪規定改正を受けて(記者会見コメント)
本日、刑法性犯罪規定の改正が参議院本会議で成立しました。お世話になったすべての方々に心より御礼を申し上げます。
これを受けて、刑法改正市民プロジェクトとして、国会内で記者会見を開催しました。以下、私の発言をnoteに貼りつけさせていただきます。
ヒューマンライツ・ナウは、2017年改正と#Metoo運動を契機に、国際水準の刑法性犯罪規定の改正、特に不同意性交等罪の導入、性交同意年齢の引き上
人権は決してトレードオフにできない。入管法「改正」と刑法改正法案に関する国会審議をめぐって、政治家にお願いしたいこと。
刑法性犯罪規定改正への思い
5月30日、刑法性犯罪規定の改正案が衆議院を通過しました。
私たちは被害当事者の皆さんと一緒にこの問題に長年取り組んできたので、とても感慨深く思っています。
主な改正は、
🍄不同意性交等罪への罪名の変更
🍄性交同意年齢の引き上げ
🍄性的姿態の意に反する撮影行為の処罰
まだまだ課題は多くありますが、被害者の声を受けて被害者が泣き寝入りさせられてきた性被害につい
2022年のお仕事 みなさんのおかげです!
ひさしぶりのnote、年末になってしまいました。ちょっと書き方が新しくなって戸惑っていますが、今年のご報告とお礼にと思い立ちました。2022年は皆様にたくさんのご厚情をいただき、心より感謝申し上げます。
2022年は長年取り組んでまいりましたAV被害の問題で画期的な新法が成立ました。
これまでともに涙を流しながら被害回復のためにご一緒してきた当事者の方のお一人お一人のお顔を心に浮かべながら、少