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creative notes #1

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#人生

早すぎる引退。「やりなおせるなら」の問いに彼は…中継ぎ投手という生き方

早すぎる引退。「やりなおせるなら」の問いに彼は…中継ぎ投手という生き方

その喫茶店は、ただただ静かだった。

2020年12月中旬。
その日、仕事がオフだった僕は、吉祥寺の駅前にいた。

クリスマス直前の街は、コロナ禍を忘れたようににぎわっている。
ポインセチア。クリスマスリース。赤と緑が通りを彩っていた。

人が少ない喫茶店に入り、空席ばかりの一角に席を取る。
除菌ティッシュでテーブルをざっと拭くのはもう習慣になった。いすに腰掛け、スマホのメモアプリを開く。

コピ

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今日からできる、他人から大切に扱われるために試してほしいこと

今日からできる、他人から大切に扱われるために試してほしいこと

大切にされる人には、ある共通点があります。

彼らは自分自身を、それはもう

ちょーー大事に扱っています。

たとえば

取扱注意のシールがしっかり貼られて

丁寧に包装された荷物を

雑に扱う人はとっても少ないと思います。

落としたらどうしよう

大事に持たないと

そんな風に、大事に運びますよね。

一方で

シールも何も貼られていなくて

雑に包装された荷物は

取扱注意のものに比べると

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「だからあなたの成功はいまの程度なのでは?」

「だからあなたの成功はいまの程度なのでは?」

基本的な考え方として誰かの期待(や好み)に応えるような形で音楽をやってこなかった
「でもだからあなたの成功はいまの程度なのでは?」
そう言われ、返す言葉がなかった。
とても傷ついたけど事実でもあると認められる。多勢に迎合することはぼくの主義ではない。でも闇雲に理解されないことを追求しているわけでもない。

しかしその言い放った主は、
「常に自分らしくリアルに生きる」
を提唱していて、NHKのニュー

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世界は変えられないけど少なくとも『私の世界』は変えることができる

世界は変えられないけど少なくとも『私の世界』は変えることができる

きっと現在人々の心の呟きランキング1位は

コロナのせいで だと思う。

卒業式のような晴れ舞台や大好きなアーティストのコンサートはキャンセルされ、Newspicksからは頻繁にNYの株が過去最大に下落していると通知が届く。品揃えのよかった行きつけのスーパーはいまやほぼ残り物しかなく、職場は閑古鳥が鳴いており、シフトを削られた従業員は泣いている。

ああ、なんてこった。

そんな中私は遠距離恋愛中

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君が選ぶ言葉が人生を作るんだと韓国人のおじさんは言った

君が選ぶ言葉が人生を作るんだと韓国人のおじさんは言った

私がトロントで欠かさず参加している火曜日のイベントがある。

小さな教会で行われる英語のディスカッション教室だ。

そこには英語を第二言語とする国の人達がこぞって集まり、偶然座ったテーブルには同じ日本出身の方から地球の裏側からやってきた人まで幅広いメンバーが居る。

そこに3ヶ月間くらい通ったあたりから、だんだんと知っている人が増えていった。

プライベートで遊んだりする人もいれば、そこに行くから

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根拠の無いコンプレックス

根拠の無いコンプレックス

「根拠の無い自信」という言葉がありますが、実は「根拠の無いコンプレックス」を持っている人も多いんじゃないかと思います。

私はおこがましくも、今は根拠の無い自信を持っていたりします。なぜそんなお「こがましい人間」になってしまったのか分かりませんが、大学に入ってから根拠の無い自信を持つようになりました。ホントおこがましいですね。

小中高とコンプレックスの塊でした。ネガティブの塊と言いますか。たぶん

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夢がないミュージシャン。

夢がないミュージシャン。

ふと、自分は今まで本当の"夢"を持った事がないなと、気付きました。

小学校の時に、将来の夢は?なんて質問用紙に「考古学者」と書いた記憶はありますが、あれは別になりたいと思って書いたわけではなく、父親が魚学者だった影響で同じように「学者」と書けば家族に喜んでもらえそうな気がする、まわりに「凄い!頭イイ!」って言われる気がする、子ども心にそう思って書いたんだと思います。思います、というかそうです。

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中年こそ迷う

中年こそ迷う

最近、「平林さんのnoteが癒しになってます。」と人から言われることが増えました。特に中年の方から言われることが多いです。どちらかというと私は20代ぐらいの人に向けて書いている意識だったので、とても意外でした。人生の先輩方に対して書いていると思うと、本音が書きづらいと思ったので、若者に向けて書いていたのですが。

と同時に「みんな迷走しているのかもな?私と同じで。」とも思いました。40歳の事を

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人生をほどほどに諦める

人生をほどほどに諦める

20年ぐらい、仕事とは別に「作品」というものを作ってきましたが、作品のために仕事を断ったり、大幅にスケジュールを調整したことはありません。

いま私には家庭があり、子どもが2人いて、子どもを成人になるまで育てる義務があります。子どもがいるけれど、自分のやりたい事を優先したいからと言って、子育てを放棄することは出来ません。これはもう絶対的です。

一方、私に任されたレギュラーの仕事があります。誰でも

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予定が詰まっていることが豊かなのではないという話

ずいぶん昔に、武司くんの高校のときの同級生が店にやってきたんですね。今は東京で暮らしてて、帰省中に来てくれたのだそうです。武司くんには高校以来会っていないらしく、そんな事情なら今から武司に電話しますよー、と。私は気をきかせました。彼の住まいは店から歩いて1分半のところなのです。電話に出た武司は、久しぶりの友達が来て会いたがってるよ、という私の話のあと、にべもなく言い放ちました。

「いや、俺、今夕

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頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

最近はなんでもかんでも「コスパ」で測るようになった。グルメも旅行も本も映画も。なるべく安いコストと短い時間でリターンが多い方を選ぶ。ぼくもついついそういう思考をしてしまうことは多い。

ただ、こうした「目先のコスパ思考」を若いうちからずっと続けていると、グンと成長することもないし、それが豊かな人生につながるようにも思えない。頭一つ抜きん出るような人になることもできない。

「この本を読んでメリット

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みんな「辞める練習」が足りてない

みんな「辞める練習」が足りてない

昨日の何気ない連続ツイートが1万リツイート超えて驚きました。

日本ではいじめや過労死で自殺する人がいるというと、マレーシア人にはなかなか理解してもらえません。マレーシア人は、嫌な職場や嫌な学校は辞めてしまうからです

「やめ方がわからない」と人は辞めることができない実は私も最初の会社を辞めるのに5年かかりました。

テキトーな性格なのに金融機関に就職してしまい、そもそも仕事の質が全く自分にはあっ

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