HIROYA ISOZAKI

HIROYA ISOZAKI

マガジン

記事一覧

『ピルグリム』刊行記念ライブ磯﨑寛也×渥美幸裕

★シェアと参加を希望します 新詩集『ピルグリム』刊行記念ライブ 磯﨑寛也×渥美幸裕  『ピルグリム』は京都の街で西行法師や空海が私と様々な人と場所を結びつけてくだ…

HIROYA ISOZAKI
2時間前
1

青竜

HIROYA ISOZAKI
23時間前
1

赤鬼

HIROYA ISOZAKI
23時間前
1

四元康佑講演会 現代詩事情 メモ 日本詩人クラブ

四元 康祐(よつもと やすひろ)講演会 現代詩最新事情 1959年生まれ日本の詩人、作家アメリカ、ドイツで日本語の詩を発表していた。2020年から日本に拠点を移してい…

8

VOY記録

VOY内容 VOY voyant/voyage/voyager “ VOY” は航海者であり、冒険者であり、見者である。 “ voyant” はアルターモダン(オルターモダニティ)におけるプロメテウス…

2

VOYの詩

“ VOY” は泳ぐ 言葉の荒海を あるいは静かな羊水の中を イメージの冒険は 私たちを透視者へと導く VOYは判断する ポエジーのあるなしを オルターモダニティにおける プ…

1

詩集『ピルグリム(2024 磯﨑寛也)』 は京都と銀座の蔦屋で絶賛オンセール!15日はポエトリーイベントが京橋であります。

アーティスト青山悟氏とのコラボ詩集 『ピルグリム(2024 磯﨑寛也)』 は 京都と銀座の蔦屋で絶賛オンセール! 15日は記念のポエトリーイベントがあります。 京橋3丁目の…

1

駒込の教会

駒込の教会で 詩を読む 教会の人に会ったことはない 今日若者が2人来た 特に私に興味はない 友達の付き合い 2人ともIT 転職希望 より良い条件の会社 経済合理性万能の時代…

5

その音楽 言葉 世界

その音楽は必要な時に現れて 何時の間にか 消えていく マニダイテル その本は 読まなければならない時には 書き物机の上にあり そのうちにいくら探しても出てこなくなる …

13

【現代詩】 をへて 新橋通狂詩曲

を経て 5月は狂人の季節 6日 目撃する 放射状 みずがめ座エータ流星群 新橋通の夏日の夜 気もふれる を経て あなたは星に愛されたのかもしれない 東山のサイギョウアン…

11

【現代詩】 路地と河原 辮髪の歌

辮髪のヨウは 北の水死者を弔う 手の甲に母の癖字で 巻石と彫った アウシュビッツの国で 辮髪のナムは 路地の証言者 南の街を踊った 淀みに浮かぶ オノマトペにあわせて …

3

ユウコ

突然現れたユウコ 謎めいている 玉置神社に行きたいと 人を通じて伝えてきた 前の旦那から こっぴどく騙されたので 人を信用できなくなった ネイリスト 自転車で現れる 一…

7

唐十郎の詩

唐十郎がお亡くなりになった。とても悲しい。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。一つの時代が終わっていくことを痛感する。 僕が最初に唐十郎を意識したのは、1983年の「…

13

【現代詩】ナム 路地の詩(うた)

ナム 路地の詩(うた) ナムは路地の証言者 街を詩(うた)う 意味を持つ前の 音で 僕らは 骨と内蔵で聞くだろう 振動の海に漂う 生きることは踊ること リズムを見つけ…

3

【現代詩】 うどん ポリリズム

「をへて」② うどんポリリズム ある者は銀閣寺のそばに住み  新左翼に憧れ 労働を憎み アンビエントを聴き続けた ある者は  薬剤師の傍  宣材用の古いCDを掘り続け …

7

【現代詩】 新橋狂詩曲

「をへて」① 副題:新橋狂詩曲 を経て 5月は狂人の季節 放射状の みずがめ座η(エータ)流星群 夏日の夜 気もふれる あなたは星に愛されている  円悟山の西行から …

3

『ピルグリム』刊行記念ライブ磯﨑寛也×渥美幸裕

★シェアと参加を希望します
新詩集『ピルグリム』刊行記念ライブ
磯﨑寛也×渥美幸裕 

『ピルグリム』は京都の街で西行法師や空海が私と様々な人と場所を結びつけてくださったご縁で完成することができました。その京都のど真ん中、四条河原町、京都で最も厚い新スポット高島屋T8で、盟友渥美幸裕氏とライブを行うことになりました。この3年間の集大成であり、アーティスト伊藤公象先生と美術研究家小泉晋哉先生からいた

もっとみる

四元康佑講演会 現代詩事情 メモ 日本詩人クラブ

四元 康祐(よつもと やすひろ)講演会
現代詩最新事情

1959年生まれ日本の詩人、作家アメリカ、ドイツで日本語の詩を発表していた。2020年から日本に拠点を移している。大阪生まれ、上智大学、1991年第1詩集『笑うバグ』1994年ドイツ移住、2022年4月から日本経済新聞にコラム「詩探しの旅」を連載。

IWPのレポート

アイオワに詩のレジデンシーがある

中上健次
田村隆一
白石かずこ

もっとみる

VOY記録

VOY内容

VOY voyant/voyage/voyager

“ VOY” は航海者であり、冒険者であり、見者である。 “ voyant” はアルターモダン(オルターモダニティ)におけるプロメテウスになろうと決意する。世界無意識に深く潜り導いたpoesyによる世界観の再編を担う。 “ VOY” 信じるlyric/poetryは、この世に生を受けた赤ん坊の最初の泣き声であり、言語の前の音であり

もっとみる

VOYの詩

“ VOY” は泳ぐ
言葉の荒海を
あるいは静かな羊水の中を
イメージの冒険は
私たちを透視者へと導く

VOYは判断する
ポエジーのあるなしを
オルターモダニティにおける
プロメテウスとはいかなるものか

世界の無意識に目覚める
テクノロジーは自然界の一つの要素である
世界は調和を見つける

“ VOY” 信じるポエジーは
地球の無意識である
人類誕生の声
新生児の泣き声
言語の前の音である。

もっとみる

詩集『ピルグリム(2024 磯﨑寛也)』 は京都と銀座の蔦屋で絶賛オンセール!15日はポエトリーイベントが京橋であります。

アーティスト青山悟氏とのコラボ詩集
『ピルグリム(2024 磯﨑寛也)』 は
京都と銀座の蔦屋で絶賛オンセール!
15日は記念のポエトリーイベントがあります。
京橋3丁目の「ギャラリーユマニテ」で7時からです。
青山さんもくるのでぜひご参加ください。

Amazonは来週からです。
売り場には過去の詩集3冊
『ソラリスの襞』
『キメラ/鮫鯨』
全部並んで置いてあります。
この際3冊揃えてみるのも良

もっとみる

駒込の教会

駒込の教会で 詩を読む
教会の人に会ったことはない
今日若者が2人来た
特に私に興味はない
友達の付き合い
2人ともIT
転職希望
より良い条件の会社
経済合理性万能の時代において
詩などなんの価値も認めてもらえない
それでも友達が詩人なら聞いてみようかと思う
そこから始めよう

その音楽 言葉 世界

その音楽は必要な時に現れて
何時の間にか 消えていく
マニダイテル

その本は
読まなければならない時には
書き物机の上にあり
そのうちにいくら探しても出てこなくなる
モデコナクピナコテーク

その絵は
ある朝はっきりと夢の中に形を表し
しばらくすると
いくら思い出そうとしても
思い出せなくなる
タセナキスクセナキス

向こう側に消えていく
プラス電子のように
人類と自称する
妖しい者たちは
それ

もっとみる

【現代詩】 をへて 新橋通狂詩曲

を経て
5月は狂人の季節
6日
目撃する
放射状
みずがめ座エータ流星群

新橋通の夏日の夜
気もふれる

を経て

あなたは星に愛されたのかもしれない

東山のサイギョウアンから
白川のポンヌフへ

この短い通りは
守られていた
荒ぶる神々や
白川の狂人たちに

縄手の罪人たちは
ゾロゾロ歩いていく
四条河原へ
首を切られるために

ある者は銀閣寺のそばに住み 
政治の季節に恋しながら
髪を伸ば

もっとみる

【現代詩】 路地と河原 辮髪の歌

辮髪のヨウは
北の水死者を弔う
手の甲に母の癖字で
巻石と彫った
アウシュビッツの国で

辮髪のナムは
路地の証言者
南の街を踊った
淀みに浮かぶ
オノマトペにあわせて

骨の海
臓腑の波
一人一人
呼び覚ましていく
細心の注意を払う

肌をすまし骨を磨く
浜辺で小さく叫ぶ

ゆれている
きざんでいる

青年は慄えた
半透明の膜で
連なる花弁は
白々しい空に
ひらひららと

忘れたくなくても
忘れ

もっとみる

ユウコ

突然現れたユウコ
謎めいている
玉置神社に行きたいと
人を通じて伝えてきた
前の旦那から
こっぴどく騙されたので
人を信用できなくなった
ネイリスト
自転車で現れる
一体何をしている人なんだろう

唐十郎の詩

唐十郎がお亡くなりになった。とても悲しい。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。一つの時代が終わっていくことを痛感する。

僕が最初に唐十郎を意識したのは、1983年の「佐川君からの手紙」今も忘れない。僕はこの小説を同級生だった大井川知事の誕生日プレゼントに贈ったのだ。82年の芥川賞だった。知事はストレートで東京大学に合格した。

僕は浪人して、高田馬場の文学部に通い、新宿のゴールデン街でバイトをし、

もっとみる

【現代詩】ナム 路地の詩(うた)

ナム 路地の詩(うた)

ナムは路地の証言者
街を詩(うた)う
意味を持つ前の
音で

僕らは
骨と内蔵で聞くだろう
振動の海に漂う

生きることは踊ること
リズムを見つけること

言葉になる前
意味が生まれる前
体で聞く
そこに漂う

生きている

ナムの頭に残された
長い髪のかたまりのように
揺れている
刻んでいる

生きることは 
踊ること

自分のリズムを
見つけること

街の詩
路地の詩

【現代詩】 うどん ポリリズム

「をへて」②
うどんポリリズム

ある者は銀閣寺のそばに住み 
新左翼に憧れ
労働を憎み
アンビエントを聴き続けた

ある者は 
薬剤師の傍 
宣材用の古いCDを掘り続け
大きな話は勘弁して欲しい

ある者は 
不機嫌な雰囲気で 
注目を欲しがりながら
そのくせ居場所を見つけようとしている

を経て

うどんのポリリズムは
生命の樹となる
龍の香りが漂って

う ど ん
く お ん
む お ん

もっとみる

【現代詩】 新橋狂詩曲

「をへて」①
副題:新橋狂詩曲

を経て
5月は狂人の季節

放射状の
みずがめ座η(エータ)流星群

夏日の夜
気もふれる

あなたは星に愛されている 

円悟山の西行から
京都のポンヌフへ

この短い通りは
守られている

スサノオや上皇
白川の狂人に

ぞろぞろと河原へ歩いていく
縄手の罪人に

ついに友来らず
陰陽を整え
身を捧げ
音海へ溶ける