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本や読書

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本の紹介や感想、読書について。
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ロマンの話をしよう。

ロマンの話をしよう。

先日、においの森という
少し変わったイベントに行った話を書いた。

そこで「未知の生物の想像の匂い」という
ゾーンがあり、写真もいくつか載せたのですが、
この匂いもあればよかったなーと
思う未知の生物があった。

そして以前こんな記事を書いたことがある。

そう、人魚姫。
わたし人魚が好きなんですよ。
エイリアンやニューネッシー、ビッグフッド、
チュパカブラや河童などなど、
様々な想像の匂いがあっ

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【本の紹介あり】ナナメの夕暮れ/若林正恭。ぼーっとしている人は何も考えていないんじゃない。

【本の紹介あり】ナナメの夕暮れ/若林正恭。ぼーっとしている人は何も考えていないんじゃない。

昔からわたしは、
人から見たらわりとぼんやりして見えるらしい。
ぼーっとしてる、ぼんやりしてる、
と言われたことは数知れず。

でも、実はぼんやりするということが苦手だった。

何言ってるかわからない、
と思われるかもしれないけれど笑

"ぼーっとして何も考えず何もせず"
にいられますか?
これ、できる人とできない人に分かれると
真っ二つに分かれそうな気がするですよね。

「何にも考えず何もせずに

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【本の紹介】「戦わなくていい。誰とも、自分とも。」 猫のお告げは樹の下で/青山美智子

【本の紹介】「戦わなくていい。誰とも、自分とも。」 猫のお告げは樹の下で/青山美智子

「心が病んでるって、一生懸命な人のことを
笑ったり、誰かが大切にしているものを平気で
踏みにじったりするやつのことだと思うんだ。」

今日は、青山美智子さんの作品を
4作品紹介しようと思います。
少し長くなるかもしれませんが、
最後まで読んで頂けると嬉しいです。

しんどい時、優しく背中をさすってくれるような
温かい作品ばかりで本当に大好きです。

はじめに紹介するのは
『猫のお告げは樹の下で』

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本を読むには時間だけでなく心身の余裕も必要。

本を読むには時間だけでなく心身の余裕も必要。

そういえば、
最近本の紹介が出来てないな、とふと思った。
調べて見ると最後に書いたのが11月頭、
もう丸3ヶ月も前だった。

でも確かに、11〜12月は
心身ともにかなりしんどい日が続いていて、
その影響か年末年始以降1月下旬までは
熱を出したり体調をものすごく崩していて
本も1冊たりとも読んでいなかった。

もちろん、これまでに読んだ本を
紹介するのであればいくらでも選択肢は
あるのだけれど、大

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サンタさんになった日(ブックサンタ)

サンタさんになった日(ブックサンタ)

以前こんな3行日記を書きました。

席を譲ったりお手伝いをしたり声をかけたり
何かするとき、偽善でも自己満でも何でも良い、
誰にそう思われようとやらないより、やる!
という選択肢を取る。

だから今年のクリスマス
わたしはサンタさんになるんだ!

ということで

ブックサンタ に参加して、
サンタさんになりました。

ブックサンタとは、
様々な事情で大変な境遇にいる18歳以下の
子供たちへ、本をプ

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子供の頃に読んでいた本。

子供の頃に読んでいた本。

先週も1週間、ありがとうございました。
毎週本当に沢山のコングラボードを頂き、
確か先週が先々週だっかな?は、
9つという、過去最高数頂きました。

今週もどうぞよろしくお願いします☺︎

みなさん自分が子供の頃、
どんな本を読んでいたか覚えていますか?
誰かが読み聞かせてくれていた本や
自分が特に気に入っていた絵本など、
これ!という1冊がパッと頭に浮かぶ方も
多いかもしれません。

私は小さい

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【本の紹介】嘘は臭う。透明な夜の香り/千早茜

【本の紹介】嘘は臭う。透明な夜の香り/千早茜

ふと、そういえば最近、
本の紹介をしてないなぁと思い、
今日は9〜10月に読んだ本の中から
1冊選んで紹介したいと思います。

今回紹介するのは
透明な夜の香り/千早茜

あらすじは…

そして印象に残っている文章や言葉を少し、

美しいお話だった。
ある意味強烈な愛の物語でもあり。

静かで、ひんやりとした冷たい空気の中に
霧のように立ち込める、あらゆる香り。

黒ではない濃紺の闇。

当たり前

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何の秋?

何の秋?

秋と言えば

食欲の秋
読書の秋
スポーツの秋

など色々言いますが、
みなさんはどうですか?

わたしはきっと、
いや、やっぱりというべきか
読書の秋にしたいかな、と思います。

で、ふと思ったのです。

先日3行日記に書いたこと、

夏の終わりから秋が始まる時期、
8月の終わり頃から9月の間、
わたしは何故か、切ない気持ちになると。

夏から秋のはじめに、
切ない思い出がたくさんあるのかと言わ

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【本の紹介】「私を変な子のままでいさせてくれて、ありがとう。」眠れない夜は体を脱いで/彩瀬まる

【本の紹介】「私を変な子のままでいさせてくれて、ありがとう。」眠れない夜は体を脱いで/彩瀬まる

こんにちは、いろです。

今日は、最近読んだ本の中から1冊
紹介しようと思います。

タイトルの通り、
彩瀬まるさんの
「眠れない夜は体を脱いで」
という作品です。

今までに読んだ彩瀬まるさんの作品は
「骨を彩る」や「やがて海へと届く」
それから「さいはての家」などがありますが
それらと、特に最初に書いた2作品に比べると、
ライトで読みやすい内容でした。

でもやっぱり、
彩瀬まるさんの作品を読

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【本の紹介】ぎょらん/町田そのこ「時に誰かの救いとなり、時に救われて、笑って生きて下さい。」

【本の紹介】ぎょらん/町田そのこ「時に誰かの救いとなり、時に救われて、笑って生きて下さい。」

つぶやきにも書きましたが、
猫の具合が悪く、朝から己の無力さに絶望し
こんなに泣いたのはいつぶりだろうと思うくらい
泣きじゃくった1日でしたが、
昨日今日全く寝ていなかったので2時間ほど仮眠し
すこし落ち着きました。
猫の方もよだれが止まり、落ち着いてきており
自分ですすんで少しだけお水を飲んでくれました。
明日の朝までは絶食で、その後朝ごはんを
食べてくれることを祈るしかなく、
何もしてあげられ

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【夏におすすめの本その2】営繕かるかや怪異譚/小野不由美

【夏におすすめの本その2】営繕かるかや怪異譚/小野不由美

夏におすすめの本と言えば
真っ先に浮かんだのがこれでした。
シリーズ3冊発売されており、
うち文庫化されている2冊を去年読みました。

小野不由美さんは
十二国記や屍鬼が大好きなのですが
この本は未読だったんですよね、
そうしたら、私の好みを良く知る友人に、
何で読んでないの?絶対好きだよ!
と薦められてすぐ読んだのですが、
どストライクでした笑。
本当に夢中になるほど面白いのです。
薦めてくれた

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【夏におすすめの本】夜市/恒川光太郎

【夏におすすめの本】夜市/恒川光太郎

怪談やホラーは好きなジャンルのひとつなので
夏におすすめの本は沢山ある。
その中でも特におすすめしたいものを
少しだけでも8月中に紹介したいと思っています。
8月が終わってもまだまだ暑い日が続くと思いますので
残暑のお供にも、ぜひ。

今日は、私の大好きな作家でもある
恒川光太郎さんの作品から、
夜市(よいち)
を紹介したいと思います。
夜市は表題作で、もうひとつ、
風の古道という作品も収録され

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【本の紹介】あした咲く蕾/朱川湊人

【本の紹介】あした咲く蕾/朱川湊人

私は10代の頃から生きることに対して
ネガティヴな感情が強くあった。

そんなことが影響してか、
10代や20代の頃によく
長生きしたくないから
自分の残りの寿命を、残りの命の時間を、
好きな人や生きたいと命を求めている人に
分け与えることができたらいいのに、
と思っていたことがあった。

例えば家族や友人が病気になったり怪我をしたり
余命を宣告されるようなことがあった時、
自分の命を分け与えるこ

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読書するとき。

読書するとき。

私は幼い頃から読書が好きです。

母親が厳しいと言うか、
ゲーム機などを買ってもらえなかったのですが
母が本の虫のような人で、
本だけは欲しいと言えば何でも買ってくれました。

そういうこともあり、幼い頃から
娯楽や、時間を潰すものが
私にとっては読書でした。

10代後半や20代の頃、
読書から離れた時期もありましたが、
本が好きなことは変わらなかったらしく
沢山は読めなくても細々と読み続けては

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