kashimayu

準こじらせアラフォー女子。 文章は読むのも書くのも好きです。

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記事一覧

恩人が夏にメジャーデビューする話

 その名は、3markets[ ]。通称スリマ。  今から15年ほど前かな。まだお互いのブログのコメント欄でしか話したことがなかった、ヴォーカルの風間崇史さん。彼がいなけれ…

kashimayu
2か月前
5

仄暗い圧力

 仕事においても、プライベートにおいても、悩み事が尽きない。 力は尽きるのに。  知人(あえて、友人とは呼ばないでおく)が、「死にたい」と漏らす。構ってほしいの…

kashimayu
2か月前
2

ごちゃごちゃ

 頭のなかが、混沌としている。と同時に、部屋がまた散らかってきている。  何だろな。  生きているだけど、生きている「だけ」みたいな。濃淡の無い生活。それは平和…

kashimayu
3か月前
6

えらく可愛らしい封書が届いたなと思ったら、姉からだった。
わたしもつい先日、姉宛てにハガキを送ったところだ。おそらく明日あたりに届くだろう。
シンパシー?っていうのかな?なんか、きょうだいだなぁと思った。

kashimayu
3か月前
1

文通の話―手紙にこだわる

 ものすごく久しぶりの方から手紙が届いた。文通友達で、会ったこともないし、やり取りのペースも特に決めてないから、別にどうってわけではないはずなのに、「もしかして…

kashimayu
3か月前
5

耳をすませば

 今している仕事、嫌いじゃない。むしろ好きだ。  でも、もしかしたら、今いる会社のことは好きではないかもしれない。  ブラック企業だと口を揃えて言われるし、見て…

kashimayu
3か月前
8

お疲れモード?

 年賀状代わりにお年賀便りを、と思いつつ、まだ1通しか出せていない。あと2人ほど待たせてしまっている。    読みたい本もある。奥田英郎『ガール』、寺地はるな『どう…

kashimayu
3か月前
5

新年早々涙そうそう

 年女、かつ、大厄のわたしです。    災害やら事故やらでめでたくもない正月も過ぎ(たのかな?)、3日より通常営業の職場。相変わらずクソ社員に挟まれながら、どうに…

kashimayu
4か月前
5

よちよち歩きの赤子のように

 ある方の影響を受けて、わたしもリソグラフ印刷体験をしてみたいと思い始めた。  調べてみると、市内に体験できる場所があるではないか。しかもわたしの住む地区から自…

kashimayu
4か月前
9

振り返れば、そこには

そういえば、わたしはどうしてnoteを始めたんだっけ? 今更ながらそんなことを思った。 遡ると。 好きなアーティストがnoteというツールを使って発信すると、ツイッターか…

kashimayu
4か月前
8

立ち止まる

風邪を引いた。 熱は今はない。が、喉や身体の節々が痛む。熱がないのに休むなんて……とも思ったけれど、大事をとって仕事を休んだ。 仕事について、ひいては働くという…

kashimayu
4か月前
3

布団とわたし

 いい感じに寒くなってきた。冬だし。  と、書いたが、実際現時点ではそこまで寒くない。むしろあったかい。さすが「地球沸騰化」。  しかしもうじき冬が本気出してく…

kashimayu
5か月前
35

福岡ひとり旅の話

 今年もあと少し。本来もっと寒いはずのこの時期に、福岡までひとり旅してきた。  amazarashiというバンドのライブ、御朱印集め、そしてグルメの3本立て。  結論からい…

kashimayu
5か月前
7

「夜の隅っこで泣いてたあなたへ。どうか、どうか、生き延びて」

 amazarashi秋田ひろむ氏が放った、この(タイトルの)言葉。  悲しみや苦しみもひっくるめて「夜」だとすれば、いまこの言葉を必要としている人は、いったいどれほど居…

kashimayu
5か月前
6

我が弟は、

 うちの弟は、気が短い。ゲームをしては、イライラを募らせる。  うちの弟は、口が悪い。次から次へと、人を傷付けるような言葉を紡ぎ出す。  うちの弟は、背が低い。と…

kashimayu
5か月前
4

いつもがんばってるね、って、不意に言われてご褒美的に贈り物をもらった。お菓子と手袋。そしてお手紙。
いわゆる文友さんからなのだけど、遠くからそうやってわたしのことを想ってくれるやさしさが、温かくてやわらかな陽射しのようで。思わず涙ぐんだ。
わたし、がんばってたんだな。

kashimayu
5か月前
2
恩人が夏にメジャーデビューする話

恩人が夏にメジャーデビューする話

 その名は、3markets[ ]。通称スリマ。

 今から15年ほど前かな。まだお互いのブログのコメント欄でしか話したことがなかった、ヴォーカルの風間崇史さん。彼がいなければ、今のわたしはいない……かもしれない。

 具体的な話をすると、当時、わたしも彼もまぁまぁ病んでいて。よくないんだけど、お互い励ますというかお互いを頼りにしていた。(彼には彼女がいたし、決して恋愛関係などではない)。心療内科

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仄暗い圧力

仄暗い圧力

 仕事においても、プライベートにおいても、悩み事が尽きない。
力は尽きるのに。

 知人(あえて、友人とは呼ばないでおく)が、「死にたい」と漏らす。構ってほしいのか、本当に消え去りたいのかわからない。初めのうちは話を聞いたり、連絡したりしていたが、そのうち「またか」と思ってしまうようになった。

 死にたいと言われて、「お好きにどうぞ」なんて言えないし。どうしてほしいのかもわからない。
真に受ける

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ごちゃごちゃ

ごちゃごちゃ

 頭のなかが、混沌としている。と同時に、部屋がまた散らかってきている。

 何だろな。

 生きているだけど、生きている「だけ」みたいな。濃淡の無い生活。それは平和でもあるけども、心の平穏が保たれてるのかと問われれば、おそらく答えはNOで。

 頭のなか、すなわち心のなかが「仕事とそれ以外」に、なってしまっている。細分化できてなくて、頭でっかちというのか、雑になってしまってるのだと思う。

 何に

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えらく可愛らしい封書が届いたなと思ったら、姉からだった。
わたしもつい先日、姉宛てにハガキを送ったところだ。おそらく明日あたりに届くだろう。
シンパシー?っていうのかな?なんか、きょうだいだなぁと思った。

文通の話―手紙にこだわる

文通の話―手紙にこだわる

 ものすごく久しぶりの方から手紙が届いた。文通友達で、会ったこともないし、やり取りのペースも特に決めてないから、別にどうってわけではないはずなのに、「もしかして文通やめたいって話かな」なんて思ってしまった。

 それは杞憂で、むしろ「これからもよろしくお願いします」って感じだったので安堵した。

 わたしが文通相手を募集したのは今から約5年前。家にある大量のレターセットを消費するため。だけでなく、

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耳をすませば

耳をすませば

 今している仕事、嫌いじゃない。むしろ好きだ。

 でも、もしかしたら、今いる会社のことは好きではないかもしれない。

 ブラック企業だと口を揃えて言われるし、見ていて実際そうだろうなとも思う。社員になりたい、そう考えてきたけれど、本当かな?って、疑問が生まれてきた。

 わたしは、どうしたいんだろう。どうなりたいんだろう。

 わからない。

 ただ、今いる会社を見切っても良いのではないか。とい

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お疲れモード?

お疲れモード?

 年賀状代わりにお年賀便りを、と思いつつ、まだ1通しか出せていない。あと2人ほど待たせてしまっている。
 
 読みたい本もある。奥田英郎『ガール』、寺地はるな『どうしてわたしはあの子じゃないの』、瀬尾まいこ『わたしたちの世代は』等。相変わらず積読本もある。つまり、読みたいなら読める。

 そろそろ美術館へも行きたい。来月からはモネの美術展もある。人気ありそうだし、人も多そうだが、楽しみにしている。

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新年早々涙そうそう

新年早々涙そうそう

 年女、かつ、大厄のわたしです。
 
 災害やら事故やらでめでたくもない正月も過ぎ(たのかな?)、3日より通常営業の職場。相変わらずクソ社員に挟まれながら、どうにかこうにか過ごしている。両者の愚痴を聞きながら、それを右から左へと受け流す。しかしそんな術を持ち合わせていないわたしなので、頭んなかが「ここだけの話」でパンパン。いつ爆発するかわからない。
 
 そんななか、出勤初日のこと。出勤して30分

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よちよち歩きの赤子のように

よちよち歩きの赤子のように

 ある方の影響を受けて、わたしもリソグラフ印刷体験をしてみたいと思い始めた。
 調べてみると、市内に体験できる場所があるではないか。しかもわたしの住む地区から自転車で行けそうなところ。これは、来年やるっきゃない?

 ところで数年前、絵描きのnatunatunaさんお手製「ナツナツナ新聞」にて、わたしはコラムを書かせてもらっていた。いつの間にかパタリと終了してしまったが、その後は友人など色んな方々

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振り返れば、そこには

振り返れば、そこには

そういえば、わたしはどうしてnoteを始めたんだっけ?
今更ながらそんなことを思った。

遡ると。
好きなアーティストがnoteというツールを使って発信すると、ツイッターか何かで知った。

たしか、くるりだ。岸田繁氏の「近況と雑感」を読みたくて、とりあえず登録だけ済ませた。

しかしその後ずっと放置。あるいはログインしても読む専用と化し、「書く」ことからは離れていた。

さらに遡る。
大学初年時の

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立ち止まる

立ち止まる

風邪を引いた。
熱は今はない。が、喉や身体の節々が痛む。熱がないのに休むなんて……とも思ったけれど、大事をとって仕事を休んだ。

仕事について、ひいては働くということについて、しばし考える。

わたしは、4年制大学を卒業したにもかかわらず、正社員として働いたことがない。

アルバイト、あるいは、パートタイマーだ。

半分病気のせい。仕方ない。
ずっとそう思っている。

しかし、
もう半分は?
と、

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布団とわたし

布団とわたし

 いい感じに寒くなってきた。冬だし。
 と、書いたが、実際現時点ではそこまで寒くない。むしろあったかい。さすが「地球沸騰化」。

 しかしもうじき冬が本気出してくるらしい。最高気温が1桁の日もあるとか。

 いよいよ暖房の出番か。

 単刀直入に言おう。わたしは暖房器具が嫌いだ。

 使用すれば、確かに温かい。しかし、頭がぼーっとしてくる。顔が真っ赤になる。そのうち気分が悪くなる。まるで酔っぱらい

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福岡ひとり旅の話

福岡ひとり旅の話

 今年もあと少し。本来もっと寒いはずのこの時期に、福岡までひとり旅してきた。
 amazarashiというバンドのライブ、御朱印集め、そしてグルメの3本立て。
 結論からいうと、こんなにも「生きてる!」って感覚を大いに感じられたのは久しぶりだった。

 新幹線さくら号に乗った時の、旅が始まるワクワク感。その約2時間半後、博多に着き、まずはランチ。人生初のモツ鍋を食べた。味噌ベースだからか、食べやす

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「夜の隅っこで泣いてたあなたへ。どうか、どうか、生き延びて」

「夜の隅っこで泣いてたあなたへ。どうか、どうか、生き延びて」

 amazarashi秋田ひろむ氏が放った、この(タイトルの)言葉。
 悲しみや苦しみもひっくるめて「夜」だとすれば、いまこの言葉を必要としている人は、いったいどれほど居るだろうか。

 福岡サンパレスホール1階2列目から眺めた秋田さんは、何度かお顔が見えるほどに近くて、だけど遠かった。
 最後のMCで「やりたいように、やりたいことをこれからもやっていく」(要約)と言っていた彼は、おそらく「夜」の

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我が弟は、

我が弟は、

 うちの弟は、気が短い。ゲームをしては、イライラを募らせる。
 うちの弟は、口が悪い。次から次へと、人を傷付けるような言葉を紡ぎ出す。
 うちの弟は、背が低い。とはいえわたしよりかは高いけど。男性の平均身長よりかは低いだろう。
 うちの弟は、喘息持ちだ。小さい頃はしょっちゅうゼェゼェしていた。
 うちの弟は、堅実家だ。悪く言えばケチともいえる。
 うちの弟は、わたしに似ていない。と思う。憎たらしい

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いつもがんばってるね、って、不意に言われてご褒美的に贈り物をもらった。お菓子と手袋。そしてお手紙。
いわゆる文友さんからなのだけど、遠くからそうやってわたしのことを想ってくれるやさしさが、温かくてやわらかな陽射しのようで。思わず涙ぐんだ。
わたし、がんばってたんだな。