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CHIKUTSU 〜青春の痛み〜
息子が一歳半の時に初めてちゃんと話した言葉は「ちんちん」だ。
いくら後に彼が嫌がったとしても、これはもう事実なので変えようがない。
先日、そんな彼が、お風呂場で僕のそれと自分のそれを交互に指差して「おなじ〜」なんて笑って言うものだから、大人な僕は少しムキになって「同じじゃねえよ!」と言った話を妻にしたら「そうゆうこともちゃんと話さないと行けない日がくるよねえ」なんてちょっと真面目な話題になって
僕たちと、あなたたちのおばあちゃんの話
「助けること」や「感謝すること」、そんなことについて考えるとき、僕はいつも祖母のことを思い出す。
僕の両親は共働きだったから、よく家の隣に住む父方の祖父母に預けられていた。祖父も仕事をしていたので、祖母といる時間が多かったように思う。
祖母は、慈悲の人だった。
いつもどこか誰かの、それがたとえそれがどんなに遠くても、その人の苦しみを思って、自分のことのように苦しみ、そして時に涙していた。