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おすすめnote 〜タイムラインから〜

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もう一度読みたい記事、応援したい記事を収録させて頂いています
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2020年7月の記事一覧

あなたを想って色とりどりに

あなたを想って色とりどりに

”自分のために服を着る”ことが良いことみたいに言われるけれど、

誰かのために服を着るとき、わたしは無敵になる。

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ちょっと前、冬から長いこと会えていなかった祖母に会いに行った。恋人より誰よりわたしのいちばん愛しい人。

もう100歳も超えた祖母はいまだに人と接することや活気のある場所が好きで、

世の中がこんな具合であることまでは分からなかったとしても、人が訪ねてきたり訪ねて行ったりする

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ふたつの手

ふたつの手

今日は、ある方の入浴介助中での会話です。

ある方から
「今のたわいもない日常生活、普通に食事することや水が飲めて、皆さんが手伝って下さり大好きなお風呂も入れるし、今が本当に1番幸せです。 
誰にも言ったことないですが。。。
私、16年前に団地の5階から飛び降りたことがあるですよ。
一度、死にかけたんです。
あの時は、こころも全てに痛みがあって
本当に辛かったです。
ご飯も食べれないし、水もろくに

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[異論はあるでしょうが、私の仕事論]vol.03

[異論はあるでしょうが、私の仕事論]vol.03

 前回も書き記しましたが(と言うにはだいぶ前ですが……)、僕は小さな出版社に勤めています。
 この業界、出口の見えない不況の最中で、町中の本屋は日に日に減り、そして出版社は売上が伸びないので、ひたすらヒット作をめざして本を出し続ける(しかも超スピーディーに)自転車操業の権化。そしてひたすら本屋の場所取り合戦を繰り広げています。今はコロナの影響が少しプラスに作用しているようですが、依然として出版業界

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『太陽の門』俳人・長谷川櫂をよむ

『太陽の門』俳人・長谷川櫂をよむ

 毎年、蝉が啼き始める頃になると、自然と思い出されることがある。それは戦争である。私は戦争経験者ではないため、戦争について語る資格はないかもしれない。しかし、代々語り継がれてきた経験を自己の感性をもって照らし、智慧へと昇華させることはそれなりの意義があると考えている。

 角川「俳句」七月号の冒頭に、特別作品五十句『太陽の門』が掲載されている。戦争という悲劇への鎮魂が主題である。作者の長谷川櫂氏は

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生きていたから今の私がある!『死』を選択するって、とてつもない勇気がいるんです。その勇気を他へ向けませんか?

生きていたから今の私がある!『死』を選択するって、とてつもない勇気がいるんです。その勇気を他へ向けませんか?

◆ 以前のnoteで書いた記事!読んで欲しい!!
私は、13歳の時に『死』と向き合った人間です。
どんな理由であれ、『死』を選択した瞬間が一度でもあるからこそ、その時の心情が痛い程わかります。

目の前のことが苦しくて、耐えられなくて、逃げたくて、どうしようもなくて「自分で自分の手首を切ってしまったら、なんて楽なんだろう」とお風呂場で、剃刀を手首にあてて、切る瞬間「生きて」と言われて、やめたんです

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「誰か」と「誰かの評価」を隠して読んでみませんか?【俳句エッセイ】

「誰か」と「誰かの評価」を隠して読んでみませんか?【俳句エッセイ】

先日、夕食時に某人気俳句番組を観ていたところ、隣で家人がカレーうどんを啜りながら

「この芸人さん好きじゃない。この句もまさに彼っぽくてイヤ」

と漏らした。
僕はその句をすごく気に入っていたので、残念な気持ちになった。
確かに作者であるその芸人さんの個性は垣間見えるものの、句自体は読者の想像を掻き立て、読み手(もしくは書き手)を変えてもしっかり成立する作品だったからだ。

僕たちが文芸作品を鑑賞

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【参加型企画】つみにおいでよ2020

【参加型企画】つみにおいでよ2020

 
 
 
大変、長らくお待たせ致しました!

……って、タイトルをご覧戴いても、わかる方と、わからない方と、いらっしゃることでしょう( ̄▽ ̄)

さあさあ、皆さん。
よござんすか?
よござんすね?

いや、実はですね……ついに、影でも何でもない総番・姐御から次の指令がくだってしまいましてww

そうなると、パシりの唐揚げは遅くても走らないワケには参りませんのが帳会(note会)の掟でござんす。

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自由律俳句と俳句の中間点を探る(3)

自由律俳句と俳句の中間点を探る(3)

この記事では、自作の句を元に、句そのものについての考えを深めます。

▶︎▶︎▶︎前回の振り返り

 『自由律俳句と俳句の中間点を探ってみたい』という好奇心のもと、ある一つの情景で、『散文』、『自由律俳句』、『俳句』、そして『自由律俳句と俳句の中間句』の4つを作ってみることに。試行錯誤の末、『散文』と『俳句』に加えて、『自由律俳句』が完成しました。

散文    :眠れなかった。烏が鳴いていた。

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批評ってありがたい

批評ってありがたい

メール句会なるものに参加しました。

人様の句の批評は難しいですが、勉強になりました。時々おきる脱線も含めて楽しい時間を過ごしました。 
主宰のKusabueさん参加者の皆さん、ありがとうございました。

句会参加作品

大入道空にいてこそ夏休み

手を合わせ見上げる富士よ夏の空

それぞれに大人びた日のアイスコーヒー

夏芝居うたかたと知る残り紅

どろんこの手を振る空よ夕焼けよ

講評いただく

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教科書を捨てて知ること鴎外忌(第7回現代語俳句メール句会参加)

教科書を捨てて知ること鴎外忌(第7回現代語俳句メール句会参加)

7月の俳句です。最近は様々な俳人らの「名句集」を読んで、楽しみながら学んでいます。ただ成果が出るまではもう少し時間がかかりそうです(^▽^;)

↓コチラの句会に参加↓

Kusabueさん、句会の皆さま、
いつもありがとうございます!

ではまいる

七夕か荒ぶる利根は鳥も見ず◯

茗荷の子もしや奥歯はジャズ奏者◯

舞い降りた鷺が隠れて青田原◯

色落ちのあじさい落とす長雨よ◯

教科書を捨て

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持って行ったらめっちゃ喜ばれた夏のお土産の話

持って行ったらめっちゃ喜ばれた夏のお土産の話

今回の記事は、いつものゲーム会社の人としてではなく、2児のパパとしての記事です。ゲームの話ではないんです、すいません。

なお、我が家では呼び方は断固「お父さん」派です。

カードキャプターさくら(1999年NHKで放送された破壊力抜群のアニメ)にハマってからというもの、子供が出来たら「さくら」と名付けて丹下桜ヴォイスで「お父さん」と呼んでもらうという若干危険な妄想をしていたせいか、神は2人の息子

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なにごとも、量をこなしてはじめてスマートな進め方がみえてきます。

スマートな仕事をこなす先輩や上司に憧れているのならとにかく量をこなす。
ポイントを押さえる。100時間もやれば多少はポイントがわかるはず。

量をこなさず手抜きしている人はサボっているだけなので、いずれ後悔する。