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PPP Kyoto〜Printing Press for Public in Kyoto
11月10日より、京都は出町のトランスポップ・ギャラリーを中心に、こんなイベントを企画しています。基本的には、TrancePop gallery / とぅえるぶ / hand saw press Kyotoという京都の3つのリソグラフスタジオを中心に、日本各地に位置するいくつかのスタジオの制作物に関して、ギャラリーでの展示/販売する企画ですが、それに加えていくつかのワークショップも用意しています。
もっとみるlakeと児玉奈央、というバンドがあります。
lakeと児玉奈央、というバンドがあります。恐ろしく素晴らしいバンドです。児玉奈央さんの歌が素晴らしいのは言うまでもなく、そんな彼女をlakeが包み込んで異化作用が生まれるライブが、10月15日に代官山・晴れたら空に豆まいて、であります。年に1度、あるかないかなので、本当に見てほしいのです。まずは見ていただきたいです。
lakeと知り合ったのは、今から20年近く前、小田島等くんから手渡された1本
第11話 インクに惑わされる日々
前回、「次回・分解編!」と熱く書いたものの、よくよく考えたら、まだこの時期に分解とかしちゃいない。まだまだブラックボックスなこの機械に対して、どうやって向き合ったらいいのか、悩んでいるところだったのでした。A3での印刷の端っこが掠れてインクが出ない赤でも大丈夫。それくらい「2色で印刷できる!」というだけで興奮していたのです。フォークギターでの演奏でいえば、ようやく3コードを覚えられたくらいのもの
もっとみる第10話 人との出会いで進化する現実
人との出会いに関しては、子供のころから特別恵まれているように思っています。フリーで編集者になったときも、レーベルを始めたときも、ベジ屋をオープンしたときも、スタジオをオープンしたときでさえも、とてつもなく優秀で面白い人間と知り合えたから始められたのであり、一人で自分はいったい何かできたのだろうか、といつも思ってるのです。そして、このリソグラフを手に入れて、印刷を始めようとしたときにも、それとは少
もっとみる第9話 調子悪くて、当たり前
ボタンを押せば、印刷が始まる。印刷がスタートすれば、本なんてすぐに作れるさ……と安易に思っていました。でも、悲しいかな、自分の印刷機は、スタートボタンを押すと同時に、原因不明のエラーメッセージと共に「クーーン」と音を立てて止まってしまったのです。まだ、何も刷っちゃいないのに、まだ何も始まっちゃいないのに。
プロフェッショナルへ修理依頼
幾つかの機械を分解しては壊し、いじっては潰し、またさ
第8話 後悔だらけで初印刷
「リソグラフって印刷機、結構安くなってて……欲しいんだけれど……」と僕は妻の裕美に相談していました。再びセルフパブリッシングへの興味が高まってきていた2010年の夏前くらいだったと思います。
「何言っとるん、どこに置くつもりやの。それよりも、そんなもの買ってどうするの!」と彼女は産まれたばかりの子供をあやしながら、少し苛立ちながらこう続けました。「いつか、子供が大きくなって、それでもまだ本が作
『RISOrt Week Test 1』中間報告
『RISOrt Week Test 1』中間報告、と堅く書いてみたけれど、まぁ、そんな硬い話じゃない。というか、日々、とても楽しい。なんだろ、この楽しさは。ずっとイベントってのを打っていなかったからなのか、それとも人と会えるから、なのか。もしくは、自分が関わってきたことをとりあえずひとまとめできたことへの喜びなのか?
急に書いても分からないので、少し説明。先週の木曜日(8/20)から今週の日