記事一覧
アンダルシアとわたし。
とあるピアノリサイタルで聴いたリスト「スペイン狂詩曲」が強烈すぎた。友人と計画していた海外旅行の行き先候補はスペインとドイツの二択だったが、おそらくわたしはスペイン!スペイン!とあからさまにスペインを推していたに違いない。たぶん友人は折れたのだろう、誠に申し訳ない。スペインは治安がいいとガイドブックで知り、安心しきっていたのだが、空港でガイドの方に「スペインは治安が悪い地域もある。貴重品は腹に巻い
もっとみるぶどうの工作とわたし。
まず走るのがべらぼうに遅い。運動会や体育祭という名の公開処刑場が、憎しみの対象でしかなかったのは必然だ。実力差のない、同じようなタイムを持つ生徒たちでレースをさせるという配慮など一切されなかった、やさしさのかけらもない時代である。ぶっちぎりの1着などされた日にはぶっちぎりでしんがり負けのわたしの無様さが際立つじゃないかクソが。その悔しさをバネに努力するなりして挽回すればいいじゃないかとか綺麗事を言
もっとみる