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本・読書

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読んだ本の感想や読書に関する記事です。
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記事一覧

強みを引き出す

強みを引き出す

最近、続けて70代現役看護師の方々に出会った。
皆さん、自分にできる事をさせてもらってる、無理なく続けているなど、それぞれの働き方を伺うことができた。

この先、自分はどのような働き方をして、年を重ねていくのか、自分の将来を考えることが多くなった。

自分のことは分かっているようで、わからないこともある。

以前から気になり、webで試みたがうまくサイトに行けず、他の方のnoteの記事を読み、本が

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思いを言葉にすることの難しさ 口の立つやつが勝つってことでいいのか

思いを言葉にすることの難しさ 口の立つやつが勝つってことでいいのか

アメトークの読書大好き芸人の会は好きだけど、
リアルの読書会は苦手なはしです。

本でも趣味でも人でも、大好きなものや大切なものほど、
誰かに分かってもらいたいのに、言葉にできない経験はありませんか。

大好きで大切な1冊の本を紹介したいのに、思いを適切な言葉にできず、大切なものほど言葉にすることで、思いが軽くなるというか、口から出ていく言葉が相手に伝えきれていない経験がありました。

一方で、普

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【読書】機嫌のデザインー私が大切にすべきこと

【読書】機嫌のデザインー私が大切にすべきこと

季節が変わり、職場の環境も少し動きがあった。
はっきりとした言葉では表現できないが、職場の中も、自分の気持ちも、空気がざわついて落ち着かない感じがある。
私の気持ちを平常にしてくれるのは、本の存在だ。
自分の直感を信じ、本を選ぶ。
今回、選んだ本は『機嫌のデザイン 秋田道夫』
ひと月前に読了していたが、再読する。

仕事中に感じた違和感についてを改めて気づかせてくれた部分があった。

私は30年以

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【読書】読みたいことを書けばいい。自分の心象を語るために物事の強度が必要

【読書】読みたいことを書けばいい。自分の心象を語るために物事の強度が必要

noteで記事を書くようになり、「書くこと」に関する本を読むことが増えた。
読んだのは「読みたいことを、書けばいい。 田中泰延」
本音・本気の部分とくだけた部分があって、簡潔に伝えたいことが綴られている。

今まで、あれこれ考えずに書きたいことを書いてきた。
感じたこと、自分の内面をそのまま書いていたものもある。

本の中に書かれているが、有名人・著名人でもない人間の内面語りに共感する人はそれほど

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【読書】棟方志功の生命力と美術の融合、原田マハ新作 『板上に咲く』

【読書】棟方志功の生命力と美術の融合、原田マハ新作 『板上に咲く』

行間からあふれるような生命力・強さを感じる作品。

原田マハさんの新作『板上に咲く』。
表紙は、「棟方志功」の版画作品。
読む前から、マハさんの美術物と期待が高まります。

『棟方志功』と言えば、菩薩像や力強い山などの景色を描いた版画作品が頭に浮かびます。

昨年11月、青森県立美術館で、『棟方志功』の作品を目にしてきたばかり。
ふくよかな菩薩の表情、描かれた線は、繊細さと強さを併せ持つ作風。メガ

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【読書】大人になってやめたことを読んで、人生後半を考える

【読書】大人になってやめたことを読んで、人生後半を考える

今、読んでいるのは、
『大人になってやめたこと 一田憲子著』

著者が50代になって、やめたこと、やめた理由。
やめたことには、理由があって、物事を理解し、再定義する過程。
そうすることで、身軽になっていくと。

50代って、人生の折り返し地点。

まだまだ知らないこともある。
ここまで生きてきた経験もある。

「やめる」の言葉には、マイナスな印象もあるけど、前向きなやめる、自分をいたわるやめるが

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 文豪になれる旅先! 宿泊先で作家気分を味わおう

文豪になれる旅先! 宿泊先で作家気分を味わおう

ずいぶん前から、妄想している。
それは、『ホテルに缶詰め』になる自分。

『ホテルに缶詰め』と言ったら、作家さんが、作品を生み出すために集中したい時、執筆に専念できるようにホテルに籠ることだ。

私は、締め切りが迫っているわけでもないし、編集者が原稿を待っているわけでもない。

私の妄想は、ホテル(宿)に読みたい本を何冊も持ち込んで、読みまくる。
その合間に、noteを書く。
食事はホテルの人がお

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読書がもたらすリフレッシュ効果

読書がもたらすリフレッシュ効果

読書セラピー、聞いたことありますか。
本を読むことの効能とでもいいましょうか。
セラピーというほどではありませんが、私が読書で体感していることを紹介します。

読書セラピーというと、病気の人が治療する感じがして、身構えてしまうかもしれないが、簡単に言うと、本を読んで元気になろうということだ。
読書は、私にとって、ストレス解消、不安の軽減、心の安寧に必要なもの。

仕事で読んだ本の中で、読書セラピー

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気分を上げるために。秋田道夫さんと松下幸之助さん、共通する生き方のヒントは

気分を上げるために。秋田道夫さんと松下幸之助さん、共通する生き方のヒントは

いつでも気持ちが明るくいられるわけではない。
私は、仕事で失敗したり、気がかりがあって気持ちがふさぎそうなときほど、歩く時には意識して、上を向くようにしている。
気持ちが落ち込んでいる時に、下を向いているとさらに気分が落ち込みそうだからだ。
上を向いているだけで、物事が良くなっていくような気持ちになる。

私の母方の祖母は、台所で食事の支度をしている時など、よく鼻歌を歌っていた。
子供の頃の私は「

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【読書】投稿を後押しする言葉に会える【自分に語りかける時も敬語で】秋田道夫著

【読書】投稿を後押しする言葉に会える【自分に語りかける時も敬語で】秋田道夫著

noteに投稿することで、日常で感じたことを書いているのに、今までの日常とは違う経験をしている。
通勤で見慣れた景色が今までと違って見えたりする。
書くことを考え、集中することで、すぐに気持ちを切り替えることができる。

noteの記事で多くが、「どんどん記事を投稿していこう」という内容を目にする。勇気をもらった気持ちになる。
ただ、時々「このまま、つらつらと思いを連ねていていいのか」と不安になる

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【読書】師匠 立川志らく著 志らくさんから学ぶ

【読書】師匠 立川志らく著 志らくさんから学ぶ

七代目 立川談志に弟子入りした、立川志らく。
タイトル通り、師匠との日々を志らくの視点で描いている。
さすが、噺家さんが書いただけあって面白い。
話の緩急だったり、先を読みたくなるような展開、なによりテンポがいい。
私が無知で、落語に詳しくないせいだが、古典落語というのは代々引き継がれ、同じ内容をするものだと思っていたが、話を短くしたり、笑いのネタを仕込んでいって笑いを取っていくんだと。
寄席って

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【読書】耳を貸して。子供の頃デパートで 有吉佐和子著閉店時間

【読書】耳を貸して。子供の頃デパートで 有吉佐和子著閉店時間

有吉佐和子著 閉店時間を読んでいる。
お話の舞台はデパート。
デパートにお勤めする仲良し三人組が、
配属先の違いや仕事観の違いなどで、それぞれ違った悩みを抱えるお話。

最近は、オンラインでほしい物がなんでも手に入るようになり、老舗デパートも閉店に追い込まれている。
私の住む街も、デパートとか百貨店が姿を消した。

私が子供の頃は、いつもよりいい服を着せられてデパートに行き、買い物をしたり、屋上で

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【読書】『話す力』を読みました 看護の仕事

【読書】『話す力』を読みました 看護の仕事

看護師の仕事は、医師の補助と患者さんの療養上のお世話であると法律で定められています。
医師の補助も、診察のお手伝いから、注射や検査の指示をうけて実際に行なったり、手術の時の補助(メスっとか言われて、ハイっと渡すとか)まで幅広いです。
患者さんのお世話も、車いすを押すとか体の向きを変えるとか、お風呂やご飯のお手伝いなど、日常生活のお手伝いをすることから、様々な業務があります。
その中で、大事にしてい

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[読書から]おっしゃる通り精神

[読書から]おっしゃる通り精神

阿川佐和子さんの『話す力』を読んでいます。
お父様と、一緒に旅行した時に現地を案内してくださった日本人の方の対応について書かれていました。
お父さまの言うことに対して、どんな内容も「おっしゃる通りです」と、お返事をされ、お父さまは終始ご機嫌だったそうです。

職場で、私よりも年下のAさんが、「おっしゃる通りです。ですので、この件は…」と、提案していました。少し込み入った内容であったのに、穏やかに、

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