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ゆるく販売のこと。

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気軽に読める販売のこと。 ガチガチのビジネス書のことではなく、 お店で「コレ使えるな!」 といった考えや戦略をまとめています。 ビジネス書や売場の本を読んだけれど、 文字を見た… もっと読む
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記事一覧

GWはお客を3つに分けて考える

GWはお客を3つに分けて考える

ゴールデンウィーク期間に突入した当店は、大型ショピングモールの中でそれなりに忙しくさせてもらっている。
ゴールデンウィーク中のテーマを定め、それをスタッフと共有してのぞんでいる最中だ。

そのかんたんなテーマとは、お客を3つに分けて考えるという点である。

分類は次のとおり
① 既存顧客・・・いつもご利用いただいている方
② 未認知顧客・・初めて当店を知る方
③ 離反顧客・・・しばらくご利用いただ

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添削の習慣をつくる

添削の習慣をつくる

添削の習慣をつくろうと思う。

なぜ添削するのかというと「伝えるための文章を磨くため」

今回わたしが磨きたい文章というのは、仕事で使うような報告・連絡を主体とした、いわゆる「文書」たちのことを指す。

「文章」と「文書」の違いはあるが、読み手に分かりやすい伝えるという意味では共通しているので、ここでは文章という表現で話そうと思う。

ではどのような文章を添削するのかというと、
他のお店などから送

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お正月は値上げすればいいのにね

お正月は値上げすればいいのにね

肉体的にも精神的にもかなり疲れている。

まぶたが重くなり、立っている間でも寝てしまいたいほどの疲れを感じる。

販売のお仕事ということもあり、年末から年始にかけて「お正月商戦」を迎えていた。

あまりの疲労具合に、「疲弊」という表現をしてもいいのではないだろうか?と感じる。

この疲労は肉体的なものだけではなく、精神的な疲労の比重の方が大きいように思う。

2024年は昨年に比べ人々の活動が盛ん

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店の真ん中に水槽をおきなさい

店の真ん中に水槽をおきなさい

「店の真ん中に魚の泳いでいる水槽を置いてください」
ふと、そんなセリフを思い出した。

本の名前は忘れてしまったのだが、あるビジネス系書籍の中で出てくる一節だったと思う。(うる覚えなので、セリフが違うかもしれませんがご了承ください)

人通りの多い道路に面したアパレル店が売上減に頭を抱えていた。
通行人は多いがお店で買い物してくれるお客は少なく、その対策として割引セールなどでお客の気を引こうとする

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後輩を勝たせること

後輩を勝たせること

先日、仕事(アパレル・バッグの店舗販売)で嬉しいことがあった。
そのことをここに書き留めておこうと思う。

先日、後輩から「こんなことを考えたんですけど・・・」と提案があった。
それがどんな内容かというと、ラッピンングに関するもので、
現状よりも人的コスト・材料コストなどを大きく改善できるであろうものだった。

ラッピングのことまず現状のラッピングを説明しておくと、
透明の袋に包装紙を差し込んで作

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「届ける」を考えるだけでいい

「届ける」を考えるだけでいい


マーケティングとは「マーケティングとは何か」についての定義づけをメモに残しておきたいと思う。

この言葉がとてもシンプルで分かりやすくて腑に落ちる。
マーケティングの定義については堅苦しい表現が多く、なかなかスッと自分の中に入ってこない。

例えば、フィリップ・コトラーの定義で

例えば、商店街のアパレルショップの店長がマーケティングについて学ぼうと思った時、コトラー氏の定義のような日常で使わな

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分かりやすくしないという選択肢も大事

分かりやすくしないという選択肢も大事

7月31日のMBさんのVoicyを聴き、「売る仕事をする中で楽な方に流されないように気をつけないといけないな」と再認識したことをここに書き留めておきたいと思う。

「分かりやすく説明して販売しないといけないということは、そもそも分かりやすく説明しないと理解できない人をターゲットにしているのだよ」ということ。

少しややこしく感じるかもしれないので簡単な例を挙げてみよう。
もし仮にアナタに超得意分野

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「何とかします」と決めておく

「何とかします」と決めておく

6月8日の西野亮廣さんのVoicyを聴いていて感じたことと、自分に気づきがあったのでメモとして残しておこうと思う。

内容は「先方の予定が合わないから出来ません」はプロデューサーの仕事ではない。
それをどうにかするのがプロデューサーの仕事だよ。といったもの。
出来ない状況をどうにかできる状態に持っていくこと。
それが役目を与えられた理由。

この話を聴きながら「確かになぁ」と思いつつ、私自身がこん

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3月8日は女性の日

3月8日は女性の日

3月8日は「国際女性デー」として制定され、イタリアでは女性に感謝の気持ちを込めて「ミモザの花」が贈られています。

日本のショピングモールなどのお店でも「ミモザの花」をモチーフにした商品が並んでいることが増え、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

それでも「ふ〜ん。あまり関係ないかな」
と考えている人が多いのは実際の所ではないだろうか。

わたし自身、一年前はそこまで深く考えたことが

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子どもとオトナの境界線

子どもとオトナの境界線

オトナと同じモノを使う。

お店で若い子たちの動向をみているとオトナ・子どもの線引きって何だ?と考えることがある。

・小学生が大人用のレザー財布を買う。
・中学生の男の子がレディスのデニムを買う。
・高校生の女の子がスカートを買う。

この中でも特に小学生が使うものが変化してきていると感じる。

小学生とオトナであっても、使うものに境界線はないんじゃない?

そんなふうに考えさせられる出来事に出

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初心にかえる思い

初心にかえる思い

16時頃、かなり遅くなったお昼ごはんにパンを一つ買おうと、
パン屋に向かってショッピングモールの1階を歩いていた。

行く途中にあるいつも行列ができているドーナツ屋さんに誰も並んでいない。
「今日は空いているな」と思い吸い寄せられるように、
ドーナツ屋さんのパーテーションで作られた通路を進んでいった。

小腹を満たすものを3つチョイスしお会計へ。

「いらっしゃいませ」
「お召し上がりですか?」

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ディスプレイ買いする人っているの?

ディスプレイ買いする人っているの?

アパレルのお店でトルソーが着ているコーディネートをそのまま買う人っているのか。

トルソーの上物だけ購入する人は多いけれど、
全身コーディネートそのままを買う人って本当にいるのだろうか。

わたしの感覚値にはなるが、トルソーのコーディネートをそのまま買う人は少なからず存在する。

わたしの知り合いの男性(田中さん)もその1人。
過去に
「通路沿いのトルソーコーディネートをそのままを買ってきたよ」

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エコバッグをレジ前で売る

エコバッグをレジ前で売る

私のお店では、レジ前でエコバッグを売っている。
価格は¥3,000円くらいのエコバッグ。
エコバッグとしては、少し高いと感じる方もいるだろう。
では何故、売場の前面などに陳列をしないのか?

レジに並んだ人をターゲットにしている。

なぜ、満足度が高い人に向けている?
→この店で買うハードルが低いから。

一度、イメージして欲しい。
¥3,000円するエコバッグを買おうとする時。

名前も知らない

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ドキドキする小学生の女の子

ドキドキする小学生の女の子

お店での出来事の話。
ほんわかした出来事だったけれど、サービス提供者として、
サービスとは何か?
我々は何のためにモノを販売しているのか?など、
根本に立ち返る機会になったので書き記しておきたいと思う。

小学生の女の子3人組が通路沿いに陳列してあるキャンバスバッグをみている。
お友達とおしゃべりをしながら、どれにするか相談している。
しばらくすると、一人の女の子がキャンバスバッグを両手で大事に抱

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