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はみ出しDAY

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全国各地の介護事業所にご愛顧いただいている【月刊デイ】をはじめ、弊社出版物に収まらない情報や過去の心に残る執筆記事、業界の【知っトク情報】を配信していきます。
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記事一覧

利用者の調理活動への参加とおいしい食事の両立

利用者の調理活動への参加とおいしい食事の両立

食事場面は日常生活の一つであると同時に、楽しみの一つでもあります。
「おいしい食事」は食事ケアの基本となります。

料理がおいしくないと、楽しみが半減します。

昨今「自立支援」「残存能力」の活用などを目的として、ご利用者が調理活動に参加することが多くなりました。

特に、グループホームなどを中心とする認知症ケアの現場では、積極的に調理活動が行われています。

それ自体は大変よいことですが、それだ

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介護現場で働くスタッフはこんなことに困っています!

介護現場で働くスタッフはこんなことに困っています!

実は…現場のスタッフはこんなことで困っています!
(月刊デイ編集部調べ)

多くの人が集まる介護現場からは、様々な「困った!」の声が聞かれます。

「ご利用者に関するもの 」
「ご家族との関係に関するもの」
「スタッフや業務に関するもの」

など、内容は実に多様です。

その中でも特に多く散見される困りごととしてはご利用者に関するものが多く、心身機能の低下や認知症に起因するものなど、様々な背景が複

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【認知症の方への支援10か条】

【認知症の方への支援10か条】

知っている人からすると当たり前のことかもしれませんが、振り返ることも大切です。胸に手を当て、振り返ってみてください。
また、新人の職員教育にもアレンジして使えるかもしれません。

1.認知症は、何もわからないのではありません。疾患なんです。どうか、軽んじないで「尊厳」と「敬意」をもって接してください。2.どうか急かさないでください。傍に寄り添って、ゆっくりゆっくり話してください。3.ぞんざいな言葉

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知っておきたい!ケアの質を高める「接遇」

知っておきたい!ケアの質を高める「接遇」

事業所の印象は一瞬で決まってしまいます!例えばAとBの2事業者があるとします。

A事業所では「玄関でお客様が立ったまま、すれ違う職員は誰一人《ご用件は伺っておりますか?≫など聞かないし、挨拶もしない」

もう一方の

B事業所では「お客様が来ると近くにいた職員がすぐに対応し、すれ違う時には職員一人ひとりが一瞬笑顔で挨拶をする」

この2つの事業所にもし、あなたが訪れた時にはほぼ100%に近い確率

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適切な介助を行うためには…

適切な介助を行うためには…

介護は生活を支援するサービスです。
日常生活における生活動作・社会参加を向上させ、楽しく豊かな生活を送れるように支援していくことが大切です。
そのため、本人の能力を把握し、残存能力を活用し、廃用性機能の低下を防止する事が大切です。また、身体面だけでなく、精神面・社会面にも目を向けていくことが大切となります。

要介護状態にある高齢者が自立した日常生活を営むことができるよう過介護とならないようにする

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食事はどこで味わうもの?

食事はどこで味わうもの?

「食事」を味わうのは、体のどの部分でしょうか?

もちろん基本となる味の部分は「舌」で味わいます。そのほかにも、さまざまな部分で私たち人間は食事を味わっています。

【ポイント】
・食事はいろいろなところで味わえる
・私たちはいろいろな部分で味わいながら食事をしている
・ご利用者にもいろいろなところで味わえる食事を最大限可能な範囲で提供する

【摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナ

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本人の生活・人生を支える。豊かな生活・充実した人生づくりをサポートする

本人の生活・人生を支える。豊かな生活・充実した人生づくりをサポートする

介護は、ケアプランに沿って提供され、ケアプランには、「目標」と「目標を達成するために実施すること」が記載されます。目標の内容が変われば、提供されるケアも変わり、本人の人生も変化することになります。

(例「海釣りができるようになる」の目標と「片手でピアノコンサートを開催する」という目標では、どちらの目標介護は、一人ひとりの生活・人生を支援するサービスです。したがって、介護の目標は、一人一人の生活・

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♪思い出の歌♪

♪思い出の歌♪

月刊デイで募集していたご利用者の「思い出の歌コンテスト」の集計データです。

・りんごのうた → 5票
・みかんの花咲く丘→ 5票
・ああ上野駅→ 4票
・銀座の恋の物語→ 3票
・神田川→ 3票
・矢切の渡し→ 3票
・誰か故郷を想わざる→ 3票
・ブルーライトヨコハマ→ 3票
・お富さん→ 3票
・赤い靴→ 2票
・瀬戸の花嫁→ 2票
・憧れのハワイ航路→ 2票
・夏の思い出→ 2票
・青い山

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コンフリクト(葛藤)とパートナーシップ

コンフリクト(葛藤)とパートナーシップ

気になったワードは「コンフリクト」 わたし、本を読むときは、読んで湧いてきたことがあれば、本を閉じて、しばらく湧いてきたことを探究したり、調べ物をしたりするんですね。そんなわたしが「ティール組織」という500ページもある分厚い(5センチくらいあるんかな?)本を手にしてしまったんですね^^;;;

 この本は、最新の組織論で注目されているテーマを扱っていて、興味があるところでもあるだけに、いちいち読

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介護エンターテイナー現る…

介護エンターテイナー現る…

10月10日から東京で行われている【HCR(国際福祉機器展)】と同時並行して10月11日から大阪で行われている【住まい×介護×医療展 2018 in 関西】に弊社は出展をしています!

本屋では買えない書籍を扱っている弊社では、たくさんの業界関係者に知っていただく良い機会…。ということでここ数年ずーっと編集部がこの時期長期出張に出ております。

■本屋で買えないQOLサービスの本
https://

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通所介護・通所リハの基本方針を再確認しよう!

通所介護・通所リハの基本方針を再確認しよう!

<通所介護>
通所介護(以下「指定通所介護」という。)の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない

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全国各地から1,000名が参加する「日本通所ケア研究大会」

全国各地から1,000名が参加する「日本通所ケア研究大会」

上記研究大会を企画・運営している担当者:小川のつぶやきです。
毎年全国各地から介護・医療・福祉分野の従事者の方が参加される全国大会の裏側です。

【日本通所ケア研究大会】
https://www.tsuusho.com/meeting/

年に一度の全国大会…。
入社半年で迎えた4回大会から携わらせてもらい、今年で丸10回目。

9回大会より本格的に運営を任され、初めて真剣に仕事に向き合い、
先生

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指導力を高めるコーチングメソッド

指導力を高めるコーチングメソッド

チーム内や他部署との「連携」は、多くの職場での悩みの種になっているのではないだろうか?

「連携」は口で言うほど簡単なものではない。

一般的にも、ホウレンソウ(報・連・相)の重要性はよく語られているところだが、では具体的にどのようにしたらよいのだろうか?

連絡や情報伝達の行き違いに代表される”ミスコミュニケーション”は、リスクにもつながる大きな問題がある。
逆に、連携がうまく機能すれば組織のパ

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御礼のお手紙をいただきました…

御礼のお手紙をいただきました…

7月の西日本豪雨災害の際、認知症フレンドシップクラブの横浜事務局【生活維持向上倶楽部「扉」】の代表の山出さんよりたくさんの支援物資をいただいてから2カ月半。
弊社にて送られてきた支援物資を仲介して送付した先の総社市長さんより、御礼のお手紙をいただきました。

そのことを代表の山出さんに伝えると…
以下の返信が…。

DFC横浜事務局で、戸塚支部の石川さん・青葉支部の山崎さん・港南支部の三戸さん・泉

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