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言葉について言葉にすることの難しさを対面で向き合うことで見えてくること➖『翻訳できない わたしの言葉@東京都現代美術館』➖
東京都現代美術館にて展示されている『翻訳できない わたしの言葉』は私にとってとても深い展覧会になっていた。親愛なる美術の友である友人のキュレーションなので楽しみにしていた。実際に見ると楽しみ以上に発見が多かった。
1:言葉が、翻訳が私にとって重要である理由
ここで「言葉の重要性について」整理してみたい。私にとって「言葉」はとても重要だ。なぜか。それは翻訳という行為が近年の私には生きるために必要
第8回横浜トリエンナーレに行ってきた④ー「マヌケ」と素人の乱の文学性と言葉の表現方法の違いについてー。
第8回横浜トリエンナーレを楽しむ会の4回目は「トークと政治性、そしてその表現手段」について。
今回は「野草:いま、ここで生きてる」実践編を旧第一銀行で拝聴してきた。
今回の登壇はこの3名。
芸術総指揮を務める盧迎華と劉鼎の二人と素人の乱の松本哉氏。横浜美術館の蔵屋美香館長がモデレーターを務めるとのこと。
旧第一銀行会場は何回も通っている。東南アジアの版画文化について思い入れのある私。特にInt
「わかりやすい」は恐ろしい程にかっこいい。ー「青山悟 刺繍少年フォーエバー@ 目黒区美術館」を鑑賞して感じたことー
わかりやすいって現代美術においてとても勇気がいることだと思うのです。
最初に明確に定義させて頂きます。こちらの展覧会が開催されている目黒区美術館は解体予定とのニュースがあります。
「この展覧会の関する文章と目黒区美術館再開発計画に関する見解は明確に区別します」ということをここに定義させて頂きます。なのでこの文章に関して目黒区美術館再開発計画に関しては触れません。コメントを求められてもこの文章に
Seina Morisako の自己紹介(2024年度版)
自己紹介はアプデすべきと実感したので改めて。2024年4月版です。
基本的には前回の自己紹介記事のリライトですが、色々付け加えています。
1:Seina Morisakoの基本情報
横浜在住のカナダの大学に正規進学している留学生の母です。現在の拠点は日本の横浜です。2022年8月にマレーシアのクアラルンプールから横浜に帰ってきました。(こちら何度も言ってるのですが今だに海外臭が抜けてないようで
「見えないものが見えない人」には「見えないものを見える人が大事にしてるもの」がどのように見えるのだろうか。
第 17 回「shiseido art egg」第 2 期展 野村 在展 「君の存在は消えない、だから大丈夫」のイベント、野村さんのアーティストトークが4月10日の夜に開催されました。
今日このトーク聞いた方がいいって気がしたんですよ。なので午前中母親の家に行って訪問介護をして帰宅したのですが、やはり行くべきって思って再び出かけました。
私の読みってマジ当たる。結果としては本当に行ってよかった
第8回横浜トリエンナーレに行ってきた③ー国際芸術「祭」を日本語話者として日本で体験する楽しさと違和感、その感覚の回収方法についてー
日本語って難しくて面倒くさくて愛おしいですね。
今回の横浜トリエンナーレは、横浜市民パスを購入したので何回も出かけています。
最近は初めて行く方とご一緒することもありとても楽しいです。ちなみに今回は周遊バスがないんですよ(以前はあった記憶)。なのでご一緒する方が初めての場合はこんなルートで回ってます。
そして、私は黄金町をお昼に選択するのは大きな理由があるのです。それは安部 泰輔さんの展示「
「言葉にできない」俺の想いを大事にしようー「MAMコレクション017:さわひらき」トークイベントに参加してきました。ー
こちらの展示のトークイベントに参加してきました。
このトーク。ちょうど上がったタイミングに気がつけました。精神科医の西條朋行先生とさわひらきさんが「さわひらき作品を精神科医的側面からの分析」というスタイルのようでした。
その前に私、パーソナルトレーニングに参加してまして、そこからすっ飛ばして参りました。お馴染みの森美術館。お馴染みのお顔が多くて安心しました。しかし、最初渡されたのはインカム。
なぜ私は子供に文化芸術を実体験させることにここまでこだわるのか
だって体験しなきゃ、知らないままじゃん。
本当にドタバタした日々を過ごしたまま気がついたら2024年の3月が終わろうとしている。もうすぐ4月だなんて、そんなの聞いてねえよ。
最近強く「自分の立ち位置」について考える。特に自分が好きな文化芸術についてである。最近、SNSに短くこんなん観ました、と投稿したものがそんなに意味があるのか、と思うことが多くなった。フェアとか、イベントがあると一斉に投稿が
第8回横浜トリエンナーレに行ってきた②ーパンカチーフのワークショップに参加したー
芸術祭の長時間のワークショップって誰が参加してるの?って思ってたのよ。
さて、第8回横浜トリエンナーレの連続記事第2回目。既に一通り回ったのだけど今回は「市民としての参加」を意識しています。だって横浜市民だもの。
今回はパンカチーフの刺繍ワークショップに参加したことについてです。
パンカチーフとは。
(ナンシー・リウ[劉南茜]、マイケル・ルン[梁志剛]、ジョン・ユー[余在思])(香港)の主要メ
第8回横浜トリエンナーレに行ってきた①ー横浜美術館とBank Artー
第8回横浜トリエンナーレが開幕でございます。
まずは横浜美術館に行ってきました。
今回は私、横浜市民であるので市民フリーパスを購入。初めての地元開催の芸術祭。「地元民としてどう楽しむか」、という視点で楽しみたいと思います。
横美の展開は一言で言うと面白く、深く、とても重い。トリエンナーレの日本語訳は「3年ごとの芸術祭」。この問いかけの部分がとても多い。展示を受け止めるには相当の体力が必要な気が
Bear strikes back but I'm still aliveー20240323 休んでいいし、選んでいい、癌サバイバーの私がキャサリン妃に伝えたいこと。
お久しぶりです。ちゃんと生きてます。
この闘病関係のnoteだけ読んでる方はいらっしゃる人はいないと思うのですが、私、ちゃんと生きております。
諸事情ありまして配膳のバイトは終了になり(ご迷惑かけたことを深くお詫びします)、本職をしっかりやる時期でしょという啓示にいくか遭遇し、ちゃんと動かねば、生きねば、と思いを新たにしています。
そのような中、キャサリン妃が初期ステージのがんであることがわ
日本の美術館においてベビーカーが透明でなくなる転換点に居合わせた透明だったかつての私。
美術館で幼子を連れた日本の親はなぜ透明であったのか、かつて幼子の母であった俺の語りを聞いてくれ。
先日、一瞬、一般にも話題沸騰になった国立西洋美術館の展示に行きました。
上記のnoteでは触れなかった部分「美術館におけるベビーカー/車椅子ユーザー」について子連れ鑑賞を続けきたい自分も触れるべきだと思い始めたので、自分なりに整理してみたいと思います。
私は17年ほど子供を連れて現代アート界隈を
超久しぶりに国立西洋美術館に行った。
2024年3月12日、超久しぶりに西洋美術館に行きました。理由はシンプル。こちらの展覧会。アクティビストの話題ばかりになって展覧会そのものの内容が全然わからなかったから。
パフォーマンスとアクティヴィズムの話題はこちらがよくまとまっているのでぜひ読んでほしい。
ちなみに私はこのアクティヴィズムに対して賛成でもあり残念でもある複雑な感情を感じていた。どうも整理ができなかった。
でも、一番感じてた
私の中のPERFECT DAYS
PERFECT DAYS.
今、私がどハマりしてる映画です。先日、2回目を家の近所の映画館で観てきました。
毎回泣いてますし、今、寝る際に聞いてるプレイリストはPERFECT DAYSに出てくる音楽のプレイリストです。
私はこの映画で「日々を大事に過ごすことの大切さ」と教えてもらえてる気がします。
派手なことや新しいことがない、日々の繰り返しをパーフェクトと思えるのは、色々あっても今、生きて
Bear strikes back but I'm still aliveー20240123 飛び回ってる私が頑張ってる女性達に伝えたいこと
みんな頑張ってる。みんな頑張ってるよ。
皆に驚かれます。あなた、なんてスピードで動いてるの?って。
私は知ってるんです。動ける時しか人は動けないって。
確かにおかしいです。12月に関西、年末にカナダへ。そして1月に全身麻酔の手術。その約2週間後に東南アジアを飛び回りました。その後、青森に行って、母の入院のサポートを行います。その後にも東北や関西に行ったりする予定。
そうなんです。子宮全摘手術
若くない私が長距離旅で気をつけてる7つのこと
気がついたら本当によく飛行機に乗っています。特に一人で移動が増えました。美術関係、飲食関係でのプロジェクトに参加できる喜びを噛み締めています。
私もいい歳、しかも病気持ち。いつまでこのような生活ができるかどうかわかりません。なので行ける機会がある時行ってみよ!という精神でどんどん行こうと思っています。
しかしより年並みには勝てません。自分が若くないことを認識した上で旅を楽しむためにどの様なこと