宝積たまる
文字で伝えたい人。エッセイ、詩、小説、掌小説、企画。
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クリームイエローの海と春キャベツのある家を読んで創作したくなっている
せやま南天さんのデビュー作『クリームイエローの海と春キャベツのある家』読み終えました。
安富さんという登場人物が、優しさに溢れていて、事あるごとに主人公に寄り添ってくれて、一番好きな人物です。こんな人が同僚や上司にいてくれたらなと思います。
一番好きだった場面は、春キャベツが初登場する所です。目の前が一気に春キャベツ色になりました。春キャベツを食べたくなりました。実際に、僕の今日の献立は春キャ
そうだな
僕にとってのきみといた日々は
そうだな
チョコを湯煎するような日々だった
同じチョコなはずなのに
きみが湯煎し形を変えてくれたチョコは
確かに違う味がした
きみと見た故郷が
同じ故郷なのに違うのに見えたように
そうか
もしやこの現象を
みなは恋と言っているのか
デジタルバレンタイン
デジタルバレンタイン、略してデジインが大流行中だ。
350年前に人体の完全電子化を果たした人間は、遂に死ぬことから解放された。
当初は皆喜んでいたが、150年生きたくらいから一番の願いは死ぬことになった。
ただどうやれば死ねるのか、長年解明されなかった。
しかし多くの天才達の研究の成果により、どうやら
2月14日にチョと214回連続で叫べば死ぬことができることがわかった。
それから2月