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〈いのち〉の大切さを知る体験講座
咄嗟の出来事(例:緊急事態への偶発的な直面)に対しての「対処・対応する能力」と,身の回りに生起する数々の問題を発見・解決する「問題解決能力」とは似て非なるものです。こどもたちに適切であると思われる言動等を求める前に,まずは私たち大人が誤った知識の習得や指導及び教育を行わないことが重要です。そのためには,大人(特に,「先生」,「講師」及び「インストラクター」などを名乗る者)の日常的な〈学び(研修と修
もっとみる「思いやり」と温情主義―ポストモダン終焉期の実相〔12-2〕
7 ポストモダン終焉期の諸相
(1) 〈言語能力〉及び〈言語運用能力〉低下の弊害
私は,県教委及び教員免許必修科目を担当する教育系大学講師の職員歴を含め,高等学校の教員を29年間勤めました。学校での専門教科は国語(大学では「教育課程論・教育方法論」,県教委では人事管理,研修管理,生徒指導,総合的な学習の時間,キャリア教育,特別活動,産業社会と人間,学校図書館(学)などが担当)でした。
教職の晩年
大学入学共通テスト不要論―ポストモダン終焉期の実相〔12-1〕
【プロローグ】
「塾長の述懐」シリーズの第12弾(その1)です。
第11弾のメインテーマは「「地頭」を「鍛」えれば受験はクリアできる」でした。そして,そこで私は,「地頭の鍛錬」とは,すなわち(各個人の)〈言語能力〉及び〈言語運用能力〉を鍛えることであると指摘しました。延いては,それは(各個人の)「感性・情緒」を豊かにする一つでもあったのです。
本ブログでは,第11弾を受け,ポストモダン終焉期の