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世界の景色

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訪れたことのある世界の街や海外旅行への思いについて書いてます。
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アイスランドで巡り会えた、碧い氷山と赤いオーロラ

アイスランドで巡り会えた、碧い氷山と赤いオーロラ

氷の放つ、凛とした美しさに惹かれる。
幼い頃に目にした、朝日を受けて輝く氷柱があまりにも美しくて、今でも鮮明に思い出すことができる。ひとつまたひとつ、手に取っては溶けてなくなるまで自然のなせる神秘の美しさを見つめていた。

当然のことながら、氷と炎の国として名を馳せるアイスランドには大きな憧れを抱いていた。自然の織りなす巨大な氷河や氷山を間近で見てみたい。

そのチャンスは今年4月に訪れた。

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クリスマスのニューヨークを一度訪れてみたかった。

クリスマスのニューヨークを一度訪れてみたかった。

ニューヨークを訪れるなら、クリスマスシーズンにしよう。ずっとそう決めていた。

まるで絵本のような、子供達の夢がたくさんつまった、ロックフェラーの大きなツリーを、ひとめ見たかった。

その夢を実現するチャンスが、先日ようやく到来した。

■長距離列車でボストンからニューヨークへ

ボストンからニューヨークは長距離列車を使っておよそ4時間弱。家族4人で往復合計、約$830かかる(涙)。

子供達のリ

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街中おばけ屋敷の次は、巨大ターキー参上!アメリカの秋は賑やか。

街中おばけ屋敷の次は、巨大ターキー参上!アメリカの秋は賑やか。

日本はワールドカップ一色のようだが、アメリカはサンクスギビングデーを迎えていた。この日ばかりはスーパーも閉店するので、少し前から、師走のような忙しなさだった。

アメリカ人によると、サンクスギビングデーにやることと言えば、家族でサンクスギビング料理を食べる。そしてテレビを観る(主にアメフト観戦)。なんだそうで、さながら日本のお正月。

日本にいる時は、サンクスギビングなんてそんなに意識していなかっ

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夏のボストンでやってみた!

夏のボストンでやってみた!

ボストンはすっかり秋の空。11月から始まる長く厳しい冬に向け、これから一気に寒さを増していく。今のうちに夏のボストンを振り返っておこう。

◆やっぱり感動!行ってよかったホエールウォッチング

この夏は母の容態悪化で一時帰国していたため、ボストンで過ごす夏は短かったけれど、ボストン夏のベストワンは間違いなくホエールウォッチング。

本物のクジラを子供に見せたくて(私も一度見たくて)、ベストシーズン

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アメリカに住んでみたら、想像以上にペーパーレスだった話

アメリカに住んでみたら、想像以上にペーパーレスだった話

アメリカ移住初心者のLarge cedarです。

アメリカに来て印象的だったことの一つ。それは思っていた以上にペーパーレスが進んでいたこと。役所系手続きもペーパーレスなうえにシンプルで驚きました。

もちろん紙の個人用小切手(パーソナル・チェック)がまだまだ使われていたり、ファミリードクターの遠隔診療がzoomじゃなく単なる電話だったなんていうアナログな場面に遭遇することもあります。
でも日本の

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フライト13時間の旅景色

フライト13時間の旅景色

3日前、東京からボストンに引っ越した。

夫の転勤のため、オミクロンが猛威をふるっているさなかに海外渡航するという稀有な体験をした。

成田国際空港のチェックインカウンターは記憶と全く異なる光景だった。

乗客もグランドスタッフもまばらで、ほとんどのエリアで電気が落としてあり、暗く静かだ。

いつも列をなす税関や手荷物検査も乗客の気配がほぼ無い。検査員達が所在なさげに立っている。出国手続きは全て待

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香港の底なしパワーはどこから来ていたのか。

香港の底なしパワーはどこから来ていたのか。

友人Mと香港を訪れたのはもう15年ほど前だろうか。

Mと私はたまたま同じ駅で一人暮らしをしていたので、仕事が終わると駅前のカフェ ラ・ボエムで待ち合わせて、よく夕食をともにした。

来月あたり香港行かない?
そんな提案をするのはだいたい私で、
だいたい断らないのがMだ。

私とMは、エキゾチックな大都会へパワーチャージしに行くことにした。

■立ち込めるような熱気

こんなご時世でもなければ、香

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イタリア旅行なんてベタすぎる。

イタリア旅行なんてベタすぎる。

イタリアは、いかにもロマンチックすぎるから。いつでも行けるから。何となく想像がついてしまうから。様々な理由をつけて避けてきた国だった。

でも10年前、新婚旅行を機に訪れた。おそらく新婚旅行という大義名分がない限り訪れることはないだろう。この機に飛び込んでみよう。ふと、そう思ったのだ。

実際に訪れたイタリアは隅から隅まで美しかった。”粗”とか”ボロ”といったものが一切ない。品の良い石畳の道を辿っ

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ベトナムの北で、アジア情緒を感じる

ベトナムの北で、アジア情緒を感じる

最近PCの具合が悪い。まめにバックアップようと思い、外付けドライブをつなぐ。そこには昔の旅先の写真データがおさめられているものだから、ついついクリックしてしまう。

ベトナムを訪れたときの写真だ。

ふいに休暇がとれたので、オフシーズンのベトナムを旅先に選んだのだった。雨季なので、夕方になるとバケツをひっくり返したような豪雨に悩まされた記憶が蘇る。もう10年前になるだろうか。

ベトナムは南北に長

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小さなオーロラ、カーテンみたいなオーロラ、いずれ赤いオーロラ。

小さなオーロラ、カーテンみたいなオーロラ、いずれ赤いオーロラ。

最近、旅景色に飢えている自分に気付く。せめて写真で振り返る旅に出よう。

オーロラ・ウォッチの旅に出たのは8年前。カナダのホワイトホースはオーロラ遭遇率が90%以上という情報を得て旦那さんと意欲満々で向かった。

バンクーバーでトランジット。バンクーバーも素敵な街。いつか訪れたい。

バンクーバーから一気に北上して、アラスカの手前まで。徐々に秘境感が深まってくる。

地図:YM Tours Ltd

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北欧縦断の旅

北欧縦断の旅

北の最果てノルウェイ・トロムソを去り、デンマーク・コペンハーゲンへ。

フライト中に各国の土地の様子を見るのは楽しい。ノルウェイは素朴。野ざらしな土地。

デンマークの領地に入ると、よく整地された土地が広がる。

空港から電車で15分ほどの位置にあるコペンハーゲン中央駅。

夕方の駅前。仕事帰りの人々が足早に行き交う。
そんななか日本でお馴染みのベーカリー、アンデルセンを発見。実はアンデルセン創業

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北極に近い街へ一人旅した話

北極に近い街へ一人旅した話

12年前くらい、ずっと憧れていた北欧へ、極夜のクリスマスシーズンに一人旅をした。

厚い雪に覆われたまっしろな街を、橙の街灯があたたかく照らす写真を見てから、北欧は冬に行くと決めていたのだ。

行先は北極圏にあるノルウェーのトロムソ。

真冬の北国のフライトは予想通り遅延。到着は真夜中だったけれど空港バスも動いていたので一安心。

翌朝。午前9時頃まで夜のように真っ暗だったが、10時を過ぎる頃には

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あなたの好きな国は?

あなたの好きな国は?

あなたの好きな国はどこですか?(日本は除く)

多くの人は、生まれて初めて自分自身で渡航した国を挙げるのではないだろうか。

子供が生まれる前は、多くの国々を訪れた。メキシコ、モンゴル、フランス、ノルウェイ、デンマーク、ベトナム、オーストラリア、イタリア、カンボジア、カナダ、韓国、中国、タイ、米国。

そして、学生時代に初めて訪れた国が、イギリス。

パブで出てきたギネスの、あまりのぬるさに衝撃を

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